《普通を極めた私がに転生ってそれなんて生き地獄!?》13 普通オブザリング

「リリィの魔力値が滅茶苦茶高いだァ?」

うぐ、その話はやめてくださいよ。傷を抉らないで……

「そうらしいの、不思議よねぇ。今はそれなりにあるけれど私も赤子の時は平均値よりし上くらいだったし、キースもそんなもんだったんでしょ?」

「あぁ、まぁそうだが……そいつァきっと───」

「私の伝だと思うわぁ〜 ♪そっかぁ、シアちゃんには話した事無かったわねぇ。私の家系はねぇ、代々魔力が滅茶苦茶高いのよぉ〜っ!例にれずこの私も初期魔力は17000くらいあったかしらねぇっ!」

ほ?それは誠かっ!駄神の嫌がらせではなく伝なのかっ!

「えぇーっ!でも、それじゃあキースは──」

「流石シアちゃんっそうなのだっ!貴のいう通り私のしいキースくんの魔力はよくて人並み以上、凄く高いとまでは言えないのよねぇ……これが不思議なものでこの魔力の特異は完全にの子にしか伝しないのよぉ、だからウチのキースくんもパパに似て飛び抜けた魔力量はもってないのよぉーっ!だからね、リリィちゃんの魔力が飛び抜けて高い理由は例にれずの子だから!全然おかしな事じゃないのぉ〜だって私のかわいい孫娘だものーっ!」

「……まァそういうこった。」

い、勢いが凄いですねお祖母様……ママさんは表的に慣れっこなのは伝わりましたけど、私とお兄ちゃんは完全に目が點ですよ。畳み掛けるように弾丸トークを展開なさる。恐ろしい人だ………

それにしても、私の魔力は伝なのね。じゃあ私普通じゃない?単純に伝したのだから私がおかしいんじゃなくて私の『家系』がおかしいんだもんねっ!

おっほ、なるほど私は普通なんだな?やたっ!やたやたっ!やたよぉおおおっ!

「全然知らなかったなぁ……」

「まァ、俺らには娘もいねェから忘れてたがな。安心しろや、別に何かがおかしい訳じゃねェからよ」

「そうよそうよーっ!不便があるとすれば魔法全般の威力が底上げされるとかぁ、人より魔力の回復が早いとかぁそういう大した事ない事しかないわぁっ ♪悪い蟲も自分で追い払えちゃうし安心安心っ!シアちゃんに似て可いからこのくらいないとねぇ ♪」

ちょ、なんだそれ!全然大した事あるじゃん!まって!私魔法とかいう得の知れない概念と生きていくって考えるだけでも辛いのに、そんなの馬鹿げてるよおっ!噓だと言ってよばー○ぃっ!!

「それはそうと、こっちにはいつまでいるんだ?」

「明日の夕方にはいつもの人に馬車で迎えに來てもらうよう頼んでるの。」

「ええーっ!じゃあ明日は絶対──むぐぅっ!……んーっ!んんーっ!!」

「そうか……暇だったら見送りに行ってやらァ」

「んふふっありがとうお義父さんっ」

……すんごくアットホームで心がほかほかするような雰囲気をだしてはりますけど、お爺ちゃん?お婆ちゃんの口無理くり抑えてマウントとりながら言ってる時點で臺無しですからね?ママさんも流すなよ、臨機応変の鬼かあんたは。

ーーーーー

「それじゃねっ明日待ってるからねーっ♪」

「もちろっ──んんんーーんーっ!」

「……暇だったらな。」

もういいからそのくだりやめろ!はなして差し上げろっ!苦しそうだからっ見てて私も苦しいからっ!

はぁ……なんというかこの數時間あっという間でした。お婆ちゃんは延々と喋るし、お爺ちゃんが途中途中で都合が悪くなるとマウント取るし、ママさんガン無視だし。意味わかんねー、なんだこいつら。

「アルス、お爺ちゃんとお婆ちゃんどうだった?」

「んー?うーん、わかいなーっておもった!」

「そうね、まだまだ元気よねぇ(本當に50近いのかしら………)」

お兄ちゃん、気になるところはそこだけか?本當にそこだけなのかい?おかしいでしょ?ねっおかしいよね?いや、確かに若かったけどねっ!!

そうこうしているうちにフランディルド家も見えてきました。やっぱり昔からの仲らしいので家も近い。

「あらっ兄さん何してるの?」

「ん?いや、そろそろ帰ってくる頃合だろうと思ってな」

わ、凄く優しいんですねぇユルト叔父さん。なんだかこの家で一番の常識人はこの人だと思うの。

「なにそれきもーい」

この通りうちのママさんちょっと頭おかしいし。

「わ、私は純粋に迎えただけだろうっ!!」

「うーあーーぅっ」

わかる、わかるよ。私はユルト叔父さんの事わかってるよ。

めてくれるのか……?」

「そんな訳ないでしょ?リリィもキモいって。ねーっ ♪」

「おぁっ!?」

ちげーよっ!やめてよっ!あーっもうユルト叔父さんショックで膝著いちゃったじゃんっ!もーっ!

「ままっきもいって、なに?」

「パパみたいな人の事よーっ」

おい、このおてんば娘っ!いや、おてんばママさんっ!息子になんて事教えてるんですか!というかパパさん二次災害すぎるだろ。

「パパっ!じゃあこんどパパにきもいっていう!」

あーあ………パパさん可哀想に。

「ちょっとアリシアっ!もうそのくらいにしないとお兄様が死んじゃうからっ!」

「え、エミリー止めてくれるのは嬉しいが私はそこまで弱くない………」

うわ、これが無自覚な暴力か。

「んふふーっ冗談通じんないんだからっ ♪ ほら、行くよ兄さんっ!」

私がもっとしっかりしなきゃ。普通に。

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