《転生屋の珍客共〜最強の吸鬼が死に場所を求めて異世界にて働きます〜》第9話 忠実なる勇者は
私にとって戦場とは居場所だ。
存在意義は誰よりも戦果を上げることで選ばれた者としての責務を全うしなくてはいけない。それが聖剣所持者としての役目。
この世界には二つの大きな王國があり、私はその片方で勝つために剣を振るっている。それが正義なのかどうかも分からないまま。
でも私には選択肢はない。孤児であった私を育ててくれたあの人に恩を返すためにも、そして私にはこれ以外何もない。
聖剣以外何もーー。
難しく考えると剣を振るえなくなってしまう。唯一の拠り所である聖剣が。
だから私はただ命令に従って戦場に赴いて聖剣を振るう。それが正義であると信じて。
けど、王様は急に私を呼び出して無理難題を押し付けた。
「勇者、シュエルよ。長きに渡る戦爭を終わらせるために聖杯を手にれるのだ」
「聖杯……ですか。しかし、それは伝説上のものでは」
二大王國に昔から伝わる伝説。勇者が聖杯を手にして世界に平和をもたらしたという伝説。
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まず知らない者がいないその伝説、しかし伝説は伝説だ。
「知らなくて當然だ。聖杯は機事項だからな。だが存在するのだよ。手にしたものの願いを葉える聖杯は」
何とも信じ難い話ではあるが、聖杯の存在を疑うということは聖剣の存在を疑うのに等しい。
なので聖剣の所持者として、そして一人の國民としてここは信じざるを得ないのだ。
「それでは聖杯は何処にあるのですか?」
「それなのだが々面倒でな。グラハグ領にあるのだ。無駄な爭いを避けるためにここは穏便に聖杯を手にして帰ってきてほしい。詳しいことはそれに書いておいた」
「勇者シュエル。聖杯の任、け賜わりました」
一人で敵國に行くというのは條件が厳しいが王様から直々の任務を斷ることはできない。
衛兵から聖杯の報が記載された紙をけ取ってその場を退出して早速荷支度をするために家へと戻ると白をに纏った男が笑顔で迎えれてくれた。
「また任務かい?」
彼は私の育ての親であるバディハ。孤児である私を快く引き取ってくれた心優しい人で魔法研究局の局長をしている。
「はい。今回はいつもより長くなるかもしれません」
「そうか。それは寂しくなるね。でも最近は多くないかな」
「何か悪かったですか?」
「いや、君なりに頑張ってくれてるのは誰よりも分かっているつもりだから責めているわけじゃないんだ。けど最近は一緒に食事をするのもなくなったなと思って」
そういえばこの家に戻ってきたのも隨分と久しぶりのようにじる。
「大丈夫ですよ。今回の任務が終われば毎日一緒に食事ができますから」
平和になれば勇者である私は不要になる。そうなれば任務をける必要もなくなってそんな生活が送られるようになる。
「本當かい⁉︎ いや〜、それは楽しみだな。じゃあ無事を祈って待っているよ」
「はい。では行ってきます」
今回の任務は王國のためじゃない。私と彼のためにも功させないと。
いつもは淡々と任務をこなしていたシュエルだが、この聖杯奪取には並々ならぬがこもっていたが問題が発生した。
それは任務の報がれていたということ。
これにより最強無敗だった勇者は追い詰められ、聖杯まであとしというところで空を仰いでいた。
彼のには幾つもの剣が突き刺さり、生きているのが不思議なほどが流れている。流石の勇者も大軍相手では勝てなかったのだ。
しかし、聖剣を振るい多くの兵士を屠り、その強さを示したが新たなる戦爭の種を蒔いたにすぎない。
それを知ってか知らずか彼は戦爭がどうしてあるのか疑問に思い、戦爭が絶することを願う。
聖杯にその願いは屆くことはなかったが、とある神に屆き招待狀を渡され彼は転生屋へとわれた。
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