《全てを創造した主の後継者と神のの異世界ライフ‼︎ 〜可能しか貰ってませんが⁉︎〜》2 創造主の後継者になりました!
一瞬だけ見たあの景は何だったのだろうか?クラスの奴等もいたし、あそこは異世界召喚あるあるの神の間だったのかも……。そんなことを考えていると奧から見覚えのある姿が歩いて來た。
 
「やぁ、君。久しぶりだね!まあ1日ぶりだけど……って、あれ?今日は君だけじゃないみたいだね。もしかしてその子、君の彼かい?まぁ、それは置いといて、君のスマホ異世界で使えないことになっちゃった。ごめんね。そのかわり、地球の知識アカシックレコードに接続できるようにしたからっ!あと、僕の後継者になる気はないかい?そちらの子も一緒に‼︎」
俺は神様に言った。隣にいる舞那を見てみると、さっきからずっと、ポカーンとしている。俺の腕にくっついたまま…。ってが當たっているんですけど……。って、今はそんなことを考えている場合じゃない。
「ちょっ神様、理解が追いつかない。細かく簡潔にまとめてくれ。」
「わかった。え〜っとね、召喚のタイミングでこっちに連れてきたのは……あっちの世界の神様に會うとちょっっっとヤバかったからなのと、君に伝えたいことが3つあるからさ。」
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ヤバい……何がヤバいのだろうか?ラノベとかだと「この世界を救って下さい。」とか「選ばれし勇者よ魔王を打ち倒し貰いたい。」とか言われて強力なスキルをもらえたりするだけだろうに……。俺が頭の中で思い浮かべていた?はてなマークは顔に出ていたようで、神様が解説してくれた。
「君が今思っていたようなことは概ねあっているよ。問題は貰うスキルの中に(信仰)スキルがあることだよ。」
信仰って神様を信じることの信仰か?何が問題なのかよくわからない。ちらっと隣の舞那を見ると、ハッと何かに気づいた探偵のような顔をしていた。……っダメだ全くわからない。
「神様〜。何で(信仰)スキルってヤバいの?」
「いいかい?信仰ってのはその神様を信じるってことだよ、ここまではいいね?」
「あっハイ」
「(信仰)スキルはその信仰を強めるスキルさ。その神様が黒と言ったら、赤でも白でも黒と言ってしまうレベルにまで信仰度を強める……ほぼ洗脳と同じだね。しかも厄介なことに、同じスキルを持った人達といるとどんどん信仰度が上昇していく効果まである。この分だと君のクラスの奴等は君達を除く全てが神のり人形だな」
マジか……。信仰って怖いなぁ〜。あっち行ったら神様を信じないってだけでリンチの対象になりそうだな。っていうか、日本じゃないし最悪殺すまであるかもな…。クラスの奴等から早く遠くに行こう……。
「話を変えるけど、早くあっちに行きたいだろうから伝えたいことを話すね!」
神様が突然話を変えた。っていうか、さっきの話で異世界行きたくなくなったんですが……?そんな俺の心に気づいていないのか、あえて無視しているのか、神様は話を続ける。
「伝えたいことは全部で3つ。1つは前言った異世界でスマホを使えるようにすることだけど、人の手で造られたものだから、世界を超えて干渉できなかったんだ。だから、代わりに《完全記憶》と《叡智干渉》と《詳細鑑定》をあげるよ。どれも長するから頑張ってね‼︎」
神様が話し終えると、俺の額に手をかざす。そして、不思議な覚に陥った。なんだろう、この覚は。まるで何かが自分の中にってきて、溶けて全に浸していくような……。そんな覚に浸っていると、神様が舞那の方を向いて目を見て凝らした。舞那の全て見かそうとしているかのように。すると突然、神様が息を飲んだ。そして、さっきと同じように舞那の額に手をかざす。10秒ぐらいだろうか?神様は、これでいいだろうというような顔をして手をかざすのをやめた。舞那は、ずっと俺の腕にくっついたままだった。
何事もなかったかのように神様は俺の方を向いた。
「伝えたいことの2つめは、僕が神様じゃないってことさ」
「ふぁッ⁉︎」
変な聲が出てしまった。でも、仕方ないよね。今まで超常現象みたいなことをしといて神じゃないって。もう混して、
(神じゃなけりゃなんなの?人なの?名狀しがたいなんかなの?いつもニコニコ這い寄ってくる人達の仲間なの?)
と、SAN値を自主的に減らすようなことを考えている。その様子を見た神様?は、
「僕は創造主だよ。世界も神も概念も全てを僕が創った。本當の頂點、全ての生みの親、一番先に生まれたもの。それが僕だ。」
とさらに混を助長させてくれた。考えるのやめようかな…。頭痛くなりそうだ。
―それはさておき、
「えっと、伝えたいことの最後は………………………君、僕の後継者になってよ‼︎」
「……えっ?」「だから、僕の力をけ継ぐっていうか、共有するっていうか……、ね?」
いや、ねっ?って言われても、期待した目を向けられても……。まぁでも、楽しそうだな。よし、やろう。
「わかりました。引きけますよ。後継者になる話」
「ホント⁉︎やったぁ‼︎まぁでも、本格的に後継者になるのはが滅びてからだし、とりあえず前にあげた《創造》で創ることになれればいいと思うよ〜〜」
ということで、俺は死後に創造主の後継者になることが確定したのだった。ヤバいね。なんかヤバいね。でも、楽しそうだし、いっか‼︎
「とまぁ、これで伝えたいことは全て伝えたよ。あとの君の人生を見守っているよ!」
創造主は、そう言って一旦話を區切って、舞那の方を向き、口を開く。
「それに、君もね!では、異世界へいってらっしゃ〜い」
その言葉に、俺と舞那は、
「「行ってきます‼︎‼︎」」
と、答えてに包まれていったのだった。
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