《戦力より戦略。》ランチェスターの法則ってなにをもとにしたんだろうね
「レベル2が? 2番隊と3番隊を任せられる私たちとやろうというのですか?」
へー。
一応隊長格なのか。
「仲間を侮辱されて黙ってるわけにはいかないだろ。そっちのおっさんとかそちらのお姉さんとかは簡単にはいかなそうだけど。お前らなら十分だ」
正直怖いけどな?
虛勢張ったほうがあいてもかっかするしな。
怒ってるっていうのは本音だし。
俺に強そうと言われた二人は「なぜわかった?」ってじで{疑問}が浮かんでいる。
俺にはわかるんだよな……。
タンドル・チンドルを含め、他の奴は全員こっちを警戒している。
もちろん、キラとマレイユさんは除かれるが、この二人は{自信}が表れていた。
たとえ俺がどれほどの使い手であっても負けない、よしんば負けたとしても簡単には負けないという自信がうかがえる。
その點、他の奴はそれがない。
経験がないのかな?
俺はこの能力のせいで他人から忌み嫌われ、幾度となくいじめの対象となった。
それで無駄に場慣れしてしまっているからこういうときに平靜を裝えるのだろう。
「いいよな、マレイユさん?」
「本來そのようなことをしている場合ではないのですが……」
「俺の実力がわからないと従うにも従えないだろ? 無駄に突撃命令なんか出されても困るしな?」
まぁ建前だけど。
マレイユさんは諦めたように、
「……仕掛けたのはこちらですしね。折角ですからわたくしも見學させていただくとしましょう」
話はまとまったな。
「で、ここではどんな形式でこういう模擬戦を行うんだ?」
「そうですね。ついてきてください」
マレイユさんが先導してくれたので歩き出す。
「勝算はあるのかい?」
キラが聞いてきた。
「あるわけないだろ? 相手のことも知らないのに勝てるとか言うほど馬鹿じゃない」
実際シンプルに怖い。
「冷靜さは欠いてないようだね。まぁわかってたけど。さっきのも釣・り・だろう?」
こちらの狀態を確かめたかっただけのようだ。
食えないな。
「まぁな。戦いってのは全ての要因の総合評価だ。正面からやったらそりゃ俺が勝てるわけがない」
負けるつもりもないけどな。
「ここです」
マレイユさんが指し示す。
「仮想訓練室?」
「えぇ。ここは本來のではなく、仮想による実戦形式の試合を行う場所です。各國に1つしか作れないという難點はありますが……」
VRってことか!
俺のテンションが一気に上がる。
この世界に來てVRを験できるとは思わなかったな!
「で、なんで1つだけなんだ?」
「2つ以上作ると壊れてしまうのです。恐らく神が管理しているのではないかと」
ヘスティアさんも大変だな。
「それで? あなたはどっちを相手してくれるんだ?」
タンドルが待ちかねたように言う。
俺はきょとんとして言う。
「え? 二人ともじゃないの?」
ざわっ。
周りがどよめく。
え、なに。
「……我々は雙子だ。連攜には定評がある。二人でやってそれをそちらの負けの言い訳にはされたくないのだ」
あー、確かにさっきからずっとおんなじを辿ってるな。
「まぁいけるだろ。なんなら2対2にするか? こちらもパートナーがいることだし」
レインを示すと、
「それで構わない。エルフを擁護するその考えごとへし折ってくれよう」
いきなり巻き込まれたレインは「ふぇ?」とか言ったまま固まっている。
大丈夫か?
