《異世界チートで友達づくり(仮)》準備②
その後俺たちは武と防のできる10時間もの間質問や雑談を繰り返した。それと晝寢。
この10時間の間にいろいろなことが分かった。
まずこの世界には死者を蘇生させる魔法がないということ。ゲームと一緒に考えていたら痛い目にあうだろう。この世界は紛れもない現実だ。
次にこの世界には俺みたいにウィンドウを表示することはできないらしい。だが、アイテムのストレージは存在するらしくそれは念じればでてくるとのことだ。俺の場合も念じれば出てきたから同じものだろう。
他にもこの世界の文字や大陸、流などを教えてもらった。
だが俺は……肝心なことを聞けずにいた…。
俺たちは約束の時間になったので商品を取りに向かった。
まずは武屋。
「シェラ〜できてるか〜?」
「お、ベルとアオイじゃないか〜待ってたよ!」
どうやらできたらしい。そそくさと店の奧に走って行き武をそれぞれ抱えてきた。
「注文は、え〜と、長剣と弓だったよね?」
「おう」 「うん!」
それぞれが返事をするとシェラはニッコリ笑って両手を大きく広げた。
「まいどあり!これがうちの最高傑作さ!」
テーブルには長剣と弓が置いてあった。
「まずは長剣だね!こいつの名前は«牙狼丸がろうまる»だ!砥石不要!刃こぼれなしの業だよ!」
なりは正しく日本刀そのものだ。黒の鞘さやに黒りの刃が収まっている。長さは竹刀よりし長めくらいだった。
最高に気にった!!!!!!!!
「ありがとう!すげぇ気にった!!!!!!!!」
「へっへーだからゆったろ〜?最高傑作だって」
自慢げにを張っている。
「次は弓だね。こっちの方も結構な傑作だよ〜」
ベルがドキドキしていた。……かわいい。
「こいつの名前は«ハウメタル»だ!弓の割に高威力で屬適値がなんと全種最大!」
「屬適値?」
   聞きなれない言葉に思わず聞き直してしまった。
「屬適値ってゆうのはね!」
ベルが目を輝かせて応えてきた。
「弓、杖とかの後衛武にはそれぞれ魔法屬で強化した道で攻撃することができるの!その分武への負擔が大きいんだよ!」
「よ、要するに耐久値が最大ってことか?」
「そう!」
よっぽど嬉しかったのだろう。興している。
弓の形狀は結構シンプルなじで綺麗な曲線をえがいている。持つ部分はグリップのようになっておりそこから両サイドにびてるといった形狀だ。
「気にったか?ベル」
「うん!すっごく!」
気にったようなのでシェラにお禮をいうと
「お禮をいうのはこっちの方だよ!こんなレア素材を使わせてもらったんだからね!」
俺は背中に剣をおさめた。ベルは腰にかけて武屋をあとにして防屋に向かった。
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