《強大すぎる死神は靜かに暮らしたい》死神は良い人だった

私はサフィア

仲がいい友達はサフィなんて呼ぶ

私は勇者だ

もともとは小さな村に住んでた

しかしある日

教會の人達が私を王都まで連れていった

教會の偉い人に言われた

勇者だと

人類の希だと

魔を討ち滅ぼす者だと

私はその時、村娘から勇者になった

それでも頑張った

振った事の無い剣を握った

著た事の無い鎧を付けた

戦った、神の敵と、魔族達と

私が頑張れば皆が笑顔になるから

悪魔の霧が出たと言われたのは一ヶ月前だった

すぐに討伐しに向かった

しかし迷った

一緒にいた魔法使いは勇者が希だと言ってない食料を私にくれた

私だけが生き延びた、悲しかった

せめてもの償いで『魔法使いだったそれ』と一緒に抜け出そうとした

無謀なのは分かっていた

心のどこかで置いていけ、捨てろと言っていた

転んだ

転んだら今まで背負ってきた全てが崩れてきた

泣きそうになった、泣きたかった

そんな時、死神は來た

黒の外套に大鎌、骨の顔はびっくりした

私はこの霧の正だと思った

すぐに剣を抜いて立ち向かった

その後の記憶はない

起きたらベットの上だった

隣に男が座っていた

男は黒髪で黒目、優しそうな

ボケっとしたような顔だった

だが聲を聞いて分かった

死神だと

だが違った

いや、死神は死神だったけど

死神は死神じゃなかった

私の中で死神はただの優しそうな男に変わった

ただ…

何か、よく分からないけど惹き付けられる

し、怖いような

不吉な

そんなじの何かが

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