《普通を極めた私がに転生ってそれなんて生き地獄!?》16 ばくはつはげいじゅつだ

魔力……私の魔力は普通よりもかなり多いという親切設計。本當に必要のないアドバンテージですけれど、使い方が分からなければそのいらないアドバンテージもよりいらないアドバンテージになってしまいますね。  

ディスアドバンテージ?

別に使わなくていいんじゃねって思います?非凡が嫌なら使うなとか思ってますよね?あっははー!いひひひっー!!そりゃあダメですよー、笑止ですわ。

なんてったって私が目指すのは普通の中の普通、アルティメット普通。魔法が使えないのがこの世界で普通と言えますか?

否ッ!

はい、では使いましょう。と言っても出し方がわかんないだけど………

「ふんにぅ〜っふんにぅううっ!!……でぬべし」

踏ん張ったら出るかなっておもったけど無理でした。折角の門書、もうししっかり読んでみよっと。

《………このままじゃシスコン以下じゃん!って思ったそこの貴方、安心してください。貴方もシスコンになればすぐにできますよ!今すぐ妹を作りましょう。自力で作れない場合はママとパパにかわい〜く、おねだりしてみてねっ(ニンマリ》

──スパァンッ!

バカにしてんですか、本當に!……いかん、思わず投げてしまった、本自に罪はないですね。これを書いたクソ野郎を締めてやりたい。門書越しで読者に語りかけてんじゃねーよ、あと妹は作らない。

《さて、これからは妹が出來たことを前提で話を進めていきますよー?それでは前準備も済んだところで本題にりましょう!まずは魔力と魔力経路について説明しましょうか。この世界には魔素という未だに道の多い質があります。そしてその魔素には実の所大きく分けて二種類存在しており、一般的に魔素と呼ばれる存在は大大気中に充満しているを指しています。そしてもう一つが生の生命力としてで生されて循環している生素。生は己の意思でその生素を作したり放出する事ができます。放出された生素が魔素とリンクされることによって魔法という奇跡を現化する事が出來るのです。その生素と魔素の適合値を稱して魔生適合力=魔力と呼んでいます。》

この本絶対にタイトルで損してるよね、悪ふざけやめたら絶対売れるよね。

管に寄り添うようにして全に張り巡らされている不可視の管、それが生素経路。この生素経路とは、文字通り生素がに循環する為に必要不可欠なものであり、その循環を作し、生素を放出事で魔法を発させています》

ふむふむ、とりあえずオーラみたいなのを出せればいいんだよね。

《先ずはの脈をじましょう。生素経路とは管に寄り添っているものです、それをじるには近くから攻めていけばいけばいいのです。にじり寄っていきましょう。》

もっと違う表現なかったんかい。とりあえずやってみましょうか………えーと、脈をじる………

………トクンッ…トクンッ…トクンッ

左手首を抑えた人差し指と中指に伝わる自分の鼓……頭の中でぼんやりと管の巡りを想像してみる。窮屈に流れるドロドロのどす黒い……じゃなくて。

鮮やかでうっとりしちゃうようなサラッサラのが循環しているその管に絡みつくように流れる……これは何だろう、明とは違うけれど、これから何にでも染まれそうなとも違うし気でもない何か。一度認識したらじる事が當たり前だったようににも頭にも馴染んでくる。

人差し指の先に集めると周りがらかくってきます。これが魔素とのリンクなのかな?魔力は出せない、厳に言えば魔力を使って生素を出すんですね。

よし、このまま魔法陣に掌を向けて  

「そりゃあっーーっ!」

………………………うん?

「んい?………んー?……ほぁ?」

なんもでてこない………あ、魔法陣が明るくなっ……あかん、これあかんやt────シュウウウ……バガァァンッ!!

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