《異世界転生者〜バケモノ級ダンジョンの攻略〜》

二日連続投稿!

カレンはものすごく魔力が多く、魔力に頼った戦いを沢山してきた。そのため、今の現狀は悲慘なものだった。

「はぁ、はぁ。噓。たった數百メートル走っただけで、こんなに疲れるものだっけ?」

カレンは、自分の魔力に依存しすぎていた。以前のカレンだったら、何千キロと全力で走っても、息切れ一つ起こさなかっただろう。それが、今ではみる影もない。地球にいた時と同じ力に戻ってしまっていた。それでも、ワイバーンぐらいは簡単に倒せるけどね。

「先ずはこの力をどうにかしないとね」

そこからのカレンの行は凄まじかった。生きる為に、小屋の中で力、筋力をつけるトレーニングを始めた。そして、家の周りにある木の実をあの本を頼りに食べられるものを見つけ、ヒューと一緒に食べていた。

「さぁ、ヒュー。今日のご飯は、林檎みたいなを煮詰めただよ」

「キュー」

ヒューはそれを見ると、何処かに飛び立ってしまった。

「はぁ、もうここ一ヶ月はこれだけだからね。私ももうやだよ」

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カレンはこの一ヶ月、トレーニングをしながら生活しており、その際の食事はこの小屋の近くにある、林檎みたいなしか食べてこなかった。しかしも、この一ヶ月で魔は一も來なかったのだ。

「そろそろ、お食べたいし、魔を倒して來ないと本格的に栄養失調で死んじゃうよ」

カレンは、小屋にってある地図を見ながらどこに行くかを決めていた。

「この島は丸で、五角形の頂點の位置に何かがあるらしいから、まずは上の方に向かって行くか」

この島は円形の形をしている。小屋はそれの真ん中に位置しており、魔は外側に行けば行くほど、強力になって行くようだ。

そして、カレンは探検の準備をして、上の方に向かった。

「ここが今までの生活圏だよね。この先が私にとって未知の領域なんだよね」

そしてカレンは、木に目印をつけながら上の方に向かって行く。

『グルァァァア』

の聲が聞こえた。

「この聲は、なんだろう?」

カレンは好奇心か分からないが、聲の聞こえる方に向かって行く。

「確か、ここら辺だったと思うけど」

そこでカレンが見たのは、全長二メートル級の魔と魔の、勢力圏爭いだった。

それは、カレンが目で追うのにやっとの戦いだった。

「あんなの、私に勝てるかな?」

その後も、息を潛めながら、その戦いが終わるのをじっと待った。

その間にカレンは、目で追うのがやっとの戦いをきちんと見ることが出來ていた。

二時間後。

『キュルルルルルルルル!!』

鳥のような魔が、狼のような魔に勝利して、そのまま何処かに飛びだって行った。

「やっぱり、勝つのは難しそうだよね。って、あれ、持ち帰ろうかな」

あれとは、あの狼だ。ボロボロになっており、もダラダラと出ていたので、急いで持ち帰れば、食べられそうだった。

「よし。持ち帰ろう」

カレンはそれを亜空間にれて、小屋に帰った。帰ると、ヒューが待っていた。

「ヒュー。お待たせ。今日は豪華だよ!!」

「キュルル!!」

ヒューは嬉しそうにカレンの頭の上に乗っきた。カレンは、あの狼を解するべく、亜空間から出した。

「今日は、こいつのを食べるよ!!」

カレンは解を開始し、それが全部終わったのは、夜になるし前の時だった。まぁ、太がほとんど遮られてるから、お腹の空き合で判斷してるんだけどね。

「ってか、狼のって何処が味しいんだよ」

「キュル?」

「ヒューも分からないか」

カレンは、諦めた。

「何処だっていいか!」

いや、開き直った。そして、何処の部位か分からないを手の平サイズにヒューの分も合わせて五枚ほど切り分けた。余ったものは全部亜空間の中にぶっこんだ。

「焼き加減はこんなものでいいか。調味料は何処だ?」

その時、カレンは思い出した。

「ちょっと待って、もしかして亜空間の中に調味料ってるんじゃない?」

亜空間に意識を集中して、見つけた。

「あ、あった!! この一ヶ月の苦労はどうしてくれる!?」

カレンは、自分が調味料を持っていることを完璧に忘れていた。だから、あんなにヘンテコなものしか食べてこなかったのだ。

「塩胡椒を振りかけて、はぁー。いい匂い!!」

「キュ、キュルルル!」

ヒューはよだれをダラダラと垂らしている。

「あとし待ってね」

そして、

「出來た!!」

ついに、念願のを食べることが出來た。

「あぁ、味しかった!!」

ヒューもご機嫌のようだ。

「まだまだ、おはあるから、これからも頑張るぞ!!」

「キュル!!」

そして、カレンとヒューは翌朝を迎えた。

そして、に違和を覚えた。

「なんでだろう? が軽い?」

カレンは、自分のが、今までよりも使いやすくなっている事に気付いた。そして、カレンは一つの仮説に行き著いた。

「もしかして、栄養の偏りが無くなってきたからな?」

栄養の偏りは、に大きな影響を與える。太ったり、免疫力が下がったり。しかし、タンパク質を摂取することができた。それによって、が元に戻ったのだとじていた。本當は、カレンの思っているものとは全く違かったりする。

そして、その後も、生活圏を広げていったカレンは、ある事に気づいた。

切りがいいから、続きは明日の夜か、明後日の夕方かな。

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