《普通を極めた私がに転生ってそれなんて生き地獄!?》10000PV記念、リリィ ルティス 小等學校時代

「るっるっるてぃっるてぃーっすぅーっ!」

「………なに?」

「テンションが低いっ!異常なまでに低いよぉ〜っ!」

なんか、私がバカみたいじゃないですか!でも、小學生だもんっ!大こんなじだよ?小學生のノリって!

君まだ9歳だよ?私も9歳。わかる?9歳だからね?なんで、そんなに落ち著いちゃったかなぁ………確かにね、私が普通というものをレクチャーしました。貴方の人格形において私がかなり関わっているのは認めてあげますっ!

でも、これちょっと普通じゃないっていうか。それだって、ルティスくん?きみがもってるそれ、學者論文だよね?おかしいよ?わかる?おかしいからね? 「リリィが高すぎるだけだよ?」

確かに言われてみればそんな気がして來ました。

でもね、でもねでもでもね?今日という日にテンションが上がらなければもういつ上がればいいのでしょう?

「ねぇ?ルティスっ!」

「自己完結したのをぼくに押し付ける癖やめよーよ」

「えー?だって、るてぃならわかるかなぁって」

「………どうせ今日じゃなければ、いつ上がるんだーとかそういう事でしょ?」

「さっすがーっ!」

なんだかんだいって、私の事よくわかってくれている、そんなルティスが私は大好きですよ?この嬉しさをハグで現します。

「んぐぅ………それで、なにするの?」

のーりあくしょんかよ。

「えー……うーんとね、ケーキ作るかな?」

「ケーキ?できるの?」

あ、でもさらっと論文機に置いて背中に手まわしてきた。やだもう、かわいい。すき。

「なにいってるの?普通に考えて私に不可能はないよ?めっちゃくちゃ味しいとは言わないけど、普通にお店に出せるくらいのならもちろん作れるもん!」

「ああ、うん。そうだね。あれ、そう言えばアルスお兄ちゃんは?」

「わかんない、昨日から居ないの。」

「えっ、なんで?」「わかんない。」

「探さないの?」「うん。」

「えっ?なんで?」「わかんない。」

「………………」

「そうと決まれば、お買いいくよー…………おーい?るてぃ?手放してくれないとけないよ?」

「ああ、ごめん……考え事してた」

相変わらず、放心癖は抜けませんね。

ーーーーー

「それで、なに買うの?」

「卵っ!」

「卵だけ?」

「そんなわけないじゃん」

「………………」

あ、拗ねた。

ルティスは拗ねると手の握りが甘くなります。わかりやすいね。そこらへんは、歳相応で可らしいのになぁ、最近は理屈的になっちゃったからなぁ………やっぱり育て方間違えたかもしれない。

「ごめんよぉ、冗談だよぉ」

「いいよ。それでなに買うの?」

ルティスが、じぃっと私の方を見てきます。ルティスは買いとか行くときは事前に何を買うのか聞いていないとそわそわして落ち著かないらしい。

なんだろう、次が見えてないと怖いのかなぁ。

「卵とね、薄力とねぇ、生クリームと、イチゴー!」

「イチゴだけ?」

「んー、ルティス何かしい?」

「………じゃあ桃食べたい。」

「じゃあ買うっ!」

そういうとしだけ握った手の力が強くなった。そういうところは本當素直で可いです。

「おやぉ、嬢ちゃん達おつかい?」 「うんっ、今日はね誕生日パーティするの!」

「ほぉ〜、それはめでたいねぇ。何がいるんだいサービスしてあげるよ」

「ほんとぉーっ!えっとね、卵を3個かなぁ……あとね、薄力が100gいるんだぁ!それと生クリームをこの水筒にいれてっ!あとねー苺を2箱とー、桃をふたつーっ!」

「じゃあ半額で提供しようかねぇ。それとほぅら、これ食べて行きなねぇ」

「やたーっ!見て見てルティスっ!きゃんでぃーだよ!」

「うん、きゃんでぃーだね。おばあちゃん、ありがとう。」

「いいよいいよ、転ばんようにねぇ。」

この街の人達はとても、いい人達でママさんと買いに來る時も、ルティと二人で遊びに來る時もお菓子くれたり、まけてくれたりします。

ほんわかしていて、本當にいい街だなぁ。

「桃、二つも買ってよかったの?」

「うん、らかにいれるよーと、きってらべるよーっ!」

「なにいってるかわかんないよ……ん、おいひ」

「んふふっー ♪」

ーーーーー 「ただいまーっ!ささっルティス!ちゃっちゃとやっちゃうよっ!誰もいない今がチャンスだよっ!」

「わかったからひっぱらないで、靴紐解いてるんだから」

「はーやーくーっ!」

今日は17時まで誰も家にはいない。そして、今は1た時。さぁ3時間でケーキを仕上げるぞっ!

「僕は何をすればいい?」

「んーっとね、水筒から生クリームをボウルにいれて、そのボウルを水をれたボウルの中にれるの。それで、かき混ぜてっ!ずっと!延々にっ!あと、定期的にお砂糖いれてっ!」

「わかった、混ぜたらいいんだね」

「うんっ!……よし、私は生地を作ろう。」

先ずは、オープン型の魔を展開しておいて、いつでも生地を焼けるように準備。

そして風の魔で、薄力をきめ細やかにしておきます。

ボウルに卵白をぶち込みまーす。また風の魔を使いながらかき混ぜて、砂糖を適度いれつつまた混ぜまーす。

そして次に卵黃と砂糖だけをいれたボールをかき混ぜて、いいじになったらドッキング!

そしてその中に薄力をどばーんっとぶち込んで、しっかりと合わさるように混ぜ混ぜします。

いいんじゃないですかぁ?おいしそう。

そして、火の魔で溶かしたバターと牛を投し、トロトロになったところでしっかりと空気を抜いておきましょうね!

よし、それじゃあ型に流し込んでオーブン型魔にぽーいっと!設定は180度くらいかなぁ……

あとは40分ほど待ちましょう。

「ルティスーっ調子どう?」

「ん、味しいよ?口開けて」

「あむっ……んーっ ♪流石ルティ、砂糖も完璧だよ!」

「でしょ?」

「じゃあ、生地焼けるまで桃食べて待とうねっ」

「やたっ」

…………………

「るてぃ、出來栄えの方は如何ですか?」

「完璧だね、リリィ」

「やっぱり私達天才かも」

今日だけは認めていい気がします。一日くらい天才になっちゃえっ。

「大袈裟だよ、いや……そんな事ないかも」

ーーーーーー

「ただいまぁーっ!……あ、あら?なんだかすごくいい匂いが………エミリー、私達何か作っていったかしら?」

「えっ?いや、心當たりないけれど………」

「うー?」

「とりあえず、リビングにいこ───

────パァンッ!

「2歳の誕生日おめでとっ!」

「おめでとっ」

「やぁああああああっ ♪ねーねぇっ!ねーねぇ!」

「おいでぇーっ!もう、可いなぁっ♪私のまいぶらざぁーっ!」

fin.Today is our brother's birthday .

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