《自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無雙する〜》第1話「死にました」

俺は死んだ。

自殺したのだ。

理由は今生きている世界が退屈だから。

それだけで死んだのかって?

退屈なら生きている意味なんてないだろ?

◇◆◇

「おい、お主。起きろ」

「........................」

「............起きろと言っているじゃろうが!!」

「は、はい!」

俺ーー霧里響きりさときょうは辺り一面真っ青な空間で覚醒した。星の無い夜の空のような場所である。

そして目の前には足ぐらいまである金髪をしている小さな(150cm程だろう)がいた。

「お主、何故ここにおるか分かるか?」

分かっている。俺は自殺した。つまりここは天國、もしくは地獄というわけだ。

「俺が死んだからですよね?」

「お主は人は死んだらどうなるか知っておるか?」

「え、そんなの生まれ変わったり天國や地獄に行くんじゃないんですか?」

「まあ、それが普通の意見じゃろうな。じゃがな現実はこれっぽっちも違うのじゃ」

「じゃあ現実はどうなんですか?」

もしかして異世界に行ったりしているのだろうか。そう思うとわくわくする。俺はそういうラノベは大好きなのだ。

しかし、それはあくまで俺の妄想だった。

「死んだらもう一度同じ人生を歩むのじゃ」

「......え?」

つまり退屈なこの世界にもう一度戻るという事なのか?

「もちろん、その度違う出來事が起こる。同じ時間に産まれる。それだけじゃ」

「つまり俺はまたあんな世界に戻ると?」

「そういう訳じゃ」

なんだよ。期待して損しちまった。まあ、勝手に俺が期待しただけだが。

「しかしの、お主はこのままではダメだと思うのじゃ。先の説明通りであると人はだいたい7、80年周期にここに來るのじゃ。しかしお主はいつも15、6年周期でここに來ておる。そして今回で1萬回目じゃ。わしは思うのじゃ。お主は生まれる世界を間違ったのではないか、と」

あれ? この話の容からすると?

「お主には別世界に行くことを提案する」

「よっっしゃゃぁぁああ!!!!」

「な、なんじゃ急にびよって。......こほん、でお主はどんな世界なら生きる事が出來るんじゃ?」

「そりゃ、魔法が使えたり、エルフとか獣人とかがいたりする世界がいいです!」

「......いきなり元気になりよって......やはりこれがあっているのかもしれぬな。お主に告げる、今からお主のんだ世界へ送ってやろう。しかし、そこで今までのように早死をしたらその時はまた戻ってもらう良いな?」

「分かってます分かってます。じゃ今からすぐにお願いします!」

「......ちょいと待て。まずその世界の神はわしの妹でな、そこで々と決めることとなる。それでこれを渡してくれんかの」

し変わったハンコを押した四角い紙をもらった。こんなものを渡すだけでいいのか?

「......では、さらばじゃ」

そう言うと、俺の足元が出した。これで移するのだろう。

気持ちが昂る。俺の第2の人生。実際には10001回目らしいが。もうそんなのどうでもいい。

そして俺は白いに包まれた。

◇◆◇

目覚めた時、俺は椅子に座っていた。

目の前には長い金髪でものすごく大きなを持ったが俺のより豪華な椅子に座っていた。

「起きましたか? お姉ちゃんから連絡は來ています。私はこの世界の神のフェリスです」

「あ、どーも霧里響です。そういえばこれを渡せ、と向こうの神様から」

あの意味不明な紙を渡す。あとが大きすぎて會話に集中出來ない......。

「これは記憶保持のハンコ......なるほど、理解できました。あなたは俗に言うチートな存在として産まれます。......もう待ちきれない、というような顔をしていますね? そんなにこの世界が良いんですか?」

「ああ、俺はこの世界なら退屈しないと思ってきているんだ。だから異例なことをじゃんじゃんしてしい。じゃあもう行きましょう!」

「......そうですね。この世界のことは産まれてから理解していってください。では、しの間でしたがさようなら」

「じゃ、さようなら」

そして俺はまたに吸い込まれた。

あれ? そういえば一番大事な俺がチートという事をサラッと言われたような......まあ、いいか。

その後、フェリスは一言呟く。

「あ、お姉ちゃんもしかしたら自己紹介してないのかも。も〜、ちゃんと挨拶ぐらいはしないと〜」

作者コメント

どうもデクさんです。

この語を投稿していくのですが、もう一作品との掛け持ちをしているので投稿頻度が落ちる可能があります。

目標としてはどちらの作品も週一を目指そうと思っています。

どうか暖かい目でこの作品を見守っていただけたら幸いです。もちろん、高評価等もしいですが。

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