《これが純粋種である人間の力………ってこんなの僕のぞんでないよぉ(泣》年とスズガモリ

「君は確か……タマ君だったっけ?」

「そうだ。俺の名前はタマ・スズガモリ!由緒正しき貓又一族の族長の息子だ!」

「僕は急がなきゃいけないんだけど、答えなきゃだめ?」

「當たり前だろう!いくら王族で校長だと言ったって、規則を守らないのはだめに決まっているだろう!?」

「うーん…まぁ、君が言うのはもっともなんだけど……僕はちゃんとした理由で主任先生にも了解をもらってるから、規則違反ではないんだけどな…」

「そうなった理由を答えろって言ってるんだ!ズルしたんじゃないのか!?ズルじゃないならちゃんと説明できるだろう!!」

「うーん、困った。理由は正式なものだけど、まだ仮決めの狀態だから…機報に當たっちゃうんだよ。それでも聞きたい?」

「なっ!そんな言い訳するのか!?機報になるような事柄なら、前もって正式な休みが取れるはずだろ!?」

「いやぁ…ははは。詳しいんだねぇ?」

「當たり前だ!!俺はスズガモリ家の子供だぞ?まだいとはいえ、規則や規律を暗記することくらいはできる!」

「うーん……どうしよう?…機報だっていうのは本當の事だから、答えるわけにはいかないんだよ」

「むむむ……意外と強な奴だな」

「君こそ…ね?」

……そのままし睨み合いが続く。

「うーん…しかたがない。ついてきて?むこうの人がいない場所でなら、口外しないという制約のもと、話してもいいと思うから…」

「……わかった。どこに行けばいい?」

「とりあえず、育館にすぐに行かなきゃいけないから、中庭にしよう」

「わかった」

そういうと、僕はタマ君と連れて中庭に向かった。

・・・

・・

「さて…と、一応念のために「結界構築」っと」

僕は、中庭に二人でったことを確認してから、結界を構築した。

「さすがは純粋種…ってやつだな。こんなにも簡単に結界を構築するなんて…」

「そうかな?」

「まぁ、そんなことはどうでもいいんだ。話してくれるんだろう?」

「そうだったね…んじゃ単刀直に言おうか。……僕はさっき、自分の騎士を任命していたんだ」

「なん…だって」

「結構な機報だっただろう?」

「確かに…それが本當なら、聞くのを後悔するくらいの重要機だ…な」

「だろう?」

「仮決め…ってことは、まだ正式じゃないんだよな?」

「そうだよ?今晩にでも、父上に話そうと思っているから…」

「なる…ほど…な。……疑って悪かった。すまない」

「あれ?意外と簡単に信じるんだね。あれだけ突っかかってきた割には、拍子抜けだよ」

「わざわざ人がいないところに來て、結界まで構築して、制約なんてもんまでかけてまで、噓を言うとは思えないからな。……それに、俺はこれでもスズガモリだ。相手の噓くらいなら見抜いて見せるぜ!」

「そう?ならこれで話は終わりだね。早く教室に戻ったほうがいいと思うよ?」

「そうさせてもらうぜ!んじゃなっ」

そういうと、タマ君は教室へと走って行った。

「さて…と、僕は先に育館に向かうわないとな。……急がなきゃ」

僕は、走って育館に向かった。

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