《戦力より戦略。》よく筋って言うけどそしたら進化って存在せんやん

キラに王城に案される道すがら……。

「なぁレイン。俺たち超目立ってね?」

「そうですね……」

「すげぇ怖がられてる気がするんだけど」

「今僕たちたぶん二つ名ダブル持ちに連行されてると思われてるんですよ」

めっちゃ目立ってんじゃん。

「キラ。目立たないほうがいいからお前についてってるんだけど」

「うーん。それは謝るよ。こんなに注目をひいてしまうとは思わなかったんだ」

「まあ普通國が誇る二つ名持ちがこんなとこ歩いてたら目立ちますよね……」

そんなことを言いながらてくてく歩く。

「ちなみに俺らは王様に會うのか?」

「そうなるだろうね」

「どんなやつなんだ?」

「やつって……。そうだね。一言で言うなら聡明かな」

「例えば?」

「二つ名を授けるのは王に委ねられているんだけど、その判斷が間違ったことはないし、自も相當に強いからね。そのあたりの見極めは素晴らしいよ」

へー。戦える王ってことか。

そんなこんなで王城に到著。

「あー。なんかでかい建あるなーって思ってたけどこれが王城だったのか」

「逆になんだと思ってたんですか」

うるさいぞレイン。びびって黙ってるのにこんな時だけしゃべるなよ。

「あ、キラさん!」

一人が気づくと兵士が一斉に寄ってくる。

「今度また稽古つけてください!」

「剣の振りについて質問があるんですけど……」

「抱いてください!」

おいなんかやばいのが紛れ込んでないか?

「慕われてるな」

「おかげさまでね。ありがたいことだよ」

そう言って笑顔を振りまいてる。好青年すぎるな。

まあ一部からは悪意に似たなにかを向けられてるがこいつが気づいてないわけがない。

「あ、そっちのは誰ですか? なんかしたので?」

「それは彼らに失禮だよ。彼らは僕の客人だよ」

「そ、それは失禮しました」

「あぁ、いいよ」

なりからしてキラの客人とは程遠いイメージだったんだろうな。

悲しい。

まあ実際レベル2だから當然だけど。

あれ? そういえば……。

「レイン、お前レベルあがった?」

「あ、はい。レベル7になりました」

2階級レベル特進か。素晴らしいな。……。

くそっ! 相対的にどんどん役立たずじゃねーか。

「まあリブレさんの持ち味はレベルとかじゃないじゃないですか。大丈夫ですよ」

年下の口悪い奴に心読まれて勵まされた……。口悪いのに。

「今失禮なこと考えてません?」

鋭いな!

「あはは! 面白い二人だね。とりあえず僕は報告に行ってくるけど、このロザリオ持っててね。これがあればまあ城だいたいは行けるから。お呼びがかかるまで探検しててよ」

「わかった。控えめに言っててくれよ?」

目を付けられたくないし。

「善処するよ」

そう言って爽やかスマイルを振りまきながら報告しチクリに行った。

さて。

「大丈夫か?」

「なんでリブレさんはそんなにいつも通りなのか知りたいですよ……」

だって知識無いし。怖がるものがない。

「まあキラに探検してろって言われたし適當に歩くかー」

そう言って歩き出すと一人じゃ心細いのかレインもついてくる。

「しかし、このロザリオはすごい威力だな」

これ見せるだけでどこでもほいほいれるぞ。

「で、ここどこだ」

「やっぱりですか……。迷いがないからなんでだろうなと思ってましたけど……」

そんなのなにも考えてないからに決まってるだろ?

「ええ、もうさすがに慣れましたよ」

「何者です!」

ふいに見るからにやんごとなきお嬢様な人に呼び止められた。

「あ、えーと、キラって人の友人で、ほら」

ロザリオを見せると

「あのキラがそのロザリオを手放すはずがありません! おおかた盜んできたのでしょう!」

そう言って臨戦態勢にる。

あ、やば。この人強いわ。

「姫! おやめください!」

「キラ!」

危ねぇ。姫と一戦えるとこだった。

「無事でしたか! 大丈夫です。私があなたのロザリオは取り返します!」

まだ勘違いしてんのか!

「彼らは僕の友人ですよ!」

「え」

きが不自然なところでとまる。

「ほんとに?」

こちらに聞いてくるので

「さっき言ったけど……」

……。

「ごめんなさい!!」

ものすごい勢いで謝ってきた。

「私ところどころ思い込みが激しいところがあって……」

だろうね。

「どうかご無禮を許してください!」

「いやまあいいけど……」

「僕は死ぬかと思いました。また」

レインは完全にとばっちりだしな。

「はぁ。姫はこういうところがあるのでどうかご容赦ください」

「いやいいんだけどな? で? 呼ばれたのか?」

「あ、そうです。王がお會いになるそうで」

「よし、行こう」

ここの空気重たいし。一言で言ってあんまいたくない。

「ほう、おぬしか地下級サブテラニアを単獨で撃破したのは」

見るからに戦う王様ってじの見た目の王様だなー。

「そして貴様が……」

ん? 貴様?

「我が姫を泣かせた輩かーー!!!」

え。

「やっぱり親子なんで思い込みも激しいのは一緒なんですよねー」

なんで悟ってんだよキラ! まだ死にたくないんだけど!

「天誅を下してくれるわー!!」

「なんでこうなるんだー!!」

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