ダンジョンに向かうよう言われた俺たちは一つのアイテムを皇帝に貰った。

それはステータスを1.5倍にするアイテムだと教えてくれたのでクラスメイトはすぐにそのアイテムを付けた。

しかし俺は付けなかった、なぜならこれも図鑑で見たことがあるからだ。

【鑑定】

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【隷屬の腕】(効果)この腕を付けた者は徐々に主の奴隷とされていく。

主、グレス・ローゼス

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まあ一応付けておこう、不自然に思われては困る。

そう俺は考えり自分の腕に付けた。すると、

バチッ！！

この音は恐らく俺のスキル【全魔法無効】の効果で無効にされたのだろう。さっきまでっていた、紫のが消えた。

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【全魔法無効】(効果)自分のにれたの魔法を全て無効にする

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あとの時間は自由時間だった。

訓練したい人は行い、部屋に戻りたい人は部屋に戻った。

俺はもちろん殘りいつもの修行をやった。

そして人が減ってきたときに合わせ修行を終えた。

部屋に戻ったあとベットの上でゴロゴロしているとドアを叩く音が聞こえたので開けるとクレハが居た。

晩飯だと教えに來たらしく俺はクレハと一緒に食堂へ向かった。

ご飯はシチューのようなものだった。

食べ終わったあとは部屋に戻り、中でも出來る筋トレを十二時までしてベットに倒れこみ意識落とした。

◇◆◇◆◇◆◇◆

ここは王の間の地下。

皇帝の椅子の下には隠し階段がありそこは地下へと繋がっていた。

そしてそこには三人の者が。

「勇者たちはもう寢たか」

「は！ちゃんと奴らは【隷屬の腕】を付けております」

「わかった、クラウス団長。よくやった」

「それにしても勇者たちは何の疑いもなく付けましたね」

「お前の固有スキル【魅了チャーム】で魅力されているからだろう」

「皇帝も皇もわるいことをかんがえますなぁ。」

「ふ、よかろう。あ奴らを戦爭・・の道として扱っても」

「まぁそうですな」

「ハッハッハッハ」

「ハハハハハ」

「うふふふふ」

その三人の者は黒い笑みを浮かべていた。

他にいない部屋の空間で。

◇◆◇◆◇◆◇◆

翌日俺たちは城に置いてあった武と袋を持ち騎士団と一緒にダンジョンに向かった。

ダンジョンは森の中にあるらしく木々の間を通り進んでいった。

そして進んだ先には塔のように立ち巖でできた建があった。

これこそがダンジョンだ。

ダンジョンの元に巨大ながありその前に裝備を整えた人がいた。

多分門番のようなものだろう。

騎士団長のクラウスはその人に話しかけ勇者のことを伝えたらしくすぐに通してくれた。

ダンジョンの中にるとちゃんとがあった。

これは本で読んだ。壁や床に石と言うものがあるらしく、それは空気中の魔力を吸いるのだ。

そんな空間に見惚れているクラスメイトの前にギシギシと気持ちの悪い笑い聲を立てて歩いてきた人型の魔がやってきた。

それはが緑で布を腰に巻き棒を肩に乗せてた。

ゴブリンだ。

「こいつはゴブリンだ！人の形をしている魔だが弱いやつだ。ちゃんと訓練をけていたやつなら倒せる！」

クラウスは固まっていたクラスメイトた大きな聲で呼びかけた。

クラウスの聲が耳にりクラスメイトは徐々にき出した。

ゴブリンはまだ固まっている奴もいる中そんなのはお構い無しと突っ込んできた。ゴブリンの數は二だ。一匹はクラウスが、もう一匹はなんと秋山が倒した。

ゴブリンは緑のを流しながら地面に倒れた。倒した後もはそのまま殘るらしい。

そして一人の騎士がゴブリンに近寄るとゴブリンのは黒いモヤモヤしたに吸い込まれた。

これはアイテムボックスを使った時になる現象だ。アイテムボックスは珍しいスキルなので持っている人はないらしい。

その後も勇者たちは順調に一階層、二階層、三階層、四階層と進んでいった。

そして五階層に著き俺たちは休憩をとっていた。

すぐ近くには大きながあり底が見えないほどのものだ。

騎士団が見回りをいたときドシン、ドシンと大きな足音がの方から聞こえてみんながそちらを向くと黒い大きなものが現れた。

俺はこいつを知っている。神界には此奴よりも一回りも二回りも大きくて王城にある魔の図鑑でも載っていた。

それは、ベヒモス。

図鑑ではそのは黒くて大きく、そのを覆っている鱗はドラゴンにも屆くと言われ、ひと踏みで地面を揺らし聲をあげれば森から生が消えたと言われたものだ。

「なっ！！逃げろ！撤退だ！！」

どうやらクラウスはこいつがベヒモスだと知っており周りで固まっている勇者たちにんだ。

そしてクラスメイトはすぐに四階層に続く階段を目指し走り出した。

騎士団は勇者を逃がすためかベヒモスに立ち向かっていた。

クラスメイトが階段に向かい走っている中一人の男が騎士団と一緒にベヒモスに向かった。

「クラウスさん！俺も手伝います！」

それは勇者秋山だった。

「馬鹿野郎！さっさと逃げろ！！」

そんなクラウスの聲を無視しながら秋山はベヒモスに向かった。

今のクラスメイトの狀況に気づいていないのか騎士団と秋山は未だに適うはずのないベヒモスに向かっていった。

が、

その戦いを止めた者がいた。

それは俺、黒瀬神夜だ。

俺は自分の人差し指に嵌めている古の王國アトランティスに向かって「出てこい凍篭華」と口にすると手の中が白く明な刀が現れた。これが凍篭華の姿だ。

俺は凍篭華を地面に突き立て言った。

「氷の世界ニブルヘイム」

すると５階層のこの部屋が一瞬にして菜と雫以外の勇者たちと騎士団のが凍り、ベヒモスの足をも凍りつかせけなくなっていた。