《自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無雙する〜》第25話「新チームの喧嘩」

気まずい......気まず過ぎるぞこれは......。

今の狀況を簡潔に述べよう。

重要人を華麗にスルーしていた!

「まあ、覚えていなくて當然だと思っているわ。私わたくしも名乗ったわけではありませんので」

いや、おそらくどの世界でも決闘を無視する奴はいないだろう。......あっ、俺だった。

「そ、そんな事はもう流して、これからを大事にしようぜ、これからを」

あはは......、と苦笑いで誤魔化している。

ーーエミリア・ガーナーは決闘を申し込むという無禮に対し俺に顔向けできないという狀況だが、その後、名前すら知ろうとしなかった俺はさらに無禮なのかもしれない。

というわけで、今までの事を水に流したいのだ。いろいろと!

「まだ、學して數日だけども貴方には勝てる気がしないわ......。見て分かるもの、貴方の魔力の量」

「見て分かるってのは、そういうスキルか?」

「......そんなとこね。貴方を近くで見た時はもはや覚で十分だったわ。私も自分が優秀だと把握している分、他の生徒は気にしていなかったわ。でも貴方は別よ」

「......ちょっと待てよ? Sクラスにいる時點で座學が優秀なのは知っている。でも実技でエミリアの姿は見てないぞ?」

「......4人チームなのが嫌で參加してないのよ」

やけにツンとした口調である。

なんとなくは察している。こいつはいつも1人で行している。1人で。

エミリア・ガーナーのガーナーは俺でも知っているほどの名家。嫌われているのだろう。

そこで、ふっと思い出した。

確かチーム対抗戦の時、俺は出場しない。エミリアと変わって貰えば解決出來るのでは?

......それより人數足りないチームがあったんだな......。

「頼みがある」

 ◇◆◇

「では、また今日も特訓を始める!」

ブラウン先生が大聲を上げる。

そんなことより、上手くいくかな......?

「今日からリューイ・ファグゼルの代わりにるエミリア・ガーナーよ。よろしく」

結論から言うと、上手くいかなかった。

「どういうこと?」

「どういうことですか?」

「スゥー......スゥー......」

この3名(若干1名寢てる)はエミリアが俺と代なことに反対のようである。

「ちょっとリューイどういうこと?」

「ブラウン先生が俺は別の用事があるから結局チームには居られないんだ。代出來ただけ良かったと思ってくれ」

「ほんと、私が代してあげたのですから謝して頂かないと」

...............あー、そうなるかー。

「なに今のじわるーい」

セシアが俺に顔をしかめながら小聲で囁く。

「學年代表には及びませんが、私が貴方達より劣っているとは思いませんので、このような態度で差し支え無いかと」

完全に見下している。実力主義なんだろうな、自分の中で。

「エミリア、おそらくこの3人は1対1でも十分手こずる骨のある仲間だと思うが?」

すると、エミリアは1人1人をマジマジと見て言葉を放つ。

「へぇ、そうですか。セシアさん? はキャパは私より多いかもしれませんが、一定以上魔力が回復しないのでその程度かと」

セシアの顔がまたしかめている。一定の狀況下だと強さは俺並みだからな。

「そして......ルイさん? はその3人の中では一番魔力が多いですが、私には至りません」

こちらは無反応、というより寢てる。

「最後に......メリーさん? 貴方は論外ですわ。どちらもAクラスと聞いていますし、このチームになれただけで謝して頂かないと」

「なんですか後からって來た分際でその言い!? リューイ君! 私はエミリアさんを容認出來ません!」

と、言われてもな......。

「そうだな、実はもう1つ1人ないチームがあるんだ。そこはSクラス男子が3人だから力量としてはり立っているらしいが、このチームもそう変わらない。場合によってはエミリアにはそちらへの移を頼もうかと......ねえ? エミリアさん?」

威圧的な態度をかけておけばなんとかなる。謎の自信からこの行を取ったが、やけに効いたみたいだ。

「べ、別に私は構いませんわよ? でも、どうしてもと言うのならこのままこのチームでもよろしくてよ?」

「実力はこちらの方が上だとブラウン先生も仰っているので、どうしてもという訳でもないんだよなぁ......」

「ぬ、ぬぬ......」

「しかも、喧嘩までされたらさすがにメリーとは別のチームにするのが順當だ」

「そうですそうです! リューイ君の言う通りです!」

「あー、もう! 分かりましたわ! 私がんでこのチームに加しましたわ!」

メリーがしてやったりの顔をしている。逆にエミリアは顔を赤くしながら顔をしかめている。

メリーとエミリアは完全に相が悪いと確信したのはその時だった。

いや、なんとなく気付いてたかなぁ......。

あはは......あはははは......。

この調子で進めたい(願)

次回からはバトりたい(願)

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