《この度、晴れてお姫様になりました。》

子寮の中へると、白髪をお団子にした、いかにも怖そうな人が立っていた。

「こんにちは。私はリリー・ステンフィールドといいます。ここの寮長です。私もここに住んでいるので顔を合わせる機會が多いと思います。よろしくお願いします。」

うぅ。ちょっと怖い。さっきから無表だよ、この人。でも、

「こんにちは。私は、エレナ・ド・ナイチンゲールと申します。これからよろしくお願いします。」

そう言ってキレイなお辭儀をする。へへん。これでも禮儀作法は嫌というほど叩き込まれんだ。

「では早速、寮の方の案をさせていただきます。本來ならば、同室の先輩がされますがナイチンゲール様の場合、同室の方も同じ新生ですので私が案をさせていただきます。」

「はい、よろしくお願いします。」

へー。普通なら、先輩と一緒の部屋なんだ。同い年の子と同じ部屋で良かった。

「まず、1階ですが男子寮とつながっている唯一の階です。朝9時から夜の9時までは出り自由となっています。食堂も1階にあり、男一緒に食べますが、ご自分の部屋で食べたい時は頼んでくださればお運びいたします。

2階には、々なお店があります。種類はコンビニから雑貨屋、喫茶店など多岐にわたります。

3階から60階までは寮です。

ナイチンゲール様の部屋は60階にあります。

屋上にはプールが。6月下旬から9月上旬までれます。

簡単に説明しましたが、何か質問はありますか?」

「いえ、大丈夫です。」

「そうですか。また気になることがありましたら気軽にお聲掛けください。」

「はい。 お気遣いありがとうございます。では、失禮します。」

そう言ってちょうど來たエレベーターに乗る。

しかしスゲェーな。お店もプールもあって、60階もあるって…。どっかの高級ホテルかよ。ていうかなんでよりにもよって俺の部屋、最上階?エレベーター結構時間かかるんじゃないの?

チーン。

え?もう著いた?はえー。恐るべし異世界の技。60階までこんなに速く來れるとは…。

エレベーターから出ると、ドアが1つ。もしかしてこのフロアに俺の部屋1つだけ?!ひゃー。VIP待遇だ。偉いんだな、バカ親父。じゃあ部屋りますか。

ガチャ。

おっ。開いてる。もう、同室の子來てるのかな?

「こんにちはー。」

返事が無いな。それにしても広い。部屋が沢山ある。

あれ?あそこだけ電気がついている。なんだろう?そう思ってドアノブに手をかけると、

らないで下さい。」

「えっ?」

いきなり聲が。同室の子が、ってたのか。って考えれば分かることか。あはは。ここ何の部屋だろう?

しお待ち下さい。今出ます。」

そう言って水の流れる音。もしかしてここトイレだった?

わぁー。危なかった。

ガチャ。

ドアが開いた。

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