《異世界チートで友達づくり(仮)》

ダルをひと通り毆って落ち著いた2人をベットの上に座らせて俺は1階で起きた事を話した。

二人とも正座をして割と反省しているようだった。

それもそうだろう…毆られたダルはというと顔が大きく腫れ上がっていて元の顔が分からない程だったのだから。

それもそうだろう…俺が止めにってからなくとも2分は毆り続けたんだからな。しかも…

「フォック…さすがに獣王フォルムで毆るのはやりすぎだろ…」

「えへへへ…急だったんでつい、」

照れくさそうに後頭部をかきながら言った。

「ついってお前…」

獣王フォルムはステータスこそ変化はないが姿が変わるだけで鋭利な爪やら鋭い牙等という理戦闘の武が増えるのだ。

それで毆ったと考えるとどんまいとしかいいようがない…。

「そんな事よりアオイ、その…スサラちゃんの“お願い”って一何だったの?」

その言葉を聞いた瞬間俺の心拍數が跳ね上がった。と同時に俺の脳裏にはさっきスサラが言った言葉が過ぎった…。

(「私と…結婚してください!」)

どうする俺!こんな事言ったら俺は間違いなくロリコン認定されてしまう!そうなれば友達をつくるどころの話じゃなくなっちまう!なんとか誤魔化しを…!

「それは━━」

「私はアオイさんと結婚するために來ました」

俺の言葉を遮ったのはな〜んとスサラちゃん本人だったのです。何やら頬を赤らめて俯いていた。

俺の頬を冷や汗が伝う…急いで言い訳を!

「いや、違う!これはスサラが一人で言ってるだけで━━」

「先程も私を守るためにそこの人と戦ってくれました…」

顔を赤らめもじもじしながらまたしても俺の言葉を遮った。

やめてぇ!もう俺を追い込まないでぇー!

「だからそれは━━」

「私も…!」

今回の俺の言葉を遮ったのは…何故かベルだった。

そのまま俯き正座を崩したようないわゆるの子座りで顔を赤くしてもじもじしながら続けた。

「私も…助けられた事くらい、あるし…」

なぁ〜にを張り合ってんじゃぁあ!?

それを聞いたスサラの闘爭心に火がつきそのまま言い合いが始まった。

スサラ:「私は一緒に寢ましたよ」

ベル:「わ、私だってあるもん!何回も!」

アオイ:(そんな何回も寢てないけどな…1回目は潛り込まれたし、2回目は酔ってる勢いで寢かされたし…)

ベル:「しかも!その…あーんもしてもらったし…!」

スサラ:「なッッ!……アオイさん、」

アオイ:「ん、なんだ?」

スサラ:「私と今からご飯に行きましょう」

ダル:「(ガバッ!)是非ご一緒に!」

その一言でその場にいる全員が一點に視線を向けた。

そこにはダルが先程の傷が噓みたいに、いや完全に傷が消えて何事もなかったかのように上を起こしていた。

あ、ありえねぇ…いくらなんでも獣王フォルムのフォックの攻撃をけたはずなのに傷一つない…!

ほかのみんなもあまりの回復速度に目を丸くしていた。

レベル80越えの俺の蹴りをけても平然としていた。どんだけ防値高ぇんだよ…。

「お、おいダル…もう何ともないのか?」

恐る恐る聞いてみるとダルは一瞬首を傾けたが、すぐにニッコリと笑いながら答えてくれた。

「これは俺の固有スキルの効果だよ」

固有スキル…?

「ダル!ちょっとステータス見ていいか?」

「ん?あぁ、別に構わんが」

その言葉を合図に俺はダルのステータスを確認した。

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