《【銃】の暗殺者》報酬
お待たせしましたぁ〜
襲撃を終えた後、俺とシェリーは家に戻らず裏に王都から出た。そこで水屬魔法によって生み出した水をかぶって返りを落とす。更に著ていた服を燃やして灰にして、その灰を更にシェリーの影が飲み込む。これで証拠の隠滅は終わりだ。もちろんシェリーが使ったナイフも廃棄した。
著替えを終えてまた裏に王都にり、家に戻った。仕事終了の報告は明日でいいだろう。一方的ではあったがなんだかんだで疲れたし、ゆっくりと休むことにしよう。
いつもと同じようにシェリーと一緒のベッドで眠った。シェリーは眠る時に手を腳を使ってがっしりとしがみついてくる。ずっと信頼できる人がいなかった反かもしれない。
□■□■□■□■
翌日
朝、、、というか晝に起きた俺たちは特に焦ることもなくのんびり支度を整えて食事をとる。起きるのが遅くなったのは昨日の夜遅くまで仕事をしていたからだろう。
朝食兼晝食としてパンと果を食べて軽く武裝をして家を出る。ギルドに依頼達の報告に行かなければいけない。
Advertisement
家を出ると街はいつもと違っていた。いろんな人が走り回っていて衛兵も多い。まぁ、それもそうか。この國のナンバー2が屋敷ごと吹き飛んだんだから騒ぎになって當たり前だろう。
周囲の喧騒に耳を傾けながら歩くと、どうやら一般庶民はお偉いさんが襲われたとしかわかっていないみたいだ。まぁ、貴族の屋敷がある區畫になんて普通は行かないし當たり前だろう。
歓楽街にるといつもより人がないような気がした。おそらく毎日娼館に通ってるような金持ち連中が宰相暗殺のせいで大忙しのせいだろう。
そんなことを考えながら闇ギルドに向かった。
「おう」
「にゃ、待ってたにゃ」
ギルドでいつも通りミーシャに聲をかけるとそう言われた。
「マスターが待ってるにゃ。著いてくるにゃ」
ギルドマスターの部屋に案される。
「來たか、待っていたぞ」
「ん、そうか。それで依頼の達の確認は済んだか?」
「もちろんだ。まぁ、屋敷の二階より上が吹き飛んだことには驚いたがな。魔法かね?」
「だ。それより報酬を」
「ふむ、では三姫のところに行こう。報酬は直接渡したいと言っていてな、け取っていないんだ」
ルシアは困った奴らだという風に首を橫に振る。
「はぁ、ならさっさと行こう」
出來れば會いたくなかったんだけどな。
「やぁやぁ、よう來たねぇ。待っどったんやでぇ」
カエデが尾を振りながら出迎えた。あのふかふかの尾は是非堪能してみたいが流石に9本もあると邪魔じゃないだろうか。
「うむ、まぁ、良いわ!よくやったぞ!あの阿呆め、屋敷ごと吹き飛びよって!カカカカカッ!」
メフィが踏ん反り返って高笑いする。の見た目なのに何故か高笑いが似合っている。
「期待以上だよ!ボクびっくりしちゃった!」
カティは相変わらず寶塚みたいな奴だな。男裝人って奴だ。
相変わらず3人とも娼婦らしくないな。まぁ、明らかに娼婦なんてやらなくても生活していける奴らだからな。何か理由があるんだろう。面倒だから聞かないが。
「ん、そんなことより報酬をくれ」
さっさと帰りたい俺は報酬を催促する。
「そない急がんでもええやないか、もぅ。ほれ、これが報酬や」
ずっしりとした布袋が出された。流石は白金貨50枚だ。それをけ取ろうとするとメフィにひょいっと避けられた。
「カカカッ!この報酬を使って妾達の誰かを買わんか?ええじゃろ、な?」
ビシッ
俺は腰に差していたナイフを抜いてメフィの額に向かって投げた。
「冗談はよせ、さっさと報酬をよこせ」
メフィは危なげなくナイフを指で摑み取る。
「、、、、何するんじゃ。危ないじゃろが。妾の顔に傷がついたらどうしてくれる」
「知るか」
半目で睨んでくるメフィを無視して奪い取った報酬を數える。
「つれないやっちゃなぁ〜」
「全くだよ。ボク達の肢に興味はないのかい?もしかしてがないのかな?」
