《神様はチートはくれないけど元々俺のステータスはチートだった》魔法學園編 一章 初日3

「親分どうか俺を弟子にして下さい。」

 レッグが頭を下げる。

「無理だと言っているだろう。」

 何度目かわからないやり取りを繰り返す。

「そこをどうにか。お願いします。さっきの無禮は謝りますんで。」

 この言葉も何回目だろうか。

 レッグとの試合の後彼は何度も俺に弟子にしてくれとせがんでくる。

 正直教えるのがめんどくさい。

「あのな、いい加減諦めろ。」

 それでもとレッグがすがりつく。

 他の生徒たちは席についているのだがレッグだけは未だ座っていない。

「貴方のような意見を堂々と言える人になりたいのです。」

 俺は深々とため息をつく。

 

   ガラガラガラ

 教室の扉を開ける音がする。

 先生らしきってきたのだ。

 は教卓の前に立ち、俺とレッグを見て目を丸くした。

「どう言う狀況だ?」

 何とか狀況の説明をするとはため息をつき、レッグに著席するように指示した。

 流石にレッグも先生に言われると従った。

「私は今日からここのクラスの擔任になったシルフィだ。一切手を抜かないから覚悟しろ。」

 名前の割には厳しそうな自己紹介に生徒一同は唾を飲む。

「では自己紹介をしてもらう。右端から順に1人1分、合計38分〜39分以に終わらせろ。終わらなかったら今日から宿題をありにしてこの1年間宿題の量を8倍にする。」

えー、と教室のあちこちから文句が聞こえる。

「黙れ。今からお前らはここので生徒だ。教師に逆らったら宿題は10倍だ。」

 鬼だ!

 クラスの全員心の中で綺麗にハモった。

「じゃあ1番前の右は、グリッグか。自己紹介を始めろ。」

 グリッグと呼ばれた子は名前を呼ばれると立ち上がった。

「グリッグ・アルセだ。24階級29位だ。好きなものは友。嫌いなものはリア充だ。」

 グリッグは自己紹介を終えると靜かに座った。

 特に拍手などは無い。

 次にその隣のフレアが立ち上がった。

「私はフレア・ラナール。主に剣が得意で魔法も使えます。仲良くしたいのでよろしくお願いします。」

 フレアのしっかりとした自己紹介に拍手が起こった。

 グリッグはなぜ自分の時に拍手が起こらなかったのが不思議なようだった。

 そんなことは置いておいて順調に1人1分の自己紹介をこなしていく。

 俺の右橫の年の自己紹介が終わり拍手が起こる。その間に立ち上がる。

読んでくださりありがとうございます。

サブタイトルを學園から初日に変えました。

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