《異世界チートで友達づくり(仮)》結果①

「ベルちゃん?…君…アオイ君の事、好きでしょ?」

「べべべべべ別に!…そんなんじゃ、ないし!」

ベルが目を回しながら答えるが男達は既に悟っていた。

そして男達はみんなベルの間近まで迫ってきて小聲でささやいた。

「ベルちゃん、楽になりなって〜。認めた方が絶対いいって〜」

「そーだぜ、ベルちゃん…しているは魅力的ってゆうだろ?」

「そうそう…認めたらその分魅力的になるんだって、は」

「おじさん達にいろいろ話してごらん」

驚くことにおっさん4人組が揃いも揃ってバナを聞きたがっていた。

ベルは顔を赤くして目を回していた。未だに頭からは煙がたっていた。

私の名前はベル・アークス。ただ今男の人4人組のパーティに拐されています…。

これだけ聞いたら悲慘な事かもしれませんが……今、その人達にバナを迫られています…。

手錠も足枷も外され私はひとつの椅子に座らされて周りを男達が囲んでいるという現狀です…。

自分でも顔が赤く熱くなっているのが分かる…。それも煙の出るほどの高熱…。

ーーー恥ずかしい…。

そして大剣の人が改めて聞いてきた。

「ベルちゃん、認めちゃいなよ〜」

「……な…何を…?」

ニヤニヤしながら言ってくる男の人とは裏腹に私は俯いたまま震える聲で応えた。

「またまた〜とぼけちゃって〜。アオイ君のことが好きなんでしょ〜?」

「だ…だから、そんなんじゃ…ない…かも」

聲がだんだん小さくなっていった。

ここで自白したらアオイにバレて避けられるかもしれないから認める訳にはいかない…でも、もし…もしバレてアオイも私の事…………。

ーーーーボォシュ〜〜〜〜〜〜

考えただけで混する…。

私とアオイが…うへへへへ………。

思わずニヤけてしまう…。周りを見るとみんなニッコリとこちらをみている。

「やっと自白したね〜ベルちゃん」

「………………え?」

な…ななな、なんでバレてるの!?!?

「ベルちゃん、妄想聲に出てたよ」

な、なんてこったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

そのまま気絶した…。

目が覚めると男の人達が心配そうにこちらを見ていた。

「目覚めたか?ベルちゃん」

「心配したぜ…いきなり気絶するんだからよ」

私なんで気絶したんだっけ…?

「それでベルちゃん、どーして好きになったのか詳しく教えてよ」

……思い出してしまった。

もぉいい!どーにでもなれやー!!!

全部自白した…。

アオイには森で見つけた時に一目惚れしてそのまま同居している事。私の両親がだいぶ前からいないという事。

話終わった時に男の人達を見ると涙を流していた。

「な、なんで泣いてるの!?」

「いや…可哀想で…ひっぐ」

薄々思ってたけどこの人達って本當はいい人なんじゃ…。

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