「はある」
寧ろ人より強いくらいだ。野生で生きていると種族保存の求が強くなる。
「うん?ならどうしてボク達に興味を示さないんだい?ボク達3人の誰か1人くらいは好みに合うと思うけど」
「ハハハッ!」
俺は思わず笑ってしまった。
「臭うんだよ、お前達は。俺の本能がガンガンアラートを鳴らしてやがる。お前達から漂う強者の匂いによ。しかもただの強者じゃねえ、バケモンの類だ。どれだけいいしてようとバケモンにできるか」
ずっと思ってたことだ。確かにこいつらのは最高のモノだろう。だが中は別だ。魔の森で生きていると自然と強者をじ取れるようになる。だが魔の森でもコイツらほど強い奴は見たことねえ。おっかなくて今すぐ帰りたいぜ。
「失禮やなぁ〜。の子に臭う言うのはあかんで」
「全くじゃ!こんなにぷりてぃでせくしぃな妾になんてこと言うのじゃ!」
「うんうん、それに君だって強いじゃないか」
「知らん。まぁいい。大金が手にったんだ。しばらく仕事はけんからな」
俺はルシアにそう言っておく。
「ふむ。構わないが今回のような時は勝手に依頼を持っていくぞ」
「他に回せ」
俺はそれだけ言うと部屋を出た。
「シェリー、怖かっただろう」
「ん」
シェリーは三姫の前だと靜かになる。シェリーもアレらの化け合がじ取れるので怯えているのだ。だからさっさと切り上げたのだ。
「金は手にった。これで家を買うことにしよう。今住んでいるところは完全に店専用にして住むところがしい」
「一緒なら、どこでもいい」
シェリーはそう言ってり寄ってくる。
「よしよし、い奴め。
家は絶対に風呂付きにしよう。それから小さい庭もしいな。家庭菜園がしたい。シェリーは何かあるか?」
「ベッド、大きいやつ。お父さんと一緒に寢る」
「ん、そうだな。発してフカフカの買おう」
「ん」
シェリーと今後を相談しながら帰路を歩く。
まぁ、でも直ぐにとは行かないだろうな。家を建てるのにも時間はかかるし、大工も探さなきゃいけない。風呂を作れる奴は貴族の用達くらいだろう。
あー、三姫に紹介して貰えばよかったか。
ま、ゆっくりやろう。
ーーーー三姫ーーーー
「で、どうやったんや?ルシア」
ジョンが帰った後、ウチはルシアに聞いた。
「結局わからなかった。死は額に小さなが空いているものが多かったがどうやったのかはわからない」
ルシアは首を橫に振りながら答える。
「屋敷の上半分を吹き飛ばした方法もわからんのか?」
「ああ。魔力の反応はあったがあそこまで破壊できるほどの魔法を発できるほどの魔力量ではなかった」
「う〜ん、どうやってるんだろうねぇ。シェリーちゃんの方は多分、影魔法だよね?濡れ羽だもん」
「おそらくそうだろう」
「くっくっくっ!ルシアでもわからんとはすごいなぁ。おもろい人が來たやないの。楽しくなりそうや」
それにキセル言うヤツも譲って貰う約束しとるなぁ。既に注文はしとるから出來上がりが楽しみや!
【書籍化・コミカライズ】小國の侯爵令嬢は敵國にて覚醒する
豊かな小國サンルアン王國の宰相の娘にして侯爵令嬢のベルティーヌ。 二週間後の結婚を控えていた幸せなある日、自國が直接関わってはいない戦爭の賠償金の一部として戦勝國に嫁ぐことになってしまう。 絶望と諦めを抱えて戦勝國へと嫁ぐ旅を経て到著したベルティーヌは、生まれてこの方経験したことのない扱いを受ける。 「私はなんのために生まれてきたのか」と放心するが「もう誰も私をこれ以上傷つけることができないくらい力をつけて強くなってやる」と思い直す。 おっとりと優雅に生きてきた侯爵令嬢は敵國で強く生まれ変わり、周囲を巻き込んで力をつけていく。 □ □ □ 小國令嬢の累計アクセス數が2022年3月12日に1千萬を超えました。 お読みいただいた皆様、ありがとうございます。
8 179【書籍化決定】美少女にTS転生したから大女優を目指す!
