《世界一の頭脳を持つ母と世界一力が強い父から生まれた雙子》第16話 これから
「ははは、、、」
えーまじか。凜は、魔法が使えるってことだよな、、、?
いや、まだ分からない、、、
もしかしたら、自分が魔法を使えるって分かってないかも!
「凜っ!凜、起きて」
「んーお兄ちゃん?」
真相を確かめるべく、僕は無理矢理凜を起こした。
「どうしたのー?、、、ていうか、ここどこ??」
「あーここは、、、」
「私の部屋ですね。」
「そうそう、ユアンさんの部屋、、、ってええ!?」
「そうなんだーユアンさんのお部屋かーいつのまに、ユアンのお部屋にお邪魔してたの?」
凜のごもっともな意見は、置いといて、
「ここ、ユアンさんの部屋でしたか、、、」
「ええ、まあ。」
「なんか、すみません。」
「いえいえ、マジックトール使い手ならみんなこんなじですから。」
「そうなんですか、、、」
いや、マジックトールの使い手違うけど、、、!
そんなことより、
「凜、お前魔法が使えたのか?」
パチクリ
「いきなり何で?」 
「いいから、答えて」
「うん、使えるよ」
watt!?うわ、まじか
えっちょっと待って。僕にそれ言おうよ、、、
「何で言わなかった?」
「だっていう必要ないでしょう?」
「へ?」
いう必要は確かにないけど、普通言わないか?
家族だよ?
「それに、お兄ちゃんだって、私の魔法見てないわけじゃないし。」
「えっ?見たことあるっけ?」
凜の魔法見た覚えないんだけど、、、!
「さっきの、砂漠で、オアシス見つけたでしょ?あれ、視の魔法使ったの。」
えっあれ?てことは、すごい目がいいってわけではなく、あれを視したってこと? 
「あーあれか、、、」
「うん、あれ。」
「それで、お兄ちゃん、どうやってユアンさんの部屋に來たの?」
「あーえっと、このペンダントを使って、、、」
「ふーん」
なんか、凜が冷たい気が、、、
「まあ、いいや。砂漠から移出來たのは良しとして、これからどうするの?」
「これから、、、」
【書籍化】外れスキル『目覚まし』、実は封印解除の能力でした。落ちこぼれの少年は、眠りからさめた女神達と優しい最強を目指す。【コミカライズ企畫進行中】
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