《異世界チートで友達づくり(仮)》コルベ村③
俺たちはクエストに行くための道を揃えるために最初に武屋に向かっていた。
「武か〜…ベルはなにか使えるのか」
俺は素手でも普通にというか圧倒的な程戦えるけど一応武を持ってた方がいいだろう。
それにベルは必須だからな。
「私は〜弓が使えるよ」
「弓!?」
予想外だった。俺は弓道はやっていなかったがその理由が子供の頃に母が「れるようになるまで1年はかかる」と言っていたからだった。
「お前…弓使えるのか?」
「うん。割と得意なんだ〜」
「本當に大丈夫なのか?」
弓道はあくまで止まってる的に止まった狀態でるものだ。
その段階ですら1年かかるというのに戦場では常にいてなきゃいけない。相當の技がないといている敵に命中させることは不可能だろう。
「もぉ〜戦場でも何回か経験あるから大丈夫だよ〜」
「……分かったよ、その代わり近接武も買っとけよ?」
「うん」
ベルが弓で後衛なら俺は前衛だから近接戦闘か…。まぁいいけどさ。
そんなこんなで武屋に到著した。
   中にるとまさにコンビニのような裝だった。棚には丁寧に置かれた様々な武が並んでいた。
「いらっしゃい!お客さん何をお探しで?」
「冒険にいくための武がしいんですが…」
笑顔で接客する犬人族ドワーフのの子。それにこちらもまた笑顔で応えるベル。薄々思ってたけどベルって……コミュ力超高い?
「おぉ!駆け出し冒険者ってとこかい?いいねいいね〜!カップルでパーティーはこの村では珍しいよ〜」
「か、カップルじゃない!」
ベルが慌てて否定する。カップルじゃないけどここまで思いっきり否定されると傷つくな…。
「自己紹介が遅れたね!私は渉人のシェラ・リープス。よろしくね」
「ベル・アークス」 「アオイ…」
「片言だね…。まだカップルって言ったこと怒ってる?…ごめんって…」
苦笑いをしながら謝っていた。なんせベルの目付きが怖い…。本當に怒っている。俺の心は傷ついていく…。
まさか俺のこと友達としてもみてないんじゃ…。
「えーっと、冒険の武だったね。どんな武をご所だい?」
「私は弓とちょっとした短剣がしいんです」
「俺はちょっとしたナックルと長剣がしいんだけどあるかな?」
それぞれが注文するとシェラがフムフムと頷きながら聞いていた。
するとカウンターを飛び越え店を走り回りながら品を取っていく。
しばらくするとカウンターに戻って品をテーブルにばらまいた。
「これらなんかどうだい?」
自信満々に言ってきた。
弓、短剣、ナックル、長剣がそれぞれ2種類ずつ置かれていた。
うーん、正直俺好みのものはなかった。どれもまがまがしい程の形をしていた…。
「あ…あの〜、これの中から選ばないといけないのか?」
思わず言ってしまった。だってどれもまがまがしいんだもん!
「なにかご不満かなぁ?どれもカッコイイよ」
「かっこ…いい?」
ベルが苦笑いをしながら聲をもらした。俺も同だ。
「お、俺素材持ってるんだけど武の製作依頼とかできないのか?」
「できるけど〜、お金かかるよ?」
「いくらぐらいなの?」
ベルも新しく作ってもらおうと思っていたようだ。すぐ話にってきた。
「製作費を含めると5000zぐらいかなぁ」
「うグッ…」
ベルが聲をもらす。どうやら予想以上の値段だったのだろう。
「じゃあ長剣と弓の製作をお願いしたいんだけど…」
「私、お金ないよ!?」
ベルが驚いた様子で言っていた。
「ベル、俺は……金ならある!」
汚い大人だ…自分で言っといて自分で思った。こんな人にはなりたくなかったがベルが死んでしまった方が困るからな…。
「分かった。素材はどんなのがあるんだい?」
   俺は自分のストレージを開いて«ベアウルフの薄皮»と«ベアウルフの骨[大][小]»を取り出す。
「「ベアウルフの素材!!!!???」」
ベルとシェラが二人揃って聲を上げた。
「ん?どーした?この素材でお願いしたいんだけど…」
「アオイ!こんなレア素材どこで手にれたの!?まさか……盜んだの!!??」
「盜むかーーーーーい!!!!!!!!」
ベルが予想外のことを言ってきたので慌てて全否定する。
「どうって普通にドロップアイテムで…」
「「倒したの!!!!????」」
んー、デジャブ〜…。
「まぁとにかくこの素材で弓と長剣を作ってくれ。シンプルな武にしてね」
せっかく苦労して手にれた素材をまがまがしくされてはたまったもんじゃない…。
「わ、分かったよ…でもちょっと半日ぐらい時間がかかるからそこんとこよろしくね」
それから防屋に行き同じく«ベアウルフの皮»で裝備を作ってもらうことにした。
素材を出した時に武屋と同じ反応を店の人にされてしまった…。
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