《戦力より戦略。》化粧のやりすぎかどうかはどこなんだろうね
「ねえ!あなたたちキラとどういう関係なの!?」
なんか茶髪で髪巻いてて化粧綺麗にしてる人がキレてる。これキラのために気合ってるなあ。素で可いと思うけどな。
「いや、友達?」
「そうだね。今はパーティーメンバーにもなったけどね」
あ、そういう余計なことを言っちゃう……。
「なんで!? 私とはパーティー組んでくれたことないのに!」
そうなの? こんなにアプローチしてそうなのに。
「仕方ないじゃないか。僕は王の命のもと行してるからね。自分勝手に行するわけにはいかないんだよ」
「じゃあ彼らとは王に命じられたってこと?」
「そうだね」
「なんでよ!? この人たち見たことも聞いたこともないんだけど!?」
いや聞いたことあってもだれか見ただけやったらわからんやん。
「いや、彼らは二つ名ダブル候補なんだ。今回の実績だけで候補に挙がったから知らなくてもしょうがないよ」
「二つ名? こいつらが?」
あ、こいつらって言いやがった。
「ねえ君。レベルいくつ?」
あ、それ聞いちゃう?
「2だけど……」
「2?」
今まで沈黙を守っていたクールビューティーが絡んできた。パッと見黒髪でキレイ系な見た目してるけど……。
「え、ちょっと君解剖してみていい?」
「いや、いいわけあるかぁ!」
いや知ってたよ。だいたい殘念なやつなんだよ。
「キラ君も解剖するけど君も解剖するよ!」
いや、なんですることは決定してるんだよ!! させねーよ!?
「リブレさん、リブレさん」
「なんだレイン」
「あの人【灰の科學者】ハンネさんです。思考回路とんでるけど周りの人の制止のおかげで向こう側にいかなくて済んでるっていう……」
やば……。ヘンなのに目つけられた。
「あっちのほうは?」
「僕知らないです」
「失禮な子ね!」
あ、重々承知してます。
「私は二つ名兵団ダブル・コープス候補生のマル・エイグよ! 兵団のなかではかなり上位にいるわ! そろそろ二つ名をいただくから覚えておきなさい!」
へー。育とかもしてるんだな。
「で、で? ほんとに君レベル2なのにキラ君の蹴りけ止めたの?」
おいこらキラ。何勝手にしゃべってんだよ。
「いや、ごめんね? 食いつきだすとこの人長いんだよ」
自分が逃れるためにしゃべりやがったな……。
「うんうん。それは王から目をつけられるだろうねー。で、どういう原理なのかな?」
「ほ、ほんとなの? 候補生でも全く歯が立たないっていうのに……。どうやったのよ?」
「いや二人同時に聞かないでほしいんだけど……」
こういう時はどうするかなー。
「レイン、どうする?」
「逃げますか?」
「だな」
レインいいこと言った。
「てことだからキラ、あとで會おう」
「うん、わかった。あとでね」
「あ、待った! 話は終わってないのよ!」
という聲をしり目に、
「いくぞレイン。リヴィ・バインド」
城の窓から周りの城壁にツタをかけてつたって逃げる。ちなみにレインは俺が左手に抱えている。
「ほんとに離さないでくださいよ!? 落とされたら死にますよ!?」
「わかってるってー。俺も前科1犯つきたくないしなー」
「そんな理由ですか!」
帰るか。また明日から迷宮に行かされるらしいし。
「レイン、夕食頼んだよ?」
「あ、あのバッグ城においてきました」
「はあーー!!!???」
【書籍化】外れスキル『目覚まし』、実は封印解除の能力でした。落ちこぼれの少年は、眠りからさめた女神達と優しい最強を目指す。【コミカライズ企畫進行中】
サーガフォレスト様より、1巻が6月15日(水)に発売しました! コミカライズ企畫も進行中です! 書籍版タイトルは『神の目覚めのギャラルホルン 〜外れスキル《目覚まし》は、封印解除の能力でした〜』に改めております。 ほか、詳細はページ下から。 14歳のリオンは駆け出しの冒険者。 だが手にしたスキルは、人を起こすしか能がない『目覚まし』という外れスキル。 リオンはギルドでのけ者にされ、いじめを受ける。 妹の病気を治すため、スキルを活かし朝に人を起こす『起こし屋』としてなんとか生計を立てていた。 ある日『目覚まし』の使用回數が10000回を達成する。 するとスキルが進化し、神も精霊も古代遺物も、眠っているものならなんでも目覚めさせる『封印解除』が可能になった。 ――起こしてくれてありがとう! 復活した女神は言う。 ――信徒になるなら、妹さんの病気を治してあげよう。 女神の出した條件は、信徒としての誓いをたてること。 勢いで『優しい最強を目指す』と答えたリオンは、女神の信徒となり、亡き父のような『優しく』『強い』冒険者を目指す。 目覚めた女神、その加護で能力向上。武具に秘められた力を開放。精霊も封印解除する。 さらに一生につき1つだけ與えられると思われていたスキルは、実は神様につき1つ。 つまり神様を何人も目覚めさせれば、無數のスキルを手にできる。 神話の時代から數千年が過ぎ、多くの神々や遺物が眠りについている世界。 ユニークな神様や道具に囲まれて、王都の起こし屋に過ぎなかった少年は彼が思う最強――『優しい最強』を目指す。 ※第3章まで終了しました。 第4章は、8月9日(火)から再開いたします。
