《普通を極めた私がに転生ってそれなんて生き地獄!?》01 輝かしき普通メモリアルが崩れた
こんにちはっ♪私ですか?私は普通の子高生ですよ?
この際言っておきますけどね、私は普通に普通を重ねて普通の中の普通を行くですっ!これは、誰にも譲りません。だって普通なんだもんっ!恥ずかしいけど、あれも言っちゃおうかな……?えっとー……座右の銘は普通。でーすっ!キャーッ!言っちゃった!恥ずかしいけど言っちゃったよぅ!
──なんか言えやこの野郎。
まぁいいです。では、そんな普通な私の普通メモリアル聴きますか?良いですよぉ、語っちゃいますよぉ?耳かっぽっじってよーく聴いてくださいねっ?聴きたくない?ぶっとばしますよ?
私、0歳。普通にママのお腹の中で普通にすくすくと育って普通にちょうど良い合で生まれてきました。勿論重なんて3000グラムぴったしの普通っぷりです。私はこの時點で普通の中の普通、あぶそりゅーと普通なんですよっ!はい、ここで涙を流すポイント!泣かない?ぶっとばしますよ?
私、1歳と2ヶ月。普通に喋るようになりました。初めての言葉?普通に普通に決まってるでしょ!「ふちゅーっ!」ですよ!あほですかあなた?まま?まんま?はははははっ!表出ます?
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私、3歳。普通に稚園に通っていましたよ?4歳の頃には普通に自分のお名前をかけるようになりましたよ?勿論普通に『さ』を逆向きに書くくらいしましたよ。勿論、普通ですから!普通に仲が良かった男の子に結婚の約束とかされましたけど、斷りました。だって普通そんな事しませんよ、おませさんなんて普通じゃないもの。酷い?腕二本いっときます?
私、8歳。男の子に変な奴って言われてブチ切れましたね。普通だよっ!ぶっとばすぞっ!って。まぁ、普通の事ですよね。だって変じゃないもんっ普通だもん!
私、15歳。全てのテストにおいて平均點プラス5點という驚異の普通っぷりを発揮。この時點で私はアルティメット普通に目覚めてしまったわけです。容姿ですか?普通ですよ!普通に校則に従ったスカート丈を5ミリだけ破ってみたり、髪は長すぎず、短すぎずのセミロングを常に維持したり!今思えば輝かしいほどに普通でしたねっ!あはっ!あははっ!
私、現在17歳。ピッチピチの高校生でしたよ!ピッチピチの高校生でしたよっ!なのになんですかこれは!さっきからなんなんですかね。私は神だとか、貴は死んだとか、そろそろぶっとばしていいですか??
「君、気盛んすぎない?」
そんなことないもん、普通だもん。
「いや……とりあえずね、もっかい言うよ?もうかれこれ28回目の説明だけどさぁ、普通じゃないとかそう言うのもういいから。とりあえず君さ、死んじゃったんだわ。」
はい、死因は?死因によっては認めます。
「通事故」
あら、あらあら!なーんだっ普通じゃないっ!もー、変な人が出てきたからてっきり、馬鹿みたいな死因かと思っちゃったっ!てへっ!私ったら普通にうっかりさん♪
「………続けるけど、君はね異常なほどに普通に固執してるじゃん?どう見ても普通じゃないんだけどさぁ、何故だか君の言うその普通っぷりは天界としても統計すれば普通らしいくて、それも凄く気持ち悪いレベルで普通。 」 
それ褒めてるの?やだ、照れちゃうなぁ。うふふ、異常なほどに普通なんて…やだっ褒め上手さんっ♪
「……それで、君のそのあまりにも普通すぎる普通は善人と悪人をジャッジして行き先を決めるプログラム的にイレギュラーな存在でね、処理しきれずにショートしちゃったんだ。その、異常なほどに普通だから。いや、僕としては普通に頭おかしいやつなんだよ君。」
ほんほん、なるほど。要するに私って普通なのね!──知ってるけど!
「 まぁ簡単にいうと狂おしいほど普通に固執するような異質な人間は善人と言えるのか……?いやでも悪人でもないよな……バンッ!的な。善人と悪人の二択しかないんだよね、ウチのプログラム。欠陥だと思うかもしれないけど、これ今まで一回もエラーとか出てないからね?寧ろ君が欠陥だと僕は言いたい。だから、どうしようってなった結果、特例としてもう一度生まれ直して人生やり直して貰おうってことになりました」
うん、うん?
「………そ、それで僕の管轄である地球にもう一度行くはずだったんだけれどまたもやイレギュラーが発生しちゃってね?君には特別に地球とは異なる次元の遙か彼方、まぁ所謂、異世界に転生してもらう事になったんだよね。まぁひとつ問題があって現世の記憶が共有されたまんまだから、君がまた善人にも悪人にもならず終いという可能が非常に大なんだけれど、もうこれは決定事項です。」
特別?イレギュラー?ねぇねぇ、それって普通じゃないってこと……?
「え、えっとその。あっと、はい。」
普通じゃない……わたしが?普通じゃない事をするの……?嫌、嫌だっ!やだやだっ!絶対に転生なんかしないもんっ!……いっそころせぇえええっ!一思いにやってしまぇえええええっ!ひぎゃあああああああっ!
「いや、だから君死んでるんだって」
異世界?そんなの普通じゃないものっ!地獄でもなんでもいいから普通に死なせてっ!そんなの生き地獄だもんっ!やだっ!やだぁっ!ぶっとばしますよっ!
「癇癪を起こすのはいいんだけどさ、それ普通じゃないよね。」
………
「こわっ!電池の切れた玩みたいにとまるなよ。とりあえず、言いたい事はもう全部行ったから。あと數分で君はもう転生するから、オーケー?いや、オーケーじゃないよなぁ……因みに自殺とかむりだからね?」
……自殺とか普通じゃないもん。
「ああ、うんまぁそう思ってくれるならこっちとしても都合がいい。もう君の普通が僕にはよくわからん。」
……わかった、私も普通なの子だから普通に諦めてあげる。でもね、これだけはお願いっ!普通の人にしてねっ!私みたいな最高のアルティメット普通っぷりを発揮できる人にしてねっ!
「いや、誰に転生するかはランダムだから無rーー
ーーーーー
私、0歳。二重のパッチリなお目目にサラッサラの金髪、どう見ても將來有な人さん路線一直線のナット普通ベイビーでした。なんで?どうして?泣いていいの?
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