《戦力より戦略。》捕虜はなにを目指して行するんだろうね

「んゅ……」

お、起きたか。

バッ!

起きた虎の獣人種の子は警戒しているようだ。

獣モードにこそならないが、頭とかのが逆立っている。

そりゃそうか。

自分を瞬殺したやつと愉快な仲間たちが起きて周りにいたらそういう反応になるわな。

「まぁ落ち著けって。お前をどうこうするつもりならもうなんかしてるって。なくとも縛ってけなくしたりするだろ?それをしてないってことでお前をどうにかするつもりはないってことにしてくれないか?」

「?」

あ、わかんない?

「逃げようと思えば逃げられるようにしてるんだから安心してくれってことだよ」

「その人いるから、逃げられない」

キラを指さしながらそう言う。

確かに。

「キラ、お前嫌われてるみたいだぞ」

「あんなことしたんじゃ當然だよ。僕は席をはずしておくね」

キラも空気をよんで一瞬で視界から消える。

それが怖いんだけどな……。

「さて、まずは名前を教えてくれるかな?」

「プリンセ」

「ほー、可い名前だね」

やべ、めっちゃプリン食べたくなってきた。

「今どうでもいいこと考えてましたね」

流石、鋭いなレイン!

「いや、そんなことはないぞ?」

「疑問形な時點でダメじゃないですか」

「ま、まぁそこはおいといて。とりあえずは逃げないってことでいいかな?」

「うん」

相手の見た目が8歳位だから俺の言葉も若干らかくなる。

「なんかその口調のリブレさんは怖いですね」

「そこはいいだろ!」

話がややこしくなるだろ!

「で、今はこっちの捕虜っていう立場になるんだけど……」

そう言った瞬間プリンセのが固くなる。

「あぁ、大丈夫。そんな扱いにはしない。俺たちは君たちとの融和を願っているんだよ」

「ユウワ?」

あ、わかんないか。

「仲良くしたいってことだよ」

「仲良く? なんで? 私たちが勝手に攻めてる。そっちにはこっちを倒してもなんも悪いことはない」

頭いいな。

そこはわかってるのか。

「それはそうなんだけどな。たださ、みんなが仲良くできればそれが一番だろ?」

「一番」

プリンセがコクリと頷く。

「ということでだ。俺たちはