《異世界チートで友達づくり(仮)》異世界へ転生①

俺の名前は吉崎 蒼唯よしざき あおい。ちょっと特殊な高校2年生だ。

特殊ってゆっても漫畫みたいな異能のちからをもっているというわけではない。

俺は…というか親父は……日本では知らない人はいない程有名な極道の當主であり、俺はその一人息子だ。

それが俺にとってのコンプレックスだった。

なぜかというと………友達ができないのだ。

親父の『吉崎組』が無駄なくらい有名なだけあって俺の名前も次期當主として、當然世に広まっている。

それに加えて親父の目つきの悪さが伝してしまったのだ。

當然といっていいほど周りのみんなに怖がられていた。

だから俺は生まれてこのかた、友達が1人も出來たことがなかったのだ。

毎日のように同じクラスの奴らに話しかけようとしたが、みんな俺を見るやいなや距離を置いていた。泣きたくなるほどに。

俺のおふくろは2年前に病気で他界していた。

おふくろは親父とは真逆のような人だった。

お人やかで優しくて、目つきも悪くなかった。どうせならおふくろの方が伝してほしかった…と思うほどだ。

俺は次期當主として様々な習い事を小さい頃からやっていた。

空手、道、剣道、日本拳法、林寺拳法、合気道。どれも全國レベルまで鍛えていた。

そのため、喧嘩では負けたことがなかった。

しかも親父の手伝いで借金の取り立てに強制的に參加させられて、逃げる滯納者をおいかけたりするから足も結構速かった。

あの日もいつものように親父の手伝いで借金の取り立てに來ていた。

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