《自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無雙する〜》第18話「可い不良生徒」

今日から授業が行われる。

基本的には午前は座學。そして、一度晝食をとってから実技の授業だ。

また、休み時間というものは俺には無かった。いや、あるんだけど奪われた、と言った方が分かりやすい。

お察しの通り同クラスの子、最近では他クラスの子までもが俺の席へ席へと來るものなので、授業後即座に逃げている。

そして、この話はそんなリア充な年=俺と初日から授業をサボっているとの話。

............................................................。

1、2時限目後の休憩で悟った俺は3時限目後の休憩で逃げることにした。

「では、これで授業を終了します」

先生のその言葉と同時に俺は席を立ち、恐ろしく速い速度で中庭へと駆けていった。

因みにこの學園の造りは先ずかなり大きい。學年ごとに階層が別で制服のも微妙に違う。座學をける教室があり、學園の敷地の半分くらいはこのグラウンドだ。

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おそらくは実技実習時に使う場所だか、あまりにも広い気がする......。

またある場所には室の実技実習場。最後に中心に中庭といったところだろう。

俺はその中庭へ行き、木々にを潛める。スキルの《全知》を使えば楽勝だろ? って?

実はですね......《全知》は知するだけ。數の暴力には敵わないんです......。はい。

そのため誰にも見つからずに逃げる必要があった俺は中庭へ向かったのだ。

「ふぅ......一旦ここに隠れるか」

俺が隠れた場所は木の上。この時期は木が生い茂っているので、下から上を見あげない限り見つかることは無い。

そう、思っていた。

「あなた......誰?」

「え!?」

落ちそうになるも高い能力でを支える。そして、俺の目線の先には一人のがいた。

「ふわぁ〜......」

まるで、ここで寢ていたかのようなあくびをして、俺に尋ねてきた。

「......俺の名前はリューイ・ファグゼル。よ、よろしく」

俺の直。こいつは俺を狙っていない。

拠としては、俺を知らないことだ。自分で言うのもなんだが、俺と近づきたいのなら名前ぐらいは知っておくべき......だと思う。

「君の名前は?」

聞いて得があるとは思えない。だが、常識として名前は尋ねられたら尋ね返すものだと思っている。

「わたしはルイ・ユーグリット......よろしく」

見た目から分かる、こいつおそろしくマイペースな奴だ!

さらに黒い髪に黒い目。懐かしの日本人に似ているとじる。もしかしたら、この世界も人種が々とあるのだろうか。

「ルイはなんでこんな所にいるんだ?」

「ここが......一番見つからないから。授業を休んでると......先生が探しに來る。初日で理解した」

初日で理解するのは勤勉な証拠だ。だが、理解する範囲を間違えている気がするのは俺だけじゃないのは當然。

「學年代表として言わせてもらうと授業をサボるのは良くないと思うよ? 4時限目からでもいい。授業はけるべきだ。どこのクラス?」

「わたしは休んでも......いいの。優秀だから。......でも學年代表さんほどじゃない。だから......素直に聞くことにした」

そして、俺とルイは俺が《全知》を使い、周りを探ってから移して安全にSクラスに戻ることが出來た。

その後すぐにチャイムが鳴り響き、「見つけた!」と思ったお嬢様も席に座ることを優先した。

どのような狀態であろうが、授業は熱心にけるその態度は凄く評価します。なんつって。

それにしても、ひとつだけ席が空いているなと思ったが、まさかサボりだったとは......。今後こういうことは減らしていかないとな。

授業は數學に、いや算數に似ている。小學校中學年レベルの問題ばかりだ。これでは眠くなってしまうが、學年代表として......。

......寢てしまった。

「こら、ファグゼル君! 授業中に寢てはいけませんよ! もしかしたらファグゼル君にとっては簡単なのかもしれませんが、人の話を聞く事も重要ですよ」

「す、すいません......」

ア、アハハ......と苦笑いしてやり過ごす。

そして、ここでピンと閃いた。俺が初日の授業なんかで寢たら好度が下がって追われなくなるんじゃ......。

耳をすませば......。

「さっきのリューイ様の寢顔見た?」「見ました! すっごく可かったですぅ」

もはや俺何してもモテんの?

そして、チャイムが鳴る。

どうせまた、追っかけられるが晝食ぐらいは靜かに食べたいので3時限目後同様に逃げた。

「何時までこれやってらいいんだろ......」

そう呟いた次の瞬間、人とぶつかった。

俺から突っ込んだかたちなので押し倒してしまう所を腕で支えた。

そして帰ってきた言葉は......

「リュ、リューイ君!?」

そこに現れしはメリーだった。

作者コメント

祝・グッド400越え!

と、グッドにあまり作者コメントでは関わってこなかったのですが、100や200ではなく400もなのでこの場を借りて謝申し上げます。

また、前々回コメント募集したらまさかコメントして下さる方がいて作者としては大喜びです(コメント返信がしたかった)!

この學園編では今回から初登場のルイや學園で再開するメリーとの話が主になるかもしれません。

とは言ってもセシアが今までずっと出ていたって訳でもないんですけど......。

まあ、これからもよろしくお願いします!

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