《これが純粋種である人間の力………ってこんなの僕のぞんでないよぉ(泣》年あいさつする

「みなさん、こんにちは。ただいまご紹介にあずかった、ブレイブ・ランネット・アースグレイズです。」

ざわざわざわっ

王様の隣で話し始めた僕を見て、會場にいるすべての人が驚いている。

「まずはみなさん、ご學おめでとうございます。國初…いえ、世界初の國立全教科一貫校「アースグレイズ學園」にようこそ。先ほどの紹介のとおり、僕がこの學園の創立者であり、校長になります…」

ざわざわざわざわっ

ざわめきがいっそうつよくなる。

「みなさまっ、靜粛にお願いします!」

司會者のが、ざわめきをおさえるために聲をはりあげる。

「お靜かにお願いします…」

僕は、話を続けるために言葉をつなげる。

「まずはじめに、みなさんの疑問にお答えしたいと思います。…そう、何故子供である僕が校長なのか?という疑問についてです…」

ざわざわざわっ

僕の言葉に、ざわめきがしおさまる。

「まず最初に、僕の分を明らかにしたいと思います。…先ほど紹介されましたが、僕の名前はブレイブ・ランネット・アースグレイズ。この國の王の息子であり、純粋種です!」

ざわざわざわざわざわっ

今日一番乗りざわめきが巻き起こる。

「僕はまだ子供ですが、王族の一人として勉強をしてきました。…しかし、今のままでは僕はしっかりと勉強できない事を知りました。…何故なら、王族の通える學校がこの國に、いやこの世界に無いからです…」

僕はそこで一度言葉をきる。

「ゆえに、僕は考えました。どうすればいいだろう?と………その答えが、この國立全教科一貫校「アースグレイズ學園」です!」

ざわざわざわざわざわざわっ

僕が力強く宣言すると、更にざわめきが強くなる。

「この學園は、すべての學びたい者に救いの手を差しべます。…今までになかった制度で…今までになかった教え方でっ!」

僕はそこで言葉きり、力をためる。

「ゆえに僕はここに宣言します…「すべての者よ、學び子たれっ!」」

力強くび、聲をはりあげる。

「僕自、これからみなさんと一緒に學ぶです。いっしょに勉學にはげみましょうっ!…以上で僕からの話を終わりたいと思います。ありがとうございましたっ」

言葉と一緒に、僕は頭を下げる。

「「「「「わぁーーーーーーっ!!!!!」」」」」

パチパチパチパチパチパチッ

すると、會場全が熱気を発させ、拍手と歓聲がわきおこる。

「ありがとうございました。創立者にして校長である、ブレイブ・ランネット・アースグレイズ様よりのお言葉でした。…つづきましては、學生代表のあいさつになります…」

・・・

・・

◇◇◇◇◇◇◇◇◇

學式が終わると、會場に集まった人たちは全員、自分たちの所屬するクラスへと集まり、明日からの詳しい日程を聞かされた。

僕も當然クラスの集まりに參加し、まわりの人たちと一緒に過ごす。

「よろしくお願いしますっ」

と、みんなが自己紹介をして、今日は解散となった。

嬉しかったのは、僕の自己紹介の時に、一番大きな拍手をしてもらえた事である。

………明日からの學園生活が楽しみである。

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