『HJ小説大賞2021前期』入賞作。 舊題:39歳のおっさんがTS逆行して人生をやり直す話 病に倒れて既に5年以上寢たきりで過ごしている松田圭史、彼は病床でこれまでの人生を後悔と共に振り返っていた。 自分がこうなったのは家族のせいだ、そして女性に生まれていたらもっと楽しい人生が待っていたはずなのに。 そう考えた瞬間、どこからともなく聲が聞こえて松田の意識は闇に飲まれる。 次に目が覚めた瞬間、彼は昔住んでいた懐かしいアパートの一室にいた。その姿を女児の赤ん坊に変えて。 タイトルの先頭に☆が付いている回には、読者の方から頂いた挿絵が掲載されています。不要な方は設定から表示しない様にしてください。 ※殘酷な描寫ありとR15は保険です。 ※月に1回程度の更新を目指します。 ※カクヨムでも連載しています。
8 93世界最強はニヒルに笑う。~うちのマスター、ヤバ過ぎます~
數多(あまた)あるVRMMOの1つ、ビューティフル・ライク(通稱=病ゲー)。 病ゲーたる所以は、クエスト攻略、レベルの上がり難さ、ドロップ率、死亡時のアイテムロスト率、アイテム強化率の低さにある。 永遠と終わらないレベル上げ、欲しい裝備が出來ない苦痛にやる気が萎え、燃え盡き、引退するプレイヤーも少なくない。 そんな病ゲーで最強を誇ると言われるクラン:Bloodthirsty Fairy(血に飢えた妖精) そのクランとマスターであるピンクメッシュには手を出すなと!! 新人プレイヤー達は、嫌と言うほど言い聞かせられる。 敵と見なせば容赦なく、クランが潰れる瞬間まで、仲間の為、己の信念を通す為、敵を徹底的に叩きのめし排除する。例え、相手が泣き叫び許しを乞おうとも、決して逃がしはしない!! 彼女と仲間たちの廃人の廃人たる所以を面白可笑しく綴った物語です。 ゲーム用語が複數でます。詳しくない方には判り難いかと思います、その際はどうぞ感想でお知らせください。
8 113TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―
【イエス百合、ノーしりあす!】 好きな人を守って死んだ男子高校生が、前世と同じ世界でカリスマ溢れる美少女として転生! 前世の記憶と神様からの恩恵を使って、彼女は前世では出來なかったことを送っていきます。 妹や親友たちに囲まれて幸せな日々を送る、ほんわかユルユル女の子たちのハートフルコメディです。 全編、女の子たち(主人公含めて)が楽しく日々を描いております。 男はほとんど登場しません(ここ大事)。 頭を空っぽにしても読める、楽しい百合を目指しています! 前書き後書きは最新話のみ表示しています。 ※現在一話から読みやすいよう修正中、修正後の話には『第〇〇話』と付けております。 ※小説家になろう様・カクヨム様・アルファポリス様にも投稿しています。
8 158ぼっちの俺、居候の彼女
高校生になってから一人暮らしを始め、音楽を売って金を稼いで生きる高校2年生の主人公。妹からは嫌われ、母親は死に掛け、ただでさえ狂った環境なのに、名前も知らないクラスメイト、浜川戸水姫は主人公の家に居候したいと言い出す。これは――不器用ながら強く生きる高校生の、青春ストーリー。
8 73姉さん(神)に育てられ、異世界で無雙することになりました
矢代天使は物心ついたときから、姉の矢代神奈と二人で暮らしていた。そんなある日、矢代神奈の正體が実の姉ではなく、女神であることを知らされる。 そして、神奈の上司の神によって、異世界に行き、侵略者βから世界を守るように命令されてしまった。 異世界はまるでファンタジーのような世界。 神奈の弟ラブのせいで、異世界に行くための準備を念入りにしていたせいで、圧倒的な強さで異世界に降り立つことになる。 ……はずなのだけれども、過保護な姉が、大事な場面で干渉してきて、いろいろと場をかき亂してしまうことに!? 姉(神)萌え異世界転移ファンタジー、ここに開幕!
8 106