8 98【書籍化・コミカライズ】無自覚な天才少女は気付かない~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~
各分野のエキスパートである両親と兄姉5人を持つリリアーヌ・アジェットは幼いころから家族から最高水準の教育を受け続け、15歳になった今ではあらゆる分野で天才と呼ばれている。 しかし家族が全員「この子はこんなに可愛い上に素晴らしい才能もあるのだから、自分くらいは心を鬼にして厳しいことを言わないとわがままに育ってしまうだろう」とそれぞれ思っていたせいで、一度も褒められた事がなかった。 ある日突然遠縁の少女、ニナが事情があって義妹となったのだが、いくら頑張っても自分を認めてくれなかった家族が全員ニナには惜しみなく褒め言葉をかける様子を見て絶望したリリアーヌは書置きを殘して姿を消した。 (ここまでが第8部分) 新天地で身分を偽り名を変えたリリアーヌだが、家族の言う「このくらいできて當然」という言葉を真に受けて成長したため信じられないくらいに自己評価が低い。「このくらいできて當然の最低レベルだと習いましたが……」と、無自覚に周りの心をボキボキに折っていく。 殘された家族は「自分を含めた家族全員が一度もリリアーヌを褒めたことがなかった」とやっと気づくのだが…… 【コミカライズ進行中】
8 170【電子書籍化】婚約破棄に乗り換え、上等です。私は名前を変えて隣國へ行きますね
アンカーソン伯爵家令嬢メリッサはテイト公爵家後継のヒューバートから婚約破棄を言い渡される。 幼い頃妹ライラをかばってできたあざを指して「失せろ、その顔が治ってから出直してこい」と言い放たれ、挙句にはヒューバートはライラと婚約することに。 失意のメリッサは王立寄宿學校の教師マギニスの言葉に支えられ、一人で生きていくことを決斷。エミーと名前を変え、隣國アスタニア帝國に渡って書籍商になる。 するとあるとき、ジーベルン子爵アレクシスと出會う。ひょんなことでアレクシスに顔のあざを見られ——。 ※エンジェライト文庫での電子書籍化が決定しました。詳細は活動報告で告知します。 ※この作品は他サイトにも掲載しています。 ※「小説家になろうnavi」で2022/10の朗読作品に選ばれました。
8 147全ての才能を一瞬で得た者
才能が無かった少年ロードは家族から馬鹿にされ、蔑まれていた。學園てはイジメられていた。 そんなロードがある事件をきっかけに才能と力に目覚める、目覚めた力で家族に學園の奴らに復讐目指し、邪魔するもの全てを破壊する物語。
8 187異世界転生者〜バケモノ級ダンジョンの攻略〜
pv【12000】越え! 私こと、佐賀 花蓮が地球で、建設途中だったビルの近くを歩いてる時に上から降ってきた柱に押しつぶされて死に、世界最強の2人、賢王マーリンと剣王アーサーにカレンとして転生してすぐに拾われた。そこから、厳しい訓練という試練が始まり、あらゆるものを吸収していったカレンが最後の試練だと言われ、世界最難関のダンジョンに挑む、異世界転生ダンジョン攻略物語である。
8 159異世界冒険EX
神木悠斗は異世界からの帰還者だ。女神に飛ばされ、無理難題を頼まれては解決してきた。何度も。 おかげでステータスも能力も、チート。だが、悠斗にとってはそれはどうでもいい事だ。 悠斗が望むのはただ一つ。 平和で幸福な生活。 今日も悠斗はそんな生活を求め、女神の呼びかけに応える。この冒険に終わりはあるのか? そんな疑問を持ちながら。 ……更新しようと思ったらアプリが再起動して消えちゃいました。また一萬字近くポチポチする気力が湧くまで申し訳ないですが、停止します。死にてぇ ジュエルセイバーFREE様の素材を使わせていただいています。 http://www.jewel-s.jp/
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