《自殺を繰り返した俺は異世界転生をした〜最強の俺は異世界で無雙する〜》第26話「メリーVSエミリア」
エミリアが俺とチームを代して數日たったの日の晝休み。いつも通り、俺はメリーと食事していた。
「やはり、私はエミリアさんと相が悪いです......」
と、言いながら、俺のフォークで食べをメリーの口元へと運ぶとパクッと食べた。
「あいつはガーナー家だから、圧倒的実力主義なんだよ。しは認めてやってくれないか?」
今度はメリーが差し出したのを俺が食べる。
初めはこの食事にかなり時間を取っていたが、今ではそんなにかからなくなってきている。
「しかし、エミリアさんの高飛車な態度は許しても、私やルイさん、セシアちゃんを卑下する言葉遣いは許せません」
実は俺は代してからブラウン先生の元でもうしで始まるチーム対抗戦での役割を教えてもらっていたため、エミリアと他3人の関係はあまり知らない。
初日で若干のめ事はあったが。
「エミリアは3人の実力をどう見てるんだ?」
「ルイさんは寢てばかり! と」
まあ、これは聞かなくても良かった。
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「セシアちゃんは力任せ過ぎて連攜が取りづらい! と」
セシアもこの5年で地上には慣れているが、戦い方は昔と変わっていない。
だが、連攜が取りづらいとは思わないなあ......。
「私には......私には、補助は補助らしく後ろに下がってなさい! と」
「ん? 普通じゃないか?」
「いえ! セシアちゃんの力量ではこの地帯は余裕です! なのに嫌味ったらしくエミリアさんは......」
メリーの実力はSクラスである。なので、エミリアが邪魔と簡単に思うわけ無いはずだ......。
「よし、し改善策を考えよう」
◇◆◇
「これより、メリー・キュバスとエミリア・ガーナーの一騎打ちを始める。基本なにしてもいいが、危険な行為は止だ。判定は俺がやる。」
実技授業の後、2人の決闘が始まる。AクラスとSクラス全員がギャラリーとして見學していると、他のクラスの生徒も順々とやってきて大所帯になった。
「では、私わたくしから參りますわ!」
エミリアはメリーへ特攻する。エミリアの得意は魔法のはずだが、近距離戦を選んだ。
弾戦は元の筋力と屬魔法を組み合わせるのが、一般的。
この戦いを選んだエミリアは當然、所持しているだろうが、メリーは分からない。
「っ......!?」
メリーは苦手そうである。
エミリアが仕掛け、メリーが避ける。
そして次の瞬間ーー
「............」
ーーぱっとメリーは消えた。
《気配隠蔽》だ。俺は《全知》により、メリーの位置を把握する。
そして、メリーがエミリアに仕掛ける!
しかし、エミリアはそれを避ける。
エミリアも位置の知の能力を保持しているわけだ。
「私には《位置知》の能力がありますのよ!」
戸ったメリーが、一撃をける。
また、エミリアの猛攻が始まる。
「私が弾戦を選んだ理由。それは貴方にし用がありますのよ」
エミリアはメリーへ囁く。この聲は皆へと聞こえない程小さかった。
「どういうことですか? 私はあなたにようなんてありません」
狀況は理解しているらしく、メリーも小聲で話す。
「私はこの學園が始まってすぐの晝休みにリューイさんへ謝ることにしましたの。しかし、貴方が先にいた」
隙を見て、メリーが反撃をするが間一髪で避ける。
「私の《位置知》貴方達が何をしているか知ってるわ......そんな貴方が......」
エミリアが拳に屬魔法を付與し、強い一撃を放ちーー
「羨ましいのよ!!」
大聲と共にメリーが後ろへ跳ぶ。
なんとか防が間に合い、次の攻撃へと転じる。
エミリアは反により速攻を避けられない。
「そんなの......あなたが頑張りなさい!」
メリーが屬魔法を付與し、エミリアに一撃を與える。
防の間に合わないエミリアはさすがに倒れた。
「そこまで! 勝者、メリー・キュバス!」
ヒューヒュー! っと歓聲が沸く。
「でも、あなたをライバルとは認めますよ。負けないけど」
「ふんっ、その言葉、そっくり返して差し上げますわよ」
何を言っているのかリューイには理解不能であったが、2人が仲良くなっていて良かったと思う。
実際には競い合う面が増えたわけだが。
◇◆◇
「痛っ!!」
「大丈夫か?」
現在リューイはメリーの手當てしている。エミリアの方は別の人が手當てに向かった。
「あの、容赦ないんだから......リューイ君もそう思うでしょ?」
結局勝ったのはメリーなので、どちらが容赦無いかといえば......これは黙っていよ。
「ははは......喧嘩は今日で終わりだぞ? 知ってるんだからな、仲が悪いの」
「それは......約束......出來ないかも......」
「同じチームとして仲良くやっていかないとこれからが大変じゃないか......チーム対抗戦もるんだし」
「ね、ちょっといい?」
メリーが顔を下に向けたまま、話しかけてくる。し痛かったのか?
「チーム対抗戦で優勝したら、優勝チームの中からMVPが選ばれるの。もし私がMVPを取ったら、聞いてしいことがあるの......」
「メリーの話だったらいつでも聞くさ。でも、分かった。MVPを取ったら話を聞く」
「ありがと......もう痛くないから先帰ってていいよ」
「そうか? 安靜にはしろよ? 學年2位のパンチだ。には響いてる」
「うん、分かった。またね」
リューイは部屋を出る。
「MVPを取ったら、か......頑張らなきゃ!」
メリーは気合をれ直して、立ち上がる。
するとーー
「痛っ!!」
結局、その聲がギリギリ聞こえたリューイにおぶられて馬車へと乗ったメリーであった。
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