《世界一の頭脳を持つ母と世界一力が強い父から生まれた雙子》第17話 護衛生活の幕開け
どうしようか、、、。
砂漠ではなく、この男、ユアンの部屋に移出來たのは嬉しいが。
「もし、よろしければ私の護衛をしていただけませんか?」
「は?」
いや、あんた元騎士だよな?
「ユアンさん、護衛とはどういうことなのですか?」
僕が言うよりも先に、凜が聞いた。
「実は、、ある殺し屋に命を狙われていて、、、」
「ある殺し屋とは、どなたなんですか?」
「それは、、、言えません。」
「言えない、、、?それでは僕と凜に、殺し屋が誰かも分からないのに、守れと言うのですか?」
「お兄ちゃん、、、!」
「1つだけ言えるのは殺し屋は、黒い、烏のような格好をしています。」 
黒い烏のような格好、、、ね。
「ちなみに、報酬は?」
「しばらくの間護衛して頂けるのならば、住む場所と、食料。そして、金が報酬です。」
「なるほど、、、」
報酬はものすごく好都合だが、その分、護衛がキツイのか、、、?
簡単にうんとはうなづけないな、、、
「それなら私は構いませんよ?ユアンさん」
え?凜?なに言ってる?? 
「お兄ちゃんは?どう?」
ああ、そういうことか。
「僕も構わないよ、凜」
「よかったです。それなら、早速明後日からでもよろしいですか?あなた方の家や、渡す食料と金を用意してたりしたいので。」
「ええ。構いませんよ」
こうして、僕達のユアンの護衛生活が幕を開けた。
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