《【銃】の暗殺者》シェリーの過去

翌朝

あの後、事を聞くのは後回しにしてとりあえず寢ることにした。俺は數日寢なくても問題ないのだがシェリーはまだこれから長期のはずだ。ちゃんと寢かせなくてはならない。

「それで昨日の夜の3人は知り合いか?」

フルフル

「心當たりはあるか?」

コク

知り合いじゃないけど心當たりはある。それに奴隷商人が何か隠していたな。もしかしてシェリーは餌なのか?破格だからとシェリーを買わせて夜になれば殺し屋が買ったやつを殺す。主人のいなくなったシェリーは奴隷商人のところに。そしてまた売る。その繰り返しなら儲けることができるかもしれんが、、、多分違うな。あの奴隷商人は小だった。こんなことを考えつくやつじゃない。

「ま、別にいいか」

暗殺者が來たら殺せばいいし特に気にしないことにした。俺は朝から街に繰り出してシェリーに必要なものを買うことにする。奴隷ではなく娘になるのだから一杯でてやるのだ。

數日で次の街に向けで出発するのだから旅の道も追加して買わなければならない。出費ではあるが娘のためだ、しょうがない。

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ーーーーsideシェリーーーー

私の名前はシェリー。新しく出來たご主人様、お父さんにつけてもらった。名前をもらったのは初めてなので嬉しいすごく。

けどお父さんは勘違いしているみたいだ。私はもう30年生きているから人間のお父さんより歳上だ。でも私もお父さんがお父さんだと嬉しいのでそのままにしておこう。

私は生まれてからずっと人間の公爵に飼われていた。親の顔は見たことがない。お前は適正があるとか言って私に人を殺す技を教え込んだのだ。そうして何人も何人も殺した。私の他にも私と同じようなことをしている人たちはいたけど殺すのに失敗したりしてどんどん減っていった。

それが20年くらい続いた。私はいつの間にか聲が出なくなっていたし、表も変わらなくなっていた。

ある日、いつものように命令されて人を殺した。帰ってきたら私以外の同じ境遇の人はみんな死んでいた。みんな人殺しに失敗したそうだ。

私はそこで怖くなった。私も同じように死ぬんだと思うと怖くなった。だからいつものように命令に従って人を殺しに行くふりをして逃げ出した。

だけど公爵の追っ手が何度も來た。追ってくる人達を何度も何度も殺して逃げたけど、ある日追って來た人を殺したら捕まった。その人はこれまでの人とは違って兵士だったそうだ。私には違いがわからなかったけどとにかく捕まって犯罪奴隷になった。

でも私は嬉しかった。奴隷はもともと知っていた。お金で買った人が主人になるのだ。つまり公爵から逃げられると思った。

だけど私はバカだった。公爵はお金持ちでいつでも私を買うことが出來たのだ。ついに公爵が私の前に現れた。また命令されて人を殺す生活に戻るのかと思ったけど違った。

公爵はお仕置きが必要だと言った。そうして私が買われるたびに私を買った人を殺したのだ。私が公爵から逃げられないと分からせるために。

そんな時に現れたのがお父さんだ。

お父さんは不思議なじだった。どこにでもいる戦えない人達と同じように見えるけど絶対に勝てないと思った。なんだか魔みたいだと思った。

そしていつものように公爵の部下が私を買った人を殺しに來たけどお父さんはアッサリと殺してしまった。どうやって殺したかわからないけど公爵の部下は相手にならなかった。

そして死の処理に困っていたので影で死を食べてあげたら、頭をでてくれて嬉しかった。

次の朝、これから公爵の部下がどんどん來るのにどうするのかと思っていたらお父さんは「まぁいいか」と言ってた。「來たら殺せばいいよ」と平然というお父さんを見て私はやっと公爵から解放されたのだと嬉しくなった。

ーーーーside公爵ーーーー

「事実か?」

「はい」

我はゲイリオル公爵、この偉大なるデリシス王國の宰相である。我は我が王國を繁栄させ拡大し、大陸統一するという野を持っている。我が國の軍事力は弱くはないが強くもない。他國と比べて秀でているわけではないため戦爭をすれば勝てるかどうかは五分五分であろう。故に我は裏に暗殺者部隊を育しているのである。

世界中にいる數多の種族から暗殺に向いている種族の子供を拐しより暗殺者として育て一流にする。これは我が祖父の代から我が家が裏に行なっている計畫である。

「009番につけている者共が殺されただと?」

「はい」

009番は我が父の代から育て我の代での最高傑作だ。厳しい訓練をこなして、実踐を積みそろそろ他國へ送り込もうと思っていた矢先、やつは逃げ出したのだ。

奴のにつけている技の全ては我の施した教育のおかげだというのにも関わらずその恩を忘れて逃げ出したのだ。

その為その神に我からは逃げられんことを教え込むためにある方法を思いついたのだ。それが奴を奴隷にし、奴が買われるたびに主人を殺すことだった。それにより我への恐怖と自分の愚かさを叩き込むつもりだった。

「それなのに返り討ちにあったというのか」

送り込んでいたのは009の前の代の奴らだ。009程ではなくともそれなりにやれる奴らだったはずだ。

「野良犬どもを送り込め」

「宜しいのですか?」

「構わん」

野良犬部隊は我が鍛えた暗殺者部隊とは違う。雇いれた犯罪者どもの部隊だ。どんなことをしても仕事さえこなせればいいと言ってあるため奴らを送り込んだ後は大抵が酷いことになっている。後始末は面倒ではあるが確かに仕事はやる奴らだ。

「ふん、どこの誰だか知らんが我の邪魔をすることは許さん」

名前:ジョン・スミス

種族:ハイヒューマン

職業:ーー

レベル:112

HP:560/560

MP:1120/1120

技能:【銃召喚】【気配探知・極】【隠・極】【悪食・上】【狀態異常耐・中】【魔力作・中】【無詠唱・初】【暗殺・小】

お待たせしました。やっとキャラの登場です。

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