《異世界チートで友達づくり(仮)》出発②
次の日の朝、俺達は武と防を取りに行った。
まずは武屋だ。
俺の短剣は柄から峰にかけて«炎骨»を使用しておりそこから刃が出てるという形狀だ。長さは«牙狼丸»の3分の1程の長さで武の名前は«ボーンダガー»。
ベルの方は刃の部分は緑の«グリーンドラゴンの鱗»を一枚一枚研いでそれを斜めに取り付けられていた。長さはサバイバルナイフ程で名前が«リョークナイフ»。
「気にって貰えたかい?お二人さん」
「あぁおもちろん!」
「ありがとうね!シェラちゃん!」
そして俺達はそれぞれ発注代の5000zを支払った。
「毎度あり!またいつか買ってね!それと旅気をつけてね」
「うん!ありがとう」
ベルとシェラが思いっきりハグをした。その時シェラがベルの耳元で何やらささやいた後にベルの顔が赤くなり、悪ノリでシェラを叩いていた。
その時の表はなんだか嬉しい中にもし寂しさが滲み出ているような景に俺は不思議と笑みがこぼれた。
武屋を後にした俺達は防屋にやってきた。
俺はアクセサリー、ベルは腕裝備を発注していた。
俺の方は右耳につける小さな玉がついたイヤリングだ。
なぜこれなのかというとこの玉に俺の神の姿の力を封じ込めるつもりだ。
神から俺のスキルの事を聞いた後にベルの昔話をしてくれたのだ。
その容は昔、力しさに人族が魔族と契約して自分のに魔族の力を取り込もうとした所、がその膨大な力に耐えきれなくなって散したというものだ。
それを聞いた時には思わずゾッとしたところだ…なんせ俺のにはもうヒビがっているからな。信じない方が逆におかしい。
よってこれからもっと強くなる可能があるため、その力をしでも抑える代わりとしてこのイヤリングに封印しようというわけだ。
ベルは右腕に付ける裝備を買ったらしい。厚い布素材で肘から人差し指中指にかけての裝備だ。
弓をる時に連続でやると流石に痛むらしいのでその保護だ。
それぞれがお金を払い店を出る際にカイルが俺達に言ってきた。
「旅気をつけろよ。いつでも戻ってこいよな」
「おう!」 「うん!」
元気な笑顔で俺達は防屋を後にした。
そして一旦家に帰って來た。
「この家ともお別れだな」
「そーだね…アオイが來たのがつい昨日みたい」
そう言ってベルが笑みをこぼした。
「この家で最初目が覚めた時はびっくりしたよ」
「あの時はアオイが死ななくて良かったよ」
「あのとんでも魔法はほかの人だったら多分死んでたぞ…」
そして俺達は荷を全て持ち、玄関から家の中を見て俺達はこれまでの生活を思い出しながら噛み締めるように聲にだした。
「「いってきます」」
と。
【書籍化】隻眼・隻腕・隻腳の魔術師~森の小屋に籠っていたら早2000年。気づけば魔神と呼ばれていた。僕はただ魔術の探求をしたいだけなのに~
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8 122俺のハクスラ異世界冒険記は、ドタバタなのにスローライフ過ぎてストーリーに脈略が乏しいです。
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