《ファルダーミール -明日の世界-》第14話:帰宅と日常
「終わったのかカヤト?」
後始末を済まし、玄関から立ち去ろうとすると電柱で警戒をしていた西城がこちらにに気づき聲をかけてきた。
「あぁ、終わった……」
「じゃ、帰るか」
西城に呪のことを話しておくべきか?いや、止めておこう、こいつにはまだ早すぎる。
「そうだな」
俺達は夜の暗闇に溶けるようにして消えていくつもりだったのだが、無理だったようだ。
「キャー、イケメンよ!」
「え、ちょとすみませんいそがしいので、カヤト助けてくれ」
はぁ、こいつのモテ度は異常だな。
「ちょとカヤト助けてくれ」
ハッキリいって面倒くさいし、放置していくか。
「じゃ、元気でな西城、明日學校遅れるなよ」
「待ってくれカヤト~」
知るかこの野郎
★★★★★★
「はぁ、眠い」
昨日は大変だったな。
そういえば、西城のやつはあの後どうなったのだろうか?まあ、どうでもいいことか。
「カヤくん、朝ご飯が出來たわよ」
今日の料理當番、姉貴だったけか。
いったいなんだろうか楽しみだ。
「早くしないと食べちゃうぞ」
「すぐ行く」
ベットから飛び起き、階段を降り1階のリビングへ向かう。
「おはよう姉貴」
「おはようカヤくん、今日はあなたの大好きなカリカリに焼いたベーコンとスクランブルエッグよ」
こうして見ていると普通なんだけどな。
「ありがとう姉貴」
お禮を姉貴にいいながら椅子に座る。
「いいのよ、私はおねいさんなんだから、あ!カヤくん朝のチューをしないとね♪」
「馬鹿か姉貴」
とりあえず姉貴の頭にチョップをかましておく。
「もう、痛いでしょカヤくん、ちょっとした冗談なのに」
ぷ〜、と可らしく頬を膨らませながらプンプンしている。
可らしい、しかし騙されてはいけない。あわ良くば弟の貞を狙おうとしてくる姉だ、1度でもこのようなスキンシップを許してしまえば調子に乗って他に々なことをしてくるだろう。
「姉貴仕事の時間だぞ行かなくていいのか?」
「え、本當だ!もう行かなきゃ。行ってくるねカヤくん」
「あぁ、いってらっしゃい」
まったく、朝からさわがしい姉だ。あれで超一流企業に勤めているんだから凄いよな。
プル〜プル〜
電話だ、いったい誰からだだろう?
まあ、大は予想がつくがな。おおかた、西城辺だろう。そう思い、俺はポケットにしまっていたスマホを取り出し確認する。
非通知
いや、誰だよ。まあ、出てみればわかるだろう。
「はい、もしもし」
「え〜と、カヤトさんでしょうか?」
かぼそい聲で、自信がなさそうに喋りかけてきた。
聲の高さ的におそらくだな。
「はい、私がカヤトですが。あなたはいったい誰ですか?」
「え、えぇ〜と、……です」
うむ、聞こえん。
「すみません、もうし大きな聲で話していただけないでしょうか?」
「え!すみません、私、神崎白百合(かんざき さゆり)って言います」
サユリさん……聞き覚えがないな。
「サユリさんですか、いったい私になにようですか?」
「はい、実はお願いしたいことがありまして」
お願い事ね。
「と、申しますと?」
「あ、すみません。いい忘れてました『コードネームZero』と言えばよいのでしたよね」
俺のコードネームを知っているとなると……仕事しかも裏仕事か。
「依頼をお聞きしましょう。サユリさん」
「はい、あなたの學校に通っているルリエ・エルシエを殺してしいのです。出來れば隠に」
「なぜです?」
「話さなければいけませんか?」
依頼人の事は本人が言わなければ聞かないが原則、めんどうだな、また、自分で調べなければいけないのか。
「いいえ、大丈夫です。仕事はとりあえずけましょう」
「よろしくお願いします、それでは」
「えぇ、それでは」
プッ、プ〜プ〜
仕事の依頼か、まあ、とりあえずは下調べからだな。
「お、學校に遅れてしまうな」
さっさと、朝食を食べ、學校に行く準備に取り掛かる。
「さてと、學校にいくか」
【書籍化・コミカライズ】愛さないといわれましても~元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる
