《転生屋の珍客共〜最強の吸鬼が死に場所を求めて異世界にて働きます〜》第75話 蠅の王の覚醒
悪魔にも人間的はなからずあったようでハゼンはとやらで何の得もないというのに協力をしてくれるようになった。
だが唐突なの告白もラブではなくライクの方だと勘違いされて玉砕に終わり、結局は振り出しに戻る。
廃棄も魔王になるというのも最善の策ではない。しかし、咄嗟に最善の策が思いつくはずもなくその場は解散となった。
いざとなれば魔王の座だとか家のことだとか全部忘れて逃げてしまえばいい。だがそれはベルの決意を裏切るような行為だ。できればベル自で解決してもらいたいが……。
どうにかならないものかと頭を悩ませていると突然城全が揺れた。地震ではなく、遠くの方から何かが発して起きたものだ。
それも事故ではない。城の周囲には悪魔と思われる気配が飛びっていて、そいつらが攻撃したのだろう。
「失禮します。現在、攻撃をけています。危険ですのでこちらに避難を。ベル様は先に避難されていますので」
隨分と早い対応にこの執事が手引きしたのではと疑ってしまうが、ベルがいるというのならついて行かざるを得ない。
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「攻撃をけていると言ったが相手は魔王の座を狙っている悪魔か?」
「はい。力のある者こそが魔王になるといつのは太古から不変の真理ですので、こうして他の魔王候補を襲うのは當たり前です」
そう、魔界では裏切りは息をするかのごとく行われる。殘で非道、それが悪魔という存在。何とも悲しい生きだ。
「あの三人が応戦しているようだがお前は手助けに行かないのか」
「かえって足手まといになるだけですので。それに私の最優先すべきことはベル様の幸せですからこうして部外者の貴方を避難させているんです」
いくつもの隠し扉を通り、下へ下へと進んで行くとそこには巨大な魔法陣が刻まれている。
驚くことにその上には鎖で拘束されているベルの姿があった。
「ベル! 貴様、これは一どういうつもりだ」
「ここは王冠の継承儀式を執り行う場です。普通ならばここでベル様は真に王冠を手にれ、魔王となられるはずでした」
「継承儀式? そんなものが何故に地下にある。それにどうしてこんな所にベルを捕縛している」
「言ったでしょう。ベル様が王冠の真の力を発揮をなされば萬事解決するという結論に至ったのでこうしてベル様の幸せのためにいているのですよ」
「本人が嫌がっているのにか? そんなのただの自己満足だ。さっさとベルを解放しろ」
「部外者の貴方にとやかく言われる義理はありませんよ。邪魔がらないうちに済ませてしまいましょうか。貴方はそこでベル様が覚醒するのを見ていてください。妙なことをしたら私何をするか分かりませんので」
彼が死んだら元も子もないが、この男ならやりかねない。理屈では想像がつかないほどは悪魔をも盲目にさせる。
魔法陣が煌めき、ベルの被る王冠がそれに呼応する。まるでその時の待っていたかのように。
「さあ、蠅の王の降臨だ」
が消えるとそこには黒い悪魔がいた。
それも蠅の姿をした悪魔。人ほどの大きさのせいで恐ろしさは語るまでもなく、その蠅の悪魔が発する魔力はが痺れるくらい強力なものでベルの姿は消えていた。
しかし、俺はその蠅の王と呼ばれる悪魔に見覚えがあった。
「あれはビュート……いや、ベルなのか?」
「ベルゼビュート様です。あのお方は王冠に封印されし歴代最強の悪魔にして初代魔王様。それを取り込んだ新しいベル様のお姿。今は完全な狀態ではないようですが、それも時間の問題。魔界どころか全世界を手中を収めるのも夢ではありません」
「取り込んだだと⁉︎ しかし、そんなことをしたらベルはどうなる」
見るに耐えない。
あれでは悪魔というよりも怪ではないか。
「そこまでは知りません。悪魔はのままに生きるだけですので」
