《これが純粋種である人間の力………ってこんなの僕のぞんでないよぉ(泣》年と選択授業③
部屋に戻り著替えた僕は、玄関でみんなが集まるのを待ってから出発した。
今日の一限目は昨日と同じく説明である。
僕たちは時間に余裕があったので、ゆっくりとお喋りしながら學校へと向かった。
・・・
・・
・
キーンコーンカーンコーン
「はい、みなさんおはようございます」
チャイムが鳴ると、先生が教室にってきて挨拶をした。
「「「おはようございますっ」」」
全員で挨拶を返す。
「今日もまずは出席を取ります。みなさんポータルにログインしてください」
「「「はいっ」」」
元気よく返事をして、全員ポータルにログインする。
「……はい、確認致しました。では、配布資料の一番を確認してください……」
その日の一限目である説明が始まった。
・・・
・・
・
「さてと、今日はどこを見て回るかな?」
今日も見學の時間がやってきた。
僕は昨日でだいたい見たい場所を見終わってしまったので、これといって気になるところがないのである。
「ラン君はどこを見て回るの?」
「今日は一緒……じゃない?」
そんな僕のところに、サラとレイトさんがやってきた。
「うーんとね? 僕は昨日でだいたい見て回っちゃったから、今日の予定は未定なんだよ……」
僕は、素直に予定は未定とこたえる。
「それならいっしょに行こう!」
「それが……いい。いっしょ……に行こ……う」
二人がってくれるなら、一緒に行ってみるか。
「いいよ。一緒に行こう。どこから回るんだ?」
「こっちからだよっ!」
「まずは……こっち」
そういう二人に引っ張られる形で、俺は今日の見學をスタートさせた。
【書籍版4巻7月8日発売】創造錬金術師は自由を謳歌する -故郷を追放されたら、魔王のお膝元で超絶効果のマジックアイテム作り放題になりました-
書籍版4巻は、2022年7月8日発売です! イラストはかぼちゃ先生に擔當していただいております。 活動報告でキャラクターデザインを公開していますので、ぜひ、見てみてください! コミック版は「ヤングエースUP」さまで連載中です! 作畫は姫乃タカ先生が擔當してくださっています。 2021.03.01:書籍化に合わせてタイトルを変更しました。 舊タイトル「弱者と呼ばれて帝國を追放されたら、マジックアイテム作り放題の「創造錬金術師(オーバーアルケミスト)」に覚醒しました -魔王のお抱え錬金術師として、領土を文明大國に進化させます-」 帝國に住む少年トール・リーガスは、公爵である父の手によって魔王領へと追放される。 理由は、彼が使えるのが「錬金術」だけで、戦闘用のスキルを一切持っていないからだった。 彼の住む帝國は軍事大國で、戦闘スキルを持たない者は差別されていた。 だから帝國は彼を、魔王領への人質・いけにえにすることにしたのだ。 しかし魔王領に入った瞬間、トールの「錬金術」スキルは超覚醒する。 「光・闇・地・水・火・風」……あらゆる屬性を操ることができる、究極の「創造錬金術(オーバー・アルケミー)」というスキルになったのだ。 「創造錬金術」は寫真や説明を読んだだけで、そのアイテムをコピーすることができるのだ。 そうしてエルフ少女や魔王の信頼を得て、魔王領のおかかえ錬金術師となったトールだったが── 「あれ? なんだこの本……異世界の勇者が持ち込んだ『通販カタログ』?」 ──異世界の本を手に入れてしまったことで、文明的アイテムも作れるようになる。 さらにそれが思いもよらない超絶性能を発揮して……? これは追放された少年が、帝國と勇者を超えて、魔王領を文明大國に変えていく物語。 ・カクヨムにも投稿しています。
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