目の前には武こそ持っていないが正真正銘そこにはガ〇ダムが立っていた。

いつの間にか部屋の壁が崩れ落ちていて広さになっていた。だいたい県の育館程くらいあった。

｢これで終わりだ！｣

そう言ってガ〇ダムは思いっきり毆ってきた。そこそこのスピードだ。

それを見て俺はベルとフォックを同じ場所にで移させて俺は真上から叩きつけられるガ〇ダムの拳を両手でけた。

ーーードゴォン！！！！

拳をけると共に自分の足下が陥沒した。

なん…だ…これ！……おめぇ…！！

想像以上の拳の重さに驚いているとみるみるうちに下へと押し潰されてきていた。

足を広げ腰を落とし､拳を頭と両手で止めていたが尋常ではない程のパワーだった。

このままじゃ…潰される…！

咄嗟に拳の落下予想範囲外に落ちていた瓦礫とした。

移と共に拳が地面にめり込み衝撃波でとてつもない風がうまれた。

ギリギリにした俺はその風に飛ばされ10數m程離れた位置に著地した。

｢クソ…なんてパワーしてやがる…｣

俺の神の姿でも抑えきれないのは初めてだ。たかが機械に俺が遅れをとっているのか…？

そんな事を思っているとナグナルトの聲が聞こえてきた。

｢あははは！コイツの攻撃は重力を最大まで増幅させてから攻撃するんだ！人一人の力で世界の力に勝てる訳ないだろ！？｣

そういう事だったか…。でもそれなら話は簡単だ。重力をしちまえばいいんだ。

次の攻撃の時にバラバラにぶっ壊してやる。

そう思い防制を取り､相手の攻撃を待つことにしたーーーーが…

｢アオイ！｣

突然のベルの呼びかけに咄嗟に相手から視線を逸らした。そして俺は自分の視界にった景に目を疑った。

そこにはベルに襲いかかるフォックとその攻撃を必死に避けているベルの姿があった。

｢なんで！？ーーー｣

言いかけたがその時にナグナルトが攻撃を仕掛けてきたがギリギリ避ける事が出來た。

それより重要なのはフォックだ。何故ベルの事を襲っている。確かにフォックの脳の中の機械は取り除いた。なのにどうしてベルを襲う。

俺はナグナルトの攻撃を避けながらフォックのきをできるだけで抑えるがそれでもきが鈍る程度しか支配できない。恐らくまたられているんだろう。脳からの伝達信號が大きすぎる為に完全に靜止できない。

｢ナグナルトォ！お前一何をしたァ！｣

｢あはははは！フォック？だっけ？そいつのはもう僕のだ！脳からじゃなく外部からっているんだよ！｣

そういう事か…！確かに外部からっている分力は大きく無理なきにも対応できる。

つまりは早くしないとフォックのが危険って事だ…どうする…。

｢アオイ！フォック君のきを完全に止めれる！？｣

急なベルの聲に俺はフォックのきを鈍らせたままナグナルトの拳の連打を避けていたが一瞬ベルの方に視線を移した。

｢止められるのはせいぜい數十秒間だけだ！｣

｢それでもいい！お願い！｣

とは言われたものの…今のフォックのきを封じるには集中力がいる…。ナグナルトの攻撃を避けながらだと無理がある。

どうする…どうする…。

その時俺の脳裏を過ぎったのは固有スキルの説明文だった。

固有スキル…世界に存在するありとあらゆるものを自在にる事ができる。それは人の意識も同様である。任意発。

“世界に存在するありとあらゆるもの”…。

その事を思い出し俺はひとつだけ策を思いついた。

やった事はないが試してみる価値はあるかもな…。

そして俺はナグナルトの攻撃をさっきより一段と大げさに避けて距離を取り､フォックの方に手を向けてこう唱えた。

｢【タイム】｣