こいつ。
【書籍化/コミカライズ決定】婚約破棄された無表情令嬢が幸せになるまで〜勤務先の天然たらし騎士団長様がとろっとろに甘やかして溺愛してくるのですが!?〜
★書籍化★コミカライズ★決定しました! ありがとうございます! 「セリス、お前との婚約を破棄したい。その冷たい目に耐えられないんだ」 『絶対記憶能力』を持つセリスは昔から表情が乏しいせいで、美しいアイスブルーの瞳は冷たく見られがちだった。 そんな伯爵令嬢セリス・シュトラールは、ある日婚約者のギルバートに婚約の破棄を告げられる。挙句、義妹のアーチェスを新たな婚約者として迎え入れるという。 その結果、體裁が悪いからとセリスは実家の伯爵家を追い出され、第四騎士団──通稱『騎士団の墓場』の寄宿舎で下働きをすることになった。 第四騎士団は他の騎士団で問題を起こしたものの集まりで、その中でも騎士団長ジェド・ジルベスターは『冷酷殘忍』だと有名らしいのだが。 「私は自分の目で見たものしか信じませんわ」 ──セリスは偏見を持たない女性だった。 だというのに、ギルバートの思惑により、セリスは悪い噂を流されてしまう。しかし騎士団長のジェドも『自分の目で見たものしか信じない質』らしく……? そんな二人が惹かれ合うのは必然で、ジェドが天然たらしと世話好きを発動して、セリスを貓可愛がりするのが日常化し──。 「照れてるのか? 可愛い奴」「!?」 「ほら、あーんしてやるから口開けな」「……っ!?」 団員ともすぐに打ち明け、楽しい日々を過ごすセリス。時折記憶力が良過ぎることを指摘されながらも、數少ない特技だとあっけらかんに言うが、それは類稀なる才能だった。 一方で婚約破棄をしたギルバートのアーチェスへの態度は、どんどん冷たくなっていき……? 無表情だが心優しいセリスを、天然たらしの世話好きの騎士団長──ジェドがとろとろと甘やかしていく溺愛の物語である。 ◇◇◇ 短編は日間総合ランキング1位 連載版は日間総合ランキング3位 ありがとうございます! 短編版は六話の途中辺りまでになりますが、それまでも加筆がありますので、良ければ冒頭からお読みください。 ※爵位に関して作品獨自のものがあります。ご都合主義もありますのでゆるい気持ちでご覧ください。 ザマァありますが、基本は甘々だったりほのぼのです。 ★レーベル様や発売日に関しては開示許可がで次第ご報告させていただきます。
8 62スクールクエスト!
主人公、延永守恒が通う學園には変わった部活が存在する。 その名も、人事部。 この部活は県內入りたい部活ランキング20年連続第1位であり、入部條件はただ一つ、人を助ける覚悟を持った人。 そんな人事部に『姉の七光り』でうっかり副部長に抜擢された守恒は絶え間なく続くスクールクエストの中で何を想うのか!? 王道學園ラブコメディー!! バトルもあるよ!
8 83転生して帰って來た俺は 異世界で得た力を使って復讐する
*この作品は、8~9割は殘酷な描寫となります。苦手な方はご注意ください。 學生時代は酷い虐めに遭い、それが影響して大學に通えなくなってからは家族と揉めて絶縁を叩きつけられて獨りに。就職先はどれも劣悪な労働環境ばかりで、ブラック上司とそいつに迎合した同僚どもにいびられた挙句クビになった俺...杉山友聖(すぎやまゆうせい)は、何もかも嫌になって全て投げ捨てて無職の引きこもりになって......孤獨死して現実と本當の意味でお別れした...。 ――と思ったら異世界転生してしまい、俺に勇者としての素質があることに気付いた國王たちから魔王を討伐しろと命令されてしぶしぶ魔族たちと戦った末に魔王を討伐して異世界を平和にした。だがその後の王國側は俺は用済みだと冷たく言い放って追放して僅かな褒賞しか與えなかった。 だから俺は―――全てを壊して、殺して、滅ぼすことにした...! これは、転生して勇者となって最終的にチート級の強さを得た元無職の引きこもり兼元勇者による、全てへの復讐物語。 カクヨムにも同作品連載中 https://kakuyomu.jp エピソードタイトルに★マークがついてるのは、その回が過激な復讐描寫であることを表しています。
8 82なぜ俺は異世界に來てしまったのだろう?~ヘタレの勇者~
俺は學校からの帰り道、五歳ぐらいの女の子を守ろうとしそのまま死んだ。と思ったら真っ白な空間、あるいはいつか見た景色「ここは…どこだ?」 「ここは神界今からチートスキルを與える。なおクラスの人は勇者として召喚されているがお前は転生だ。」 俺は真の勇者としてクラスメイトを復讐しようとした。
8 137いつか見た夢
ある日、突然妹が失蹤した。その妹のため、兄は裏の世界の住人になることを決意する。謀略と暴力が渦巻く世界に巻き込まれていった兄妹の姿を描いたアクション。ことの発端は、妹の友人にまつわるストーカー事件だった。 ※また、過去にあげた回は順次、見やすくしていっています。
8 62神籤世界の冒険記。~ギルドリーダーはじめました~
ガチャに勤しむ會社員郡上立太は、コンビニで魔法のカードを手に入れた帰りに異世界へと送り込まれてしまった。それは彼がプレイしていたゲームの世界なのか、それともよく似た別世界なのか。世界を統治する『虹の女神』と、彼女に瓜二つの少女の正體。彼がこの世界にやってきた理由。これはいずれ世界を震撼させることになる男、『塔』の冒険者たちを統べるギルドマスターリッタ・グジョーの物語である
8 162