《これが純粋種である人間の力………ってこんなの僕のぞんでないよぉ(泣》年おままごとをする

「それではにいさま?」

「それではあにさま?」

「「ってきてください」」

部屋を出てからしばらくして、妹たちから聲がかかる

るよ?」

僕はそう聲をかけてから、扉を開けて中にる。

「そこはただいまではないのですか?にいさま」

「やり直しを要求します。あにさま」

「え?いや、その…もう始まってたのか?」

「そのとおりです、にいさま」

「油斷はなのですよ?あにさま」

「それはすまなかった。…り直せばいいのかな?」

「よろしくお願いします。にいさま」

「よろしくお願いします。あにさま」

「わかった。それじゃあ、一回出るね?」

僕はやり直しのために、もう一度部屋から出る。

るよ?良いかな?」

「どうぞです、にいさま」

「今度は間違えないでくださいね?あにさま」

「わかってるって。…ただいまぁ」

僕は、返事をしてから扉を開ける。

するとそこにいたのは…

エプロン…だとっ」

雙子姫のエプロン一枚しかまとっていない姿だった。

「ちょっと待ってくれ…何故にそんなマニアックなものを?」

「ははさまから聞きました。にいさまがた男が喜ぶ姿だと…」

「かあさまいわく、伝家の寶刀らしいですよ?あにさま。」

「いや…たしかに、エプロンは魅力的だと思うけれど…」

「似合いますか?にいさま?」

「どこか変ではないでしょうか?あにさま?」

「全然大丈夫っ!って問題はそこじゃなくて、そもそも前提が間違ってるでしょ!?」

そう。

僕たち兄妹は、まだ3歳なのだ。

エプロンこんなかっこうは、3歳がしていい格好ではない…と思う。

「セリエル母上は何を考えているんだ…」

「ダメでしたでしょうか?にいさま…」

「あにさまの好みとは違ってしまったのでしょうか…」

しまった!ミラとミナが泣きそうになってしまった!

「大丈夫!似合っているし、僕の好みにドストライクだからっ!二人ともスゴくかわいいよっ?」

「にいさま…良かったです」

「うれしいですっ。あにさま」

「あぁ…うん。それならそれでいい…のかな?」

「それではにいさま?」

「それではあにさま?」

「「お風呂にしますか?ご飯にしますか?それとも…私にしますか?」」

「ダウトー!それはだめです。っていうか、意味分かってるの!?」

「意味など知りませんよ?にいさま」

「これもかあさまから教わったのです。あにさま」

「本當に、セリエル母上は何を考えているんだ…」

「ダメでしたでしょうか?にいさま?」

「ダメでしたでしょうか?あにさま?」

「いや、その…ねぇ?ダメでは…ないのかな?よくわからなくなってきたよ…」

セリエル母上は、本當に何を考えているんだろう?

僕のことをどうしたいんだ?

近親相でもさせたいのだろうか?

「それではにいさま?」

「それではあにさま?」

「「お帰りなさいのキスをさせてくださいっ」」

続いたその言葉に、今度こそ僕はダメになりそうだった。

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