《戦力より戦略。》中毒って「毒」ってあるからやばいのが明確だよね
翌日。
俺達はルーリアの威のもとに発行された許可証をキラからけ取り堂々と城。
俺達に會うときはキラは毎回見張りを撒いて來ているらしくその苦労が忍ばれる。
「そういえば見張りって何人くらいいるんだ?」
「そうだねー。大抵5、6人ってじだけど」
てことは最低5、6人は黒幕候補に挙がるのか。面倒だな。
てか毎回5、6人を撒いてきてるのか。ほんと凄いな。
「黒幕が僕に見張りをつけてないっていう可能はない?」
「逆に聞くがお前が逆の立場だったらどうする?」
「愚問だね。僕を捉えられていない時間があるとしても捉えている時間があるだけ貴重だよ」
そういうことだ。
「じゃあお前は二人に話を聞くで行ってくれ。俺達はお前の影に隠れていくから」
「了解。できるだけゆっくり歩くよ」
まずは鉱學者のヤリガからだ。
「失禮します。キラです」
「おぉ、キラか。ってくれ」
初老の見るからに學者だな使っていう風の人だ。
白いロングコートと白の間のようなやつがかっこいい。あれしいなぁ。
「話は聞いたぞ。お前としてはワシのことも疑わねばならんだろうからな」
「恐です」
いい人っぽいしキラとも見知った仲なのか。キラの人を見る目はなかなかだろうから、それだけで警戒レベルは下げられるな。
「先生は鉱山の採掘権を持っていらっしゃるらしいですね。あれはどういった形で管理されているのでしょうか」
「あれはなー。すまんがワシは把握してないんじゃ。テンドのやつからあの石がの管理に役立つとか聞いてな。ワシはそういった研究はしてないから好きに使っていいということにしてしまったんじゃよ」
お? いきなりテンドが怪しくなってきたぞ。
とりあえずここはいいだろうと判斷し、キラの袖を引っ張る。
「わかりました。テンドのところに行ってみます。ありがとうございました」
「おぉ、気を付けてな」
部屋を後にし、とりあえずキラに文句をつける。
「お前さー。ヤリガさんが知り合いならそう言えよ。手間が一個省けただろ」
「先生を評価しろと言われると僕じゃ主観がっちゃうからね。君に見ていてしかったんだ。その様子だと先生は白なんだね?」
「あぁ、だろうな」
確定ではないにしろほぼ無いと言っていい。
「じゃあ次はテンドだね。気は進まないけど」
? キラがそんなこと言うなんて珍しい。
「まぁ見張りが來ても厄介だからすぐに済まそう」
「やぁやぁキラじゃないか! 今日はどうしたんだ?」
あぁ……。わかった……。
馴れ馴れしいなこいつ。
「いやー、僕が硝石を違うものにしてる犯人を捜しているのは知ってるだろ? 君も容疑者にれとかないといけないからね」
「む、そうだな! まぁあり得んが! ははは!」
ん? こいつおかしいぞ?
本・來・絶・対・に・あ・る・べ・き・も・の・が・な・い・。どういうことだ?
キラが応対に疲れたのか早く帰ってもいいかというジェスチャーをしてくるのでとりあえず退散。
ルーリアの部屋で対策會議だ。
「なぁキラ……」
「大変よ!!」
部屋を提供して出て行ったはずのルーリアが秒で戻ってきた。
「今ハンネがそこをうろうろしてたから捕まえてきたんだけど……」
「いやあたしは別になにも悪いことしてないよ?」
ハンネがひょっこり顔を出す。
「あの石の分検査が終わったんだが、アンフェタミンと同じような効果がでるかもしれない」
アンフェタミンって確か覚せい剤じゃなかったか?
「それ中毒が高いってことか?」
「よく知ってるね。その通りだよ。このまま食用に接させておくのはやめておいたほうがいいね」
くそ! まだ完全には絞り込めてないのに。
「ルーリア。お前化粧とかするか?」
「え?えぇ。それはまぁ……」
「ならファンデーション貸してくれ。ハンネはなんか黒い紙と明なテープの準備。キラは黒幕候補を全員集めてくれ。ルーリアの名前を出していい」
「じゃあ……」
「あぁ。悠長なこと言ってられなくなったからな。流れでやってみよう」
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