《異世界チートで友達づくり(仮)》異世界へ転生⑤

「俺の目から損な要素を全て取り除いてくれ!」

これが俺の答えだった。

「それでいいんじゃな…しかし一つだけ問題があっての…」

「問題?」

予想外な返しだった。

「おぬしら人間の伝子には組み込める報の數というのが決まっているんじゃよ。」

報?」

「簡単にいえばゲームでいう裝備みたいなものじゃよ。それが人間のパーツひとつひとつに決まった數だけあるじゃよ」

なるほど…俺の損な要素が消えたらその分裝備欄に空白ができるわけか…。

人間って奧が深いな…。

「それがなかったらどうなるんだ?」

「ひとつでも欠けていると世界が人間として判斷しなくなるんじゃよ。だから人間はフル裝備の狀態で送りこまないと人以外の存在になってしまうんじゃ」

うわ〜…こえ〜……。

「じゃあ俺の損な要素を取り除くと同時に何らかの要素をれないといけないわけか…」

「そういう事じゃ…。何かみはあるかの?」

ん〜…好きな要素か…。

「じゃあ何らかの特殊能力がほしいな」

「ほぅ、特殊能力か…。それを異世界ではスキルと言うぞ」

「まんまゲームの世界じゃねぇか…」

「まぁよかろう。おぬしにはわしのとっておきをやろう」

「とっておき?」

「そう。わしが今朝つくったばかりのスキルじゃ」

「大丈夫なんだろうな…」

「ん〜…まぁ心配いらんじゃろ」

「適當じゃねぇか!!!!」

やべぇ…すげぇ不安なってきた…。

「まぁ詳しい効果は著いてからみることじゃ。それじゃあ転送するぞ」

「あ、ち…ちょっと」

「それじゃ健闘を祈るぞ」

自稱神に手をばしたが、屆く前に目の前が真っ白になっていった。

目が覚めると俺は森の中で仰向けに寢ていた。

そして辺りを散策しているところをイノシシに見つかって冒頭にもどる。

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