【最終章開始!】 ベイビーアサルト ~撃墜王の僕と、女醫見習いの君と、空飛ぶ戦艦の醫務室。僕ら中學生16人が「救國の英雄 栄光のラポルト16」と呼ばれるまで~
【第2章完結済】 連載再開します! ※簡単なあらすじ 人型兵器で戦った僕はその代償で動けなくなってしまう。治すには、醫務室でセーラー服に白衣著たあの子と「あんなこと」しなきゃならない! なんで!? ※あらすじ 「この戦艦を、みんなを、僕が守るんだ!」 14歳の少年が、その思いを胸に戦い、「能力」を使った代償は、ヒロインとの「醫務室での秘め事」だった? 近未來。世界がサジタウイルスという未知の病禍に見舞われて50年後の世界。ここ絋國では「女ばかりが生まれ男性出生率が低い」というウイルスの置き土産に苦しんでいた。あり余る女性達は就職や結婚に難儀し、その社會的価値を喪失してしまう。そんな女性の尊厳が毀損した、生きづらさを抱えた世界。 最新鋭空中戦艦の「ふれあい體験乗艦」に選ばれた1人の男子と15人の女子。全員中學2年生。大人のいない中女子達を守るべく人型兵器で戦う暖斗だが、彼の持つ特殊能力で戦った代償として後遺癥で動けなくなってしまう。そんな彼を醫務室で白セーラーに白衣のコートを羽織り待ち続ける少女、愛依。暖斗の後遺癥を治す為に彼女がその手に持つ物は、なんと!? これは、女性の価値が暴落した世界でそれでも健気に、ひたむきに生きる女性達と、それを見守る1人の男子の物語――。 醫務室で絆を深めるふたり。旅路の果てに、ふたりの見る景色は? * * * 「二択です暖斗くん。わたしに『ほ乳瓶でミルクをもらう』のと、『はい、あ~ん♡』されるのとどっちがいい? どちらか選ばないと後遺癥治らないよ? ふふ」 「うう‥‥愛依。‥‥その設問は卑怯だよ? 『ほ乳瓶』斷固拒否‥‥いやしかし」 ※作者はアホです。「誰もやってない事」が大好きです。 「ベイビーアサルト 第一部」と、「第二部 ベイビーアサルト・マギアス」を同時進行。第一部での伏線を第二部で回収、またはその逆、もあるという、ちょっと特殊な構成です。 【舊題名】ベイビーアサルト~14才の撃墜王(エース)君は15人の同級生(ヒロイン)に、赤ちゃん扱いされたくない!! 「皆を守るんだ!」と戦った代償は、セーラー服に白衣ヒロインとの「強制赤ちゃんプレイ」だった?~ ※カクヨム様にて 1萬文字短編バージョンを掲載中。 題名変更するかもですが「ベイビーアサルト」の文言は必ず殘します。
8 80クリフエッジシリーズ第二部:「重巡航艦サフォーク5:孤獨の戦闘指揮所(CIC)」
第1回HJネット小説大賞1次通過、第2回モーニングスター大賞 1次社長賞受賞作品の続編‼️ 宇宙暦四五一二年十月。銀河系ペルセウス腕にあるアルビオン王國では戦爭の足音が聞こえ始めていた。 トリビューン星系の小惑星帯でゾンファ共和國の通商破壊艦を破壊したスループ艦ブルーベル34號は本拠地キャメロット星系に帰還した。 士官候補生クリフォード・C・コリングウッドは作戦の提案、その後の敵拠點への潛入破壊作戦で功績を上げ、彼のあだ名、“崖っぷち(クリフエッジ)”はマスコミを賑わすことになる。 時の人となったクリフォードは少尉に任官後、僅か九ヶ月で中尉に昇進し、重巡航艦サフォーク5の戦術士官となった。 彼の乗り込む重巡航艦は哨戒艦隊の旗艦として、ゾンファ共和國との緩衝地帯ターマガント宙域に飛び立つ。 しかし、サフォーク5には敵の謀略の手が伸びていた…… そして、クリフォードは戦闘指揮所に孤立し、再び崖っぷちに立たされることになる。 ――― 登場人物: アルビオン王國 ・クリフォード・C・コリングウッド:重巡サフォーク5戦術士官、中尉、20歳 ・サロメ・モーガン:同艦長、大佐、38歳 ・グリフィス・アリンガム:同副長、少佐、32歳 ・スーザン・キンケイド:同情報士、少佐、29歳 ・ケリー・クロスビー:同掌砲手、一等兵曹、31歳 ・デボラ・キャンベル:同操舵員、二等兵曹、26歳 ・デーヴィッド・サドラー:同機関科兵曹、三等兵曹、29歳 ・ジャクリーン・ウォルターズ:同通信科兵曹、三等兵曹、26歳 ・マチルダ・ティレット:同航法科兵曹、三等兵曹、25歳 ・ジャック・レイヴァース:同索敵員、上等兵、21歳 ・イレーネ・ニコルソン:アルビオン軍軽巡ファルマス艦長、中佐、34歳 ・サミュエル・ラングフォード:同情報士官、少尉、22歳 ・エマニュエル・コパーウィート:キャメロット第一艦隊司令官、大將、53歳 ・ヴィヴィアン・ノースブルック:伯爵家令嬢、17歳 ・ウーサー・ノースブルック:連邦下院議員、伯爵家の當主、47歳 ゾンファ共和國 ・フェイ・ツーロン:偵察戦隊司令・重巡ビアン艦長、大佐、42歳 ・リー・シアンヤン:軽巡ティアンオ艦長、中佐、38歳 ・ホアン・ウェンデン:軽巡ヤンズ艦長、中佐、37歳 ・マオ・インチウ:軽巡バイホ艦長、中佐、35歳 ・フー・シャオガン:ジュンツェン方面軍司令長官、上將、55歳 ・チェン・トンシュン:軍事委員、50歳
8 155異世界転生の能力者(スキルテイマー)
ごく普通の高校2年生『荒瀬 達也』普段と変わらない毎日を今日も送る_はずだった。 學校からの下校途中、突然目の前に現れたハデスと名乗る死神に俺は斬られてしまった… 痛みはほぼ無かったが意識を失ってしまった。 ________________________ そして、目が覚めるとそこは異世界。 同じクラスで幼馴染の高浪 凜香も同じ事が起きて異世界転生したのだろう。その謎を解き明かすべく、そしてこの異世界の支配を目論む『闇の連合軍』と呼ばれる組織と戦い、この世界を救うべくこの世界に伝わる「スキル」と呼ばれる特殊能力を使って異変から異世界を救う物語。 今回が初投稿です。誤字脫字、言葉の意味が間違っている時がございますが、溫かい目でお読みください…。 作者より
8 97魔法陣を描いたら転生~龍の森出身の規格外魔術師~
放課後の部活。俺は魔法陣をただ、いつもどうり描いただけだった。それがまさか、こんなことになるとは知らずに……。まぁ、しょうがないよね。――俺は憧れの魔法を手にし、この世界で生きていく。 初投稿です。右も左もわからないまま、思うままに書きました。稚拙な文だと思いますが読んで頂ければ幸いです。一話ごとが短いですがご了承ください。 1章完結。2章完結。3章執筆中。
8 91魔法兵器にされたので女學園に入ります ~俺は最強の魔兵器少女~
田舎で牧畜をしていた少年、レイはある日失蹤していた兄の手により魔科學兵器に改造されてしまう。 それは強靭な身體能力と多彩な機能、莫大な魔力を秘めた――美少女兵器だった。 幸いにも洗脳を逃れたレイは、牧畜を続けることもできず路頭に迷ったが、幼馴染の女子の誘いからなんと名門魔法女學園に入學することとなる。 ただの冴えない少年が踏み入った、禁斷の魔法と女子の園。起こる事件、飛び交う魔法、そしてたくさんの女生徒たち。 魔科學兵器の無敵の力で、魔法女學園に旋風が巻き起こる!
8 107外れスキルのお陰で最強へ 〜戦闘スキル皆無!?どうやって魔王を倒せと!?〜
異世界に転移した主人公に與えられたスキルは、ただ永遠と生きる事が出來る『不老不死』。ステータスは村人レベルであり、他にマトモなスキルといえば、算術やら禮節やらの、現代日本で培ってきたものばかり。 しかし、主人公を異世界に召喚した先が特殊で…。 ___________________________________________ 夜中に思いつきで投稿しました!後悔も反省もしてません! 現在好評(?)連載中の『転生王子は何をする?』もお願いします。
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