《完璧超人がスライムに転生した結果》元完璧超人、ポーション瓶を作る

『次にお主に覚えて貰う屬は上級ハイ屬の無屬だ。』(無屬?)『うむ。無屬には、付與魔法と理魔法がある。』

付與魔法はわかる。でも、理魔法って何だよ。理か魔法かどっちなんだ?まぁ、ようやく上級屬を覚えられるんだから、頑張ろう。

『上級屬は他の屬と違ってかなり難しい。じゃから、まずは無屬からじゃ。他の屬はちと癖が強いのじゃ。』(分かりました!)

二日後。まず、結論から言おう。他よりは確かに時間がかかったが、何とか習得は出來た。そして、無屬なのだが、基本的には質への付與魔法だ。理魔法って何ぞ狀態だったが、本當にその通りだったよ。魔力を放出してそれを固める。それを無屬で強化して打ち出す。しかも、飛翔中に周りの魔力を吸ってさらに強化される。消費魔力は、他の魔法と比にならないくらい大きいのだが、威力も桁違いだ。後、無屬には結界魔法もあって、それによって魔法も理も無効に出來るようになった。許容量を超えると破壊されるけど。その結界魔法の中には、る魔力を拒んで、出る魔力を拒まないと言う特殊魔法結界があった。その魔法を使って上級ポーションの瓶を作った。まずは、土屬で砂を作りそれを炎屬で一気に加熱する。そうする事により、砂がガラス化する。この現象なのだが、砂漠に核弾を落としても起きるらしい。まぁ、強い熱で砂を熱することでガラス化するのだ。これにより出來たガラスを収納してこねこねする。そうする事によって出來たものがこちらになります。ここまで掛かった時間は、100個で僅か2分!そして、それらの瓶、全てに特殊結界を張る。これで後は、瓶の中に上級ポーションをれて完!ポーションは大気中の魔力を吸い込むのだが、逆に放出もする。その放出量は吸収量よりも多い。その為、時間が経てば経つほど劣化する。この瓶はその劣化を防ぐどころか、れておくだけで強化されるのだ!俺はこの瓶に『瓶』と名付けた。作っている途中にニンバスに、『お主、何をしておるのじゃ?』と聞かれたので、瓶の説明をすると、『お主は面白い事を考えるのう。』と言われた。この魔法は普通ならば、戦闘時に一方的に魔法を撃つために使われるらしい。しかも、この魔法を使える者がまず滅多に居ないので、こんな事を考える奴は居ないとの事。この瓶を作ったおかげで、外に上級ポーションを出しても劣化しないようになり、人間に渡すことも出來るようになった。さらに、作っている途中に無屬がレベル5まで上がった。レベル5では、大規模結界が出來るようになった。一旦結界魔法は置いといて、一番無屬で魅力的だったのは、《自己強化ブースト魔法》だ。やったね!自己強化魔法で高速移が出來るようになったよ!ただ、魔力消費量が馬鹿にならないので、長時間使用が出來ない。

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『お主は分かりが良すぎるのう。本當に魔法が無い世界から來たのか?』(本當ですよ。)

ニンバスには、前世の世界の事を話している。最初に魔法が無いと言った時には、『不便そうじゃのう。』と言っていたのだが、化學の話をすると、『お主の世界の人間は天才か!?』と驚いていた。まぁ、化學の研究者が天才と言うのは反論しない。その化學の所為で戦爭が起きているのだが、便利なのも確かだ。便利だが、使い方を間違えると人を傷つける。魔法も同じだ。うまく使えば人の生活を便利に出來るのに、それを攻撃として人間に向けるからこそ、同じ種族同士で傷つけ合う。例えどこの世界でも、それは変わらないのだ。人間は強だ。そして怠惰で傲慢だ。まぁ、それが人間らしさなのかも知れないが。心の中で苦笑しつつ、無屬の練習をするのであった。

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