《異世界チートで友達づくり(仮)》神と変態と謎の

一方その頃、アオイはーーー

「んん……ん〜…ふぁ〜」

目が覚めて上を起こして狀況を確認した。

あ〜寢ちまってたか…。

なかなか長い時間寢ていて外はすっかり日が落ちかけて見事なまでに綺麗なオレンジ付いていた。

晝寢とか久しぶりにやったな…子供の時にやった記憶しかないな。たまにはこういうのもいいな。

晝寢明けは々の眠気は殘るものの、睡眠時間を確保できて睡眠不足が原因のダルさがいいじに抜ける。

そろそろ起きとくか…。

びをしっかりと済ませて意識がしっかりしてきた頃にそう思い起きようとするとふと近くに不自然な膨らみがあるのに気づいた。

ん?なんだ、これ?

そう思い恐る恐るかかっている掛布団をめくって俺は驚愕した。

そこには見たことのないほどの綺麗な金髪ロングに白い、しかも見たじ歳は5~6歳ほどだった。しかも泥だらけのフード付きのマントにを包んで丸くなって寢ていた。

「き、金髪ロリっ子…だと……!?」

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俺は急いで部屋をとびだして部屋の位置を確認する。部屋は階段から一番遠い部屋だったが…よし、合ってるな。

そのまま1階へと降りる。

「メイさ……ブフォッッ!」

メイさんを呼ぼうとしたが呼びきる前に俺の鼻から大量の赤いを垂れ流し咄嗟に手で抑えた。

なぜなら彼は…

「なんでエプロンなんだよぉぉぉ!!!」

は真っにエプロン一枚という衝撃的な格好をしていたのだ。

その姿で普通に接客をしている。客も當然の事ながら全員メイさんに目を奪われていた。

俺の大聲にメイさんは首を傾げていた。そんなメイさんに俺は続けて言う。

「なんでそんな格好しているんですか!?」

「ちょっと待ってもらおう」

俺がメイさんに問いかけると客席の方から聲が聞こえたので見ると一人の男が立っていた。

歳は俺と同じぐらいで黒い髪の清潔溢れる短髪で黒の瞳を持っていた。

服裝は黒のマントをにつけていた。

しかし、頭に禍々しいじの黒いツノと顔には変わった形の痣が殘っていた。

混魔族ディーマン…なのか?

混魔族…何らかの原因によりヒューマンに魔族のが混ざった種族である。魔族のようなツノやに不思議な痣ができるのが特徴。エルフに引けを取らない程の魔力量を持ち防力もそこそこ高いステータスを有している。

「誰だ?」

店には3組程のパーティがいたがその全員が俺たちに注目していた。

「俺は行商人のダルってもんだ。その服裝はメイちゃんの了承を得た上でメイちゃんが自ら著替えたんだ。邪魔立ては許さん(ポタポタ)」

「その前に鼻止めろよ…」

話し終わったと思うとダルという人の右の鼻のから赤いが地に落ちていた。

「あぁ、大丈夫だ。心配ご無用!」

そう言ってマントの中で何やらゴソゴソして何かを取り出した。取り出したものは…

……輸パックだった…。

まさに手慣れているかのような手つきで輸の準備と整えた。

「これで大丈夫(ビチャビチャ)」

「おい、今度は両方出てるぞ…しかもさっきより大量に」

「し、心配ないさ…こんな時こそメイちゃんを見て元気に…ごはァッッ!」

「目ぇ閉じろぉぉぉ!!!」

ダルという男は吐した後地面に倒れ自分の鮮で床に文字を書いた。

“メイちゃん俺の頭の上にまたがって”

俺はダルという男の頭の上から思いっきり踏み込んだ。と同時にダルの周りはの池と化したのだった。

「そんな事よりアオイさん、どうされたのですか?」

床に埋もれながら息絶えているダルを橫目にそんな事とは酷いんじゃないか?とも思ったがこの変態にはお似合いの言葉だ。

「それが…俺の部屋に居たの子はーーー」

「何!!?うぎゃ!」

』という単語に反応したのかガバッと顔を起こしたダルの側頭部に思いっきり中段蹴りをれてダルが思いっきり壁へと吹っ飛んだ。

ーーー ドゴォン!!!

「ーー誰なんだ?」

衝撃音がしたが俺は何事もなかったかのようにメイさんへの質問を続けた。

「あれ?アオイさんの知り合いじゃないんですか?」

予想外のことにメイさんはなんにも気にせずに話を続けてきた。もしかして慣れているのだろうか…。いや、今は考えないようにしよう。

「あの子がここに來た時に「アオイさんってここにいますか?」って聞いてきたのでお部屋の場所を教えてあげたんですけど…」

そうだったのか…でも、俺はあの子を知らない。俺の名前をどうして知っているのかは分からないけどいろいろ聞いてみるか。

「分かりました。ありがとうございました」

メイさんはいえいえといって手を振っていた。エプロンのまま…。

そうして俺は2階の自分達の部屋に戻ろうとした時瓦礫の山がいてダルが中から出てきた。

「話は聞かせてもらったぞ。俺も行く」

「斷る、じゃあな」

こんな変態にあんな可らしいと會わせるなんてとんでもない。

そう思い俺は2階への階段に足をかけるが。

「待って!お願い!お願いします!俺も連れてってくれよ〜」

俺の腰に抱きついてねだってくる。正直にいって不快以外の何ものでもない。

「離れろ気持ち悪い!」

必死に引き剝がそうとするがビクともしない。なんて力してやがる…!俺のレベルは80超えてんだぞ?

「そんな事言うなよ〜俺のとっておきの報教えてやるからよ〜」

「とっておきの報…?」

予想外の言葉に一回手を止めて聞き返した。

「そう、俺は行商人をやってんだ。他にもいろいろ報屋みたいな事やってるから割とためになる報提供するぜ?」

「お前、この國以外の事にも詳しいのか?」

「ん?あぁもちろん。いろいろな國渡り歩いてるからな」

これは結構いい提案じゃないだろうか。

ベルはいろいろ知っているけどコルベ村以外に行った事がないようだから國同士の対立などという事には詳しいとはいえなかった。

これは國同士の流などを聞くいいチャンスなのではないだろうか…。

「よし、のってやる。ただし俺の知りたい事を全て話してくれたらな」

「おう、任せとけ!」

そう言ってダルはしがみつくのをやめてしっかりと俺の前に立って言った。

「俺は行商人兼魔師のダル・コンブラウスだ。見ての通りの混魔族だ。よろしく」

「俺は冒険者兼武闘家のアオイだ。種族は人族。よろしくなダル」

そして俺たちは2階の部屋へと上がっていった。

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