「君を愛することはないだろう」 政略結婚の初夜、生真面目軍人ジェラルドにそう言い渡された伯爵令嬢アビゲイル。 前世は魔王のアビゲイルだが、魔王とはいえ食生活は貧しかった。 憧れの人間に転生して、これで豊かな食生活がと期待するも、継母と義姉は餓死ギリギリを狙って攻めてくる。 虐げられた生活を送っていた彼女にとって、政略とはいえこの結婚はそんな生活から脫出するための希望だった。 だからせめて、せめてこれだけは確認させてほしい。 「……ごはんは欲しいです」 黒髪青目でいかつい系の軍人旦那様は、ひもじい子には意外と優しかった。庇護欲にあふれた使用人にも大切にされ、アビゲイルの美味しい食生活がはじまる。
8 136地球連邦軍様、異世界へようこそ 〜破天荒皇女は殺そうとしてきた兄への復讐のため、來訪者である地球連邦軍と手を結び、さらに帝國を手に入れるべく暗躍する! 〜
※2022年9月現在 総合PV 150萬! 総合ポイント4500突破! 巨大な一つの大陸の他は、陸地の存在しない世界。 その大陸を統べるルーリアト帝國の皇女グーシュは、女好き、空想好きな放蕩皇族で、お付き騎士のミルシャと自由気ままに暮らす生活を送っていた。 そんなある日、突如伝説にしか存在しない海向こうの國が來訪し、交流を求めてくる。 空想さながらの展開に、好奇心に抗えず代表使節に立候補するグーシュ。 しかしその行動は、彼女を嫌う実の兄である皇太子とその取り巻きを刺激してしまう。 結果。 來訪者の元へと向かう途中、グーシュは馬車ごと荒れ狂う川へと落とされ、あえなく命を落とした……はずだった。 グーシュが目覚めると、そこは見た事もない建物。 そして目の前に現れたのは、見た事もない服裝の美少女たちと、甲冑を著込んだような妙な大男。 彼らは地球連邦という”星の海”を越えた場所にある國の者達で、その目的はルーリアトを穏便に制圧することだという。 想像を超えた出來事に興奮するグーシュ。 だが彼女は知らなかった。 目の前にいる大男にも、想像を超える物語があったことを。 これは破天荒な皇女様と、21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグになっていた元サラリーマンが出會った事で巻き起こる、SF×ファンタジーの壯大な物語。
8 195男子が女子生徒として高校に入りハーレムを狙っている件(仮)
表紙は主人公の見た目イメージです。お気に入り設定とコメントして下さった作者様の小説読みに行きます。花間夏樹という男子高生が高校に女子として入り、男の子に告白されたり、女の子と一緒に旅行にいったりする話です。宜しければお気に入り設定と コメントお願いします。
8 198山羊男
『Уаğİ 〇ТбКф』(通稱:山羊男(やぎおとこ))という正體不明の存在がきっかけに始まる、一連の失蹤事件と多発事故 殺人鬼、元受刑者、殺し屋、偽裝、情報操作、陰謀、妄想、迷信、病気、幽霊、悪魔、神、信仰、未確認生命體、クローン、ミーム、概念、都市伝説、虛言… 最早何が現実で、何が噓か分からない。しかしこれだけは言える。この先に何が起きても、誰も真実には屆かない。
8 115職業魔王にジョブチェンジ~それでも俺は天使です~
神々の治める世界に絶望し、たった一人で神界を壊滅させた天使。 二百年後、天使は女神を救うため、ある世界に転生する。 その世界は邪神達によって、魔王に指揮された魔族が蔓延り、神々が殺され、ただ終焉を待つだけだった。 天使は全ての力を捨て、転生する。世界を救うために―――― 「天職魔王ってどういうことだよ!?」 小説家になろうでも投稿しています。
8 164俺だけ初期ジョブが魔王だったんだが。
203×年、春休み。 ついに完成したフルダイブ型のVRMMORPGを體験する為、高校二年になる仁科玲嗣(にしなれいじ)は大金をはたいて念願のダイブマシンを入手する。 Another Earth Storyという王道MMORPGゲームを始めるが、初期ジョブの種類の多さに悩み、ランダム選択に手を出してしまうが... 設定を終え、さぁ始まりの町に著い... え?魔王城?更に初期ジョブが魔王? ......魔王ってラスボスじゃね? これは偶然から始まる、普通の高校生がひょんなことから全プレイヤーから狙われる事になったドタバタゲームプレイダイアリーである!
8 121