悪魔を皆殺しにした。でも生き殘りもいるっぽいから本當に皆殺しって訳じゃなさそうだ。

現にそこにも悪魔が一。

「ヒィ......ゆ、許してくれ......命だけは......」

め、めっちゃビビってんじゃん。そんなすごいことしたの？　この慘狀を見ればわかるけども......。

あと、自分でしたとも分かっている。

気持ち悪い覚だ。行の記憶はないが覚がある。これが《鬼化》なのか。凄まじいな。

一応確認したいものがある。

「ステータス」

必要なとこだけ見ればいいか。

【レベル】Lv155

【スキル】

《限界突破》《長》《才能》《全屬魔法Lv21》《鬼化》《覇気》《全知》《再生》

【能力】

力　501500/501500

魔力　0/584700

総合能力測定不能

......レベル上がったなあ。

沢山悪魔を倒したからだろうか、力や魔力、総合能力も上がっている。総合能力に関しては測定不能だからな。

え？　魔力0なんだが？　もしかして《鬼化》の副作用的な？　重たいスキルだなぁ。

と、そこにやってきた一人の......ではない魔王だ。

「ふわぁ......どうなったの？　ちゃんと殺さずに......ってえ!?　何この景!?」

こんな時に寢てたのかお前は。それより謝らなければならないだろう。戦いを挑んできたのは向こうであるが殺してしまったのでこちらにも罪悪がある。

「それについてなんだが......本當にすまない。生きている奴はほとんどいない」

そして、沈黙。よほど悲しかったのだろう。何も聲を出せず佇んでいる。

「............すぅ............」

「いや寢てんのかよ!?」

俺は漫才をしたい訳では無いがこれ突っ込まない奴いる？　最低でも100人に100人は突っ込むだろう。つまり、確定で全員。

「自分で言うのもなんだが、悲しくないのか？　憎くないのか？」

「なんで悲しいの？　憎いの？　アタシは別に強制的に戦わせたわけじゃないし、皆の意志で戦ったんだよ。それで死んだなら本だと思わない？」

仮にも仲間が死んでるんだぞ。こいつは何を考えているんだ？　確か悪魔の個數も近年、人間により減っているはずだ。

數ない仲間なんだ。しくらいは......。

「ねー！　生きてるの出てきてー！」

魔王はぶ。この可い聲の裏には何があるんだ。仲間が死でもものともしない神。

「は、はい......」「う、うう......」

起き上がったのは2人だけ。ここまで減らしていたとは。

「はい！　アタシ達は今日で解散！　他の好きなとこに行っていいよ」

「な、何を......」「冗談はよして......」

「どういう事だ？」

他の所とはどういう意味だ？　悪魔はたくさんの住処を持っているのか？

「アタシ達悪魔は魔王を筆頭として住処を作ってそこで暮らしていくんだけど、3人だしもう解散でいいや」

「そんな！　最近は他からの加はけれないと聞く。どうしろと！」

悪魔の片方が抗議している。當然だ。突然の解散、最近の悪魔については々知っている。

「だーかーらー。アタシはこれからリューイと外に行くの、だから魔王不在って理由でれて貰いなよ。あっ、それか君たちのどちらかが魔王になって新しく作ればいい」

「お、おい魔王さんよ。いくら何でも言い過ぎてやしないか？　悪魔は今、數もない。人間の俺が言うのもお門違いだと思うが流石に可哀想だろ」

俺が割ってる。いつまでもこんな重たい空気には居たくない。

「リューイがそう言うなら......」

あっさりけれた。案外素直なやつなんだな。

「じゃ、アタシの紹介としてアタシの弟分の住処に行ってもらうよ。場所、知ってるよね」

「それなら安心だ......」「あ、ああそうだな」

こいつに弟分なんているんだ。々変わってて驚きである。

そして、魔王は俺の顔に向かってほんの數程まで勢いよく指を指した。

「あと、アタシの事を呼ぶ時は魔王とか姫さんじゃなくてセシア、そう呼んで。それがこれをする條件」

「そんな事で助けられるならいいけど......まあいいや。じゃ、セシア。俺達もこの窟の外へ行こうか」

「うん！　そうしよー！」

本當、無垢なやつだな。

それでもって可いな。

こいつの顔をまじまじと見るのは初めてだが、赤い髪にしっくりくる黒い瞳。そして、ぷにぷにしてるであろう。

この世界多くね？

「あ、そういえばリューイ」

「ん？　何？」

「ここ、窟は窟でもダンジョン・・・・・の中の窟だから魔は湧くし最深部だから出るまでにかなりかかるよ」

は、初耳なんだが......。

それでも２、３週間あれば出れるだろう。

「どのくらいかかるんだ？」

「んー、歩いて行ったら1年くらい？」

「お前らどうやってここまで俺を運んだんだよ......」

それどころではないが1番引っかかる。

「転移のスキルを持った悪魔がいたんだけど殺しちゃったじゃん？」

......し前を俺を毆りたい。