《世界一の頭脳を持つ母と世界一力が強い父から生まれた雙子》第10話 オアシス
砂漠はとても歩きづらいとは聞いていたがここまでとは思わなかった。
ただでさえ、雲ひとつなく、太がらんらんと照りつけているというのに、日除けするものは何も無い。
ついには、前を見ることすら辛くなり、ずっと下をみて歩いていると、
「著いたよっお兄ちゃん!」
という凜の聲がした。
ゆっくりと、目線を上げると、そこには確かに、木々に囲まれてながらも水が湧き出ていた。
「本當だ、、、。」
「ねっ!言ったでしょ?」
凜は自慢げにそう言った。
オアシスを凜のおかげで見つけることは出來たが、凜の目の良さは異常だ。
僕は、メガネをするほど目は悪くない。
それなのに、僕は、凜がオアシスを見つけたと言って、その方向を見た時、僕がオアシスを見つけることはなかった。
「どうしたの?お兄ちゃん」
「あっああ、いや、何でもない。」
「そう?」
納得のいかないような表だったが、が乾いたのか、水の近くに行き、手で水をすくい、ごくごくと飲み始めた。
「ぷはぁ、、あー生き返った〜お兄ちゃんも飲もうよ〜」
「いい飲みっぷりだな、今行く。」
ごくっごくっ
凜にならい、水を手ですくい、飲む。
「いい飲みっぷりだね〜」
「ははっそれ、僕の真似?」
「うん〜」
「似てないな、、、」
「うるさいっ!」
ボコッ
事実を言っただけなのに、頭を叩かれた、、、
「おいおい、気をつけろよ、凜。お前のげんこつまあまあ痛いんだから、、、」
「えー?そんなことないよ〜」
いや、そんなことあるから言ってるんだよ、、、
本當に、凜のげんこつは、手加減されてないからすごい痛いんだよなぁ、、、
「ははは、、、」
そして、僕と凜は特に行く所もないし、空を見たじ、夜が近そうなので、この場に留まることにした。
そして、夜になり、代で見張りをするということで、凜が橫で寢ていた時だった。
ザクッザクッ
「!?誰か來る、、、」
誰だ、、、?砂漠に遭難しているこの世界の住人か、、、?
いや、そんなわけはないか、、、今は夜なんだから、、、。
ザクッ
ぴたっと僕と凜からし離れたところで足音が止まった。
そして、ゆっくりとこちらに寄ってくる影にじーっと目をこらして、見ていた。すると、、、
「あなたは、どちら様でしょうか?」
とその影が聞いてきた。
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