《異世界転生者〜バケモノ級ダンジョンの攻略〜》閑話〜夏祭り〜

いつもの倍の長さです。今回は、マーリンとアーサー視點で書きました。しおかしいところがあるかもしれません。楽しんで読んでください。深夜テンションで書いたので、所々おかしいところあるかも。

「ここに來るのも久しぶりだなぁ。ね、マーリン」

「そうだな、アーサー」

私たちは、ダンジョン都市ルシフェルで行われる生誕祭に呼ばれているのだ。勇者も來たがっていたが、用事があり來れないから、私たちの分まで楽しんでくれと、手紙が來ていた。

「あっ! パパ! ママ!」

そう言って、走って近づいて來るのは、私たちがして止まないカレンだ。

「久しぶりね、カレン。元気にしてた?」

「久しぶりだなぁ、カレン」

「ほんと、久しぶりに、パパとママに會えるのをすごい楽しみだったんだよ!」

「そう言ってくれると嬉しいな」

「こっちに來て、私の家に案するから」

そう言って、カレンは歩き出した。そこで、カレンの家に行く道にあるお店から、いっぱい挨拶をされていて、顔が広くなったんだなぁと、2人で心していた。

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「カレンちゃん、おはよう。あら? その2人は?」

「キャシィさん、おはよう! 私の大好きな両親です!」

「初めまして、この宿屋の將をしているキャシィです。カレンさんがこの街に來た當初にこの宿屋に泊まっていた時からお世話來ていました」

「俺は、マーリンで、こっちがアーサーだ。これからも、カレンのこと頼むぞ」

そこで、俺はやってしまったと思った。マーリンとアーサーは、この世界では勇者ほどではないが、英雄と呼ばれている知らない人はいない。それを簡単にバラしてしまったのだ。騒になるかもしれない。

「カレンさんに聞いていた通りの、ね」

「驚かないのか?」

「この街では、知らない人はいないですよ。カレンさんの両親が、マーリン様とアーサー様であるということは」

俺たちはカレンの方を見た。するとカレンは、錆びついたおもちゃのように顔を背けた。

「ごめん、口がって」

「それで、よく信じてもらえたなら」

「まぁ、強かったから」

「そうか」

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「それじゃあ、私はここで失禮しますね」

そう言って、キャシィさんは宿屋の中にって行った。

「さぁ、ここが私の家だよ」

その言葉につられ、顔を上げて目にって來たのは、とても大きな、お城といっても過言じゃない豪邸があった。

「これ、どうしたんだ?」

「作った!」

「えっ!? これを作ったの!?」

そう言って、無いを張り、ドヤ顔をしていた。

「すごいなぁ。な、アーサー」

「えぇ、凄いわね、マーリン。私たちの想像を軽く超えていたわ」

「ささ、中も案するわよ」

カレンの案で中にると、木で統一された、とてもお灑落な裝が、目にった。

「もしかして、これもカレンが作ったの?」

「これは違うよ。この家を作った時に、この家に合うものを買ったのよ」

「凄いお灑落だな、いい趣味をしている」

「この話はもういいでしょ。お祭りの話をしよう!」

忘れてた、私たちはカレンにお祭りを案してもらうんだった。

〜〜〜〜〜

それから數日が経ち、お祭りの開催日になった。それまで、カレンにいろんなところを案された。ギルドに、領主館に、宿屋に、ダンジョンに、本當に々と。

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そして、私たちはカレンに連れられ朝から屋臺を回っている。

「パパ、ママ! こっちだよ! 早く〜」

「わかったから、引っ張らないでくれるかしら〜」

「やだ〜、今日と明日はいっぱい遊ぶんだから!」

今回の生誕祭は2日にかけて行われる。なので、いろんな町から観客や、お祭りの參加者がこの街に來ていて、朝とは思えない騒がしさがある。

「今回は、謎解き要素があってね、それを見つけて組み合わせると、キーワードが出てきてね、それを早く見つけた順で、景品とか貰えるんだよ! 貰えるものは貰わないと!」

「やっぱり、長してるなぁ」

「そうね、逞しくなったわね。特に神経が」

「何か言った?」

「何でもないよ。それじゃ、行こっか」

「うん!」

そして、焼き鳥や、たこ焼きもどきを買って食べて、今は闘技場に來ていた。

闘技場では、2日にかけて最強決定戦を行なっている。魔法は止、刃の潰れた剣のみで、戦う。純粋な剣と剣とのぶつかり合いが、予選を勝ち抜いた20名で、一対一で戦うことになっている。それを屋臺で買ったものを食べながら観戦していた。

「流石は上位20名にれる程の実力者だな」

「カレンはあれを見てどう?」

「一瞬ね」

「流石! カレン!」

そして、ママはギュッとカレンのことを抱きしめていた。

「ちょっと痛いよ」

「強くなったなって思ってね。そのうち、簡単な勝負でもしましょう」

「もちろん!」

「俺もカレンと久方ぶりに戦いたいな」

「うん、楽しみだね」

そして、全員の試合が終わり、明日は準決勝のに殘った5人が戦うことになった。しかし、ここで、思いもよらない事態が起きた。

「え〜と、ここで急の報告です。今この街に剣王様が來ていて、その子供、カレンさんもいます。なので、明日の決勝の後エキシビションマッチを開催したいと思います」

「うふふ、國王に言っといてよかったわ」

「え!? ママ、いつのまにそんなことお願いしてたの」

緒よ」

「羨ましい。ここが魔法もありだったら俺も戦えたのに」

「あはは〜」

びっくりすることがあったが、今はお晝過ぎだが、食べながら観戦していたので、お腹は空いていなかったので、今は、鍛治師や裁師の作品や、見習いの作品を見て回っている。

「どれもいい作品だな」

「あの剣とか、魔剣に匹敵するんじゃないかしら?」

「そうだね〜、でもいらないなぁ。作れるし」

「「っ!?」」

カレンって、鍛治も出來たのか、凄い驚きだ。10年會わないうちにここまで長するんだな。子供の長は早いな〜。

「凄いなカレン。今度俺たちの武も打ってもらってもいいか?」

「もちろんいいよ! あ、素材は自分で持って來てね」

「わかってるわよ」

「ちょっと、トイレ行ってくる。ここで待っててね」

そう言って、カレンは走ってどっか行ってしまった。

「ねぇ、マーリン。カレンへのプレゼント探しましょう」

「そうだな。行こっかアーサー」

それから、しの間プレゼントを探して歩いていた。

「このネックレスとかカレンに似合うんじゃいか?」

「こっちの腕も綺麗でいいんじゃないかしら?」

「カレンには何でも似合うから選ぶのに、一苦労だな」

そして、あるものを選び、さっきいた所に戻った。カレンも丁度帰ってきた。

「おまたせ〜。ごめんね、遅くなったちゃった」

「大丈夫だよ、それじゃ、次のところ行こうか」

夕方までいろんな作品を見ていて、今日は夜遅くまではやらず、明日は夜遅くまでやるらしい。なので、1日目はこれで終わりだ。

夜は、カレンの家にいき、夜遅くまで今までの出來事を々と聞いた。知らないところで活躍してるのは、凄く嬉しい。親になってよかったと、改めて思えた1日だった。

2日目になり、お祭りが始まると同時にアーサーに起こされた。

「ほら、起きなさい、カレンとお祭りに行くよ」

「ん〜。起きるよ〜」

「寢起きが悪いんだから。カレンが怒っちゃうよ」

マーリンの耳元で囁くと、マーリンは、ガバッ! と、起きた。

「それはいかん! 40秒で支度するから、先に行っててくれ」

「はいはい」

ぴったり40秒後、支度し終わったマーリンは、カレンの待つ家の外に向かった。

「パパ! おはよう!」

カレンは、俺たちと一緒にいれることが嬉しいのか、とても眩しい笑顔でそう言った。

「あぁ、おはようカレン」

「早速、行きましょう」

「うん!」

今日は、昨日行っていない、中央広場まで來た。ここでは、魔法の演出を使ったサーカスや、フリーマーケット、夜になると、今日限定のイルミネーションが行われている。

「どこに行こうか?」

「朝ごはん食べよう!」

「あそこの屋臺に行こうか」

「すみません、焼き鳥9本ください」

「丁度いい時に來たね、お客さん! これ、今焼き終わったものだ。銅貨12枚だよ」

「ありがとう、おっちゃん。はいこれ12枚」

「丁度だな、また來てくれよ」

そして、サーカスがよく見える席に著き、焼き鳥を食べながら、サーカスを楽しんだ。

「皆さん! 今日は、我が「リクリールサーカス団」の公演に足を運んでいただきありがとうございます! これから、30分ほど、楽しんで見て行ってください!」

そして、始まったサーカス。まずは、マラカスの様なものに、魔法で先端に火を付けて、ジャグリングを始めた。始めは二本から始まったが、3本、4本、5本と増えていき、今は10本でジャグリングを行なっている。それだけだと味気ないので、その周りでは、水魔法を使った演出が行われていた。これで、驚きの歓聲と、しさの歓聲が同時に起こる。

そんなこんなで、ジャグリングから始まり、テイムした魔を使ったものや、その他々なものを見せてもらった。

「朝の公演はこれで終わります! 晝と夕方、夜にもやるので、いろんな人に口伝をお願いします。夜は、火の魔法がよく映えるので、待ってます!」

「凄かったな、カレン、アーサー」

「えぇ、とても綺麗だったし、興したわね」

「そのうち、夜の公演も見えみたいね」

その後は、闘技場での準決勝と決勝が行われるので、それを見に行った。今回はお晝頃に終わるので、屋臺での買い食いは無しだ。

「さぁ皆さん! 今日は待ちに待った準決勝と決勝です! 選りすぐりの剣士の皆さん! 存分に戦いを楽しんでください! 早速始めましょう! 準決勝一回戦目です!」

そうして始まった準決勝。1人はシードで、一回戦目の勝者と戦う。1回戦目は男A対男Bの勝負だった。勝ったのは僅差で男Bだった。2回戦目は男C対Aだ。勝ったのはAだ。圧倒的だった。そして、シードはB対男Bだった。男Bは1回戦目で怪我をしていたが、治癒魔法で治されていた。結果は、男Bの勝ちだった。白熱した試合だった。どっちが勝ってもおかしくない、いい試合だ。この2人は將來結婚したらしい。それは誰も知らない語。そして、決勝。A対男Bの試合だ。決勝戦はAの圧勝で、あっけなく終わった。

「選手の皆さん! 今回は熱い試合をありがとうございました! この後、夜には剣王様とカレンの試合があります! その間は、お祭りを楽しんでください!」

「いい試合がいっぱいあったね」

「そうだな、カレンたちの試合も楽しみだな」

張して來たよ」

「大丈夫だよ、私も張してるから」

それから時間が経ち、お晝をレストランでシーフード料理を食べてレストランを後にした。

そして、夜。闘技場に向かっている。

「ついに、カレンと戦うのか。ほんと久しぶりね」

「最後の試練を終えて家に帰った時は、パパもママも、そんなに早く!? って驚いてたよね」

「そりゃ、驚いたよ。最低でも15年ぐらいかかるのかと思ってたからな」

「それに今は、カレンの方が強いからね。善戦できる様に頑張らないとね」

そして、始まる2人の戦い。

「今宵ここで我らが英雄、剣王様と、その後弟子であり、娘であるカレンが、最強の座を賭けて、勝負が始まります! 観客の皆さんは今宵の戦いを、その目に焼き付けて行ってください! それでは、始めましょう!」

そして、鳴り響く、戦いの合図だ。

「現出せよエクスカリバー!」

「來て!」

お互いが、お互いの武を構える。アーサーは伝説の聖剣エクスカリバーを、カレンは刀の二刀流を。

「行くよ!」

先にいたのは、カレンだ。地面を蹴り風の如くアーサーの目の前に行き、橫薙ぎで切る。アーサーはそれを、綺麗にけ流す。そこで、お互いの位置はれ替わり、再スタートだ。今度はアーサーがいた。強烈な突きをカレンのお腹めがけて突く。カレンはそれを飛んで回避する。だが、アーサーはその突きをそのままに、上に刃を向け、振るう。だが、アーサーの剣は空気を切り裂く。

「今のは危なかったね」

カレンは、自分に當たる瞬間、アーサーの剣を踏み臺にして、高く上に飛んだのだ。とんでもない人離れした戦いだ。まだ試合が始まって5秒。この戦いについていけるものは、観客では、マーリン以外にはもういない。

「まだまだ行くよ!」

戦いが始まって5分。2人とも満創痍だった。

「はぁ、はぁ。......カレン、強くなったじゃい」

「はぁ、はぁ。ママもね。でも、ここで決めるよ!」

を構え直し、対峙する2人。これが、最後の一振りだ。両者一緒に駆け出し、アーサーは上段から剣を振るう。カレンは、まだ剣を振らない。そこで、アーサーには、カレンが自分の懐めがけて走り込んでくると思い、軌道を修正し、振るう。だが、ここでカレンのきが、倍もの早さになった。カレンが、本気ではないことに気づき、アーサーはカレンに倒された。

「......。し、勝者は! カレンだ!!!」

実況の人も、何が起こったのかわからなかった様子で、宣言をした。

「まさか、カレンに手を抜かれてたなんてね」

「まぁね、伊達に真のダンジョンのを攻略してないよ」

「自慢の娘ね。嬉しいわ」

「ありがとう」

そうして、私たちの戦いを最後にお祭りは、打ち上げ花火を殘すだけになった。

「まさか、カレンがあれほどだったとはな。驚いたよ」

「えへへ〜。そうでしょう!」

カレンが自慢げにを張った。それが、らしくてついつい抱きしめてしまう、アーサー。

「本當に、強くなったね。これ、あげるはね」

そうして、アーサーがカレンに渡したのは、銀の腕だった。

「何これ?」

「私と、マーリンで一緒に選んだんだよ。どうかな?」

「......うれ......しい。......ありがとう! パパ! ママ!」

カレンは、今までずっと1人でダンジョンに挑んでいて、頼るあてもなく、安心できる場所に帰ってきたカレンは、それはそれは、子供の様に泣きじゃくった。

「改めて、ありがとう。パパ、ママ。実はね、私からもプレゼントがあるんだ。これ、開けてみて」

カレンから手渡された箱を開けて中を見ると、そこには、3つのお揃いの指があった。それをカレンが1つ取り、殘り2つをアーサーとマーリンがけ取る。

「これにはね、おまじないがかけられてるんだ。どこにいても繋がっていられる。私たちは、1人じゃないんだって言う、証なんだ。これからも、ずっと一緒に暮らそう!」

その言葉に、アーサーとマーリンは心を打たれ。2人してカレンのことを抱きしめた。それはそれは大切なものを扱うかの様に優しく、けれども、その存在を離したくないかの様に強く、抱きしめた。そこには、言葉はいらない。その時、後ろでは、とても大きな花火が打ち上げられた。3人に祝福を上げるかのように。

とても長くなって申し訳ない。後、遅くなりました。閑話はイベントがあるごとに上げていきたいと思っているので、次はハロウィンかな? お楽しみに。

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