《自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無雙する〜》第19話「4人チーム」
まさか、このタイミングで出會うとはな。
メリーがこの學園に學したことは知っていた。が、どのクラスかは聞いていない。
俺とメリーの誕生日は奇跡的に同じなので1年に1度會っているのだ。もちろんセシアも。
確か學試験日に軽い風邪を引いてしまったという事故が発生して実力が発揮出來なかったらしい。
おかげで俺のない友達とは誰とも勉學では同クラスではない。
ああ、神様よ。俺の運は転生だけで使い果たしてしまったのかい......。
「リューイ君も今からお晝?」
「そ、そうなんだけど......ちょっと......」
「ふふふ、知ってますよ。私の手、摑んで下さい」
言われた通り、俺はメリーの手を握る。同い歳にしては小さい手だなぁ......。
「ふぅ......《気配隠蔽》」
これは......! スキルだ。しかも俺はこのスキルを知っている。悪魔との戦いの時。
そのスキルをメリーも使えるのか。
「これで、私の手を離さない限り《気配隠蔽》の力は続きます。でも、離しちゃうともう一度《気配隠蔽》を使わないといけないのですが、私にはそんなに魔力ありませんので」
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ふふふ、と笑いながら説明する。この手離すとやばいなぁ。
「でもこれで飯食えるか?」
「私に良い考えがあります!」
メリーはやけに自信満々で答える。よっぽどいい案なのかと期待した。
結果的に言えば、俺は得したのかもしれない。しかし、それは恥じらいとの戦い。注目されないとは言え、周りに人はいる。
だがな......
「別にこうしなくても1人ずつ食べたら良くなかったのか?」
俺達がしているのはいわゆる『あーん』。彼氏彼のするそれだ。
「それだと片方が暇になるので、喋るついでに食べさせると考えて下さい」
語尾に音符マークが付きそうなほどノリに乗って言う。可いって時には酷いな......なんでも許してしまう。
「はい、あーん」
「あ、あーん」
軽やかにそして楽しそうに俺の口へと食べを運ぶ。おそらく俺の顔は真っ赤だろう。
顔が発火してやがるぜ......。
「ところでリューイ君は午後からの実技授業はどうするんですか?」
「どうするって?」
「え!? 言っては悪いですが學年代表が知らないんですか?」
グサッと刺さったよ今の言葉! 學年代表でもね......知らないことはあるんだよ......。
「こほん、簡単に説明するとチームを作るんです。毎回の授業で変えても良いですが、最初の授業が肝心で、たいてい変わらないそうです」
「へぇー、全く知らなかった。ありがとなメリー」
ここで話が終わったと思ったその時、
「そこで、です。今の報を提供したお返しに私とチームを組んでください」
「え? メリーもSなのか?」
「いえ、不甲斐ながらAです。しかし、SとAは合同授業。チームは組めます!」
そして、俺の脳裏に1つの可能がよぎった。
セシアは今までから察するにチームを組むと思われているはずだ。そんな中にをもう1人なんて。
どうして俺の周りはこんなにも可く、且つ恐ろしいのだろうか。
メリーとチームを組んだなんて知られたらSの子達はどう思う? 場合によってはメリーを恨むことも有り得るかもしれない。
だからここは安全に......。
「はい、あーん」
「むぐっ!?」
突然で驚いた。このタイミングが普通なのか? 想像がつかないな。
それで......なんで箸を抜かないんだ?
「斷ったらここで手を離します」
またあの音符口調! しかも容が......これはダメだー! 離されると々と死ぬ。まだまだ周りには人がいる!
ここは........................大人しく了承します。
◇◆◇
実技の授業前には殘り1枠まで決まっていた。もちろんメリーとセシアはいる。
子達は混を招いている。「誰がやるの?」「そんなの決まってるでしょ?」のような聲には出ていないが、分かる。
本當に知りたい。
俺のどこが良い?
最終的に俺は男子からも子からも睨まれている。いや、子の視線の先はこいつか。
ルイ。ルイ・ユーグリット。
々あったんだよ。「わたしが寢るには仲間は強い方がいい......」「隠れたかったら言うこと聞く......」たったこれだけ。
いつから俺の扱いはこんなに酷くなったのだろう。
まあ、かなり薄れた元いた世界では扱いも無かった気がする......半ぼっちだったからな。
懐かしい......だが、今だけその誰も引き寄せ無いスキルがしい。
なんと切実な悩みなのだろうか、自分で言ってて虛しくなってきた。
神様よなぜ俺はモテているのに悲しいのだろう......。
作者コメント
あらすじに【祝・7000PV突破】って付け足したんですよ。
しかし、ありがたいことに8000超えました。
だから、今は【祝8000PV突破】だと思うんですけど、目指すはやっぱり1萬ですよね?
そして、どんどんびていき、いつしかはノベルバで有名になるほどに......(妄言)。
頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!
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