《村人が世界最強だと嫌われるらしい》二難去ると、次は災難が起こります 1
その翌日。
「ふわぁ〜、おはようみんな〜」
「スー……スー……」
「って、みんなまだ寢てんのかよ……しょんねぇ、飯の支度でもするか」
烈毅を囲むようにして眠っていたレーナ、ミーシュ、ルノ、ナーシェは、まだお疲れなのかぐっすりと眠っていた。ファイアは、外で大きな鼾をかきながら眠っている。
太はすでに最高到達點まで登りきっていた。
「あぁ、もう晝か。し寢すぎた」
そんなことをボヤキながらも、せっせと調理の支度を初めていく。
まずは焚き火の準備。そこら辺に落ちていた適當なサイズの木を組み立てて、指を鳴らして火をつける。烈毅だからできる蕓當だ。
次に食料。食料は、空を優雅に飛んでいた鳥に石を當ててキャッチする。鳥を三匹程確保したら、後は皆の口のサイズに合わせて切った後、焼いていく。ファイアの分は無かったことにしよう。
それから々な調味料を"異次元アイテムボックス"から取り出して味付けをし、皿に乗っけたら完だ。
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烈毅は、冷めないうちに食べてもらいたかったため、急いで四人を起こしに行った。
「おい起きろ〜。飯だぞ飯!」
「スー…………」
を揺さぶっても起きない。幾度か顔を叩くも、全く目覚める気配はない。
「こいつら眠り深すぎだろ……仕方ねぇ。『あれ』やってみるか」
烈毅は立ち上がり、ほんのしだけ殺気を周囲に放つ。すると、それに反応するかのように四人が立ち上がり、戦闘態勢を取る。ファイアも、それに気づいて目を覚ます。周囲にいた鳥達も、その殺気に當てられ気絶し、地面へと落ちていった。
「あれ? 前はこんなに殺気濃くなかったんだけどなぁ……あ、起きた?」
「戦闘態勢、戦闘態勢! 直ちに周囲の警戒にあたれよ!」
「お前どこの兵士だよ……寢ぼけんのかナーシェ? 俺だよ俺。烈毅だよ」
「んあ? ああ、烈毅ね。……待って。なんで殺気なんて出してるの?」
「ああすまん。起きなかったからわざとやってみた」
「あっそ。それはいいから、早く殺気収めて頂戴。ほら、外でファイアが暴れてるし、ルノとレーナがビビってるわ」
『どこのどいつだ!? こんな晝っぱらから殺気なんて散らかしてる愚か者は! 殺してやるわぁ!』
「ほんとだ……そういうお前は足が生まれたての小鹿みたいに震えてんぞ……」
おかしい。殺気は収めたはずなのにれていた? 昨日の戦闘といい、しだけ変化があった?
今までこんな変化は無かった。昔は突然あった。まだレベルがMAXと表示される前は。だが、MAXと表示されてからは、一ミリも強くなったという変化という変化は無かったのだ。
それが、今になってここで変化をじるというのは、どういう事なのか、烈毅にはサッパリわからなかった。
「まぁ、すまんかったな。外で暴れてるファイアは俺から言っとくから、お前らは飯にしろ」
そうして、一行は食事を終えた後、今後どうするかを話し合う前に、どうして襲われたのかを聞いた。
「お前ら、どうして捕まったんだ?」
「……それは、烈毅達が帰ってくる一日前の事何だけど、ファイアが張ってくれていた幻魔法が何者かに突然破られたの。それでね、それに気づいたファイアが急いで私たちを連れ出そうとしたのだけど、何人もの冒険者が直ぐに押し寄せてきて……」
「それでお前らも戦って、捕まっちゃったって訳か……」
「うん……最初は、ファイアも私達を庇ってくれてて、私達も応戦できていて何とか攻撃は凌げてたの。だけど、途中から王様とか超上級ジョブの冒険者が來て、それから一気にやられちゃってね……」
その時のことを思い出したのか、それを言っていたナーシェの手のひらはく握られ、ほかの皆も下を俯いて、自分の弱さを酷く痛していた。あのファイアでさえもだ。
「それで、捕まって烈毅の居場所を聞かれたんだけど、わからないって言ったら吊るされてね……」
「すまなかった。その時その場に居てやれなくて。毆りたきゃ毆ってくれ。こればかりは本當にすまん」
その話を聞いて、ミーシュも複雑な気持ちの中、頭を下げる。だが、皆は二人を攻めたりはしなかった。
「きっと、烈毅達も何かあったんでしょ? それはわかる。わかってる。じゃなきゃ、私達ほっといて帰ってこないなんて事無いもんね!」
その言葉に、烈毅は改めて仲間の大切さを學んだ。そして三人を抱き、「生きていてくれてありがとう」と伝える。その行に、三人は顔を赤めながらも、「次はしっかり守ってよね!」と笑顔で答える。
「も、もう大丈夫だから、今後について話しましょ!」
烈毅の溫もりに耐えられなくなったレーナが、話を突然切り替える。烈毅も、それに賛し、話題を変える。
「じゃあ、この後どうすっか? 何とかしてあいつら止めなきゃならんしな」
「…………その事なんだけど」
「ん? どうした?」
「サーベス國とも協定を結んだの、メルクリア國」
烈毅とミーシュは、その事を知らないのは當然だ。その事に、二人は目を見開いて驚愕の表を浮かべる。
「まじか……ってことは、ほぼ世界中の國が一つになったって事か……でも、まだ全部の國が敵にならなくて良かったな」
「いえ、それがね……私達もこれは昨日知ったばかりなのだけど、サーベス國が殘りの小國を呑み込んで、この世界一番の大國になったんだって……」
「……じゃあ、もう世界は俺達を殺すために一つになったってことなのか……」
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