《世界一の頭脳を持つ母と世界一力が強い父から生まれた雙子》第12話 はじまり

なんなんだ、この男、、、。

リンの名前を聞いた途端雰囲気が変わった。

先ほどまでは、穏やかで、あくまでも紳士的と言う雰囲気だったのに、口調こそ変わってはいないが、明らかに雰囲気が変わっていた。

「あの、、、つかぬ事をお聞きしますが、ネニメアを知っていますか?」

「ネニメア?何ですか、それは」

「いえご存知ではないのなら、いいのです。お忘れください」

「はぁ、、、分かりました。」

「違ったか、、、このかと思ったんだがな、、、」

!?この男、、、口調まで変わった。

しかも、凜と同じ名のを探しているのか、、、?

怪しいな、この男。

「どうかしましたか?ユアンさん?」

「ゴウさん、何でもありません。申し訳ありません、妹さんに変な質問をしてしまいました。」

「そうですね、、、ちょっといいですか、ユアンさん。」

「?はい。」 

僕はネニメアとは何なのかが引っかかり、凜から、離れた場所でユアンに聞いてみた。

「教えて頂けませんか?ネニメアとはなんなのか。」

「リンさんには言わないでくださいね?」

「凜に聞かれたくはない話ということですか?」

「ええ、まあ。リンさんには言わないでくださいよ?」

「ええ、分かりました」 

話の容次第だけど。 

「それでは、お話しましょう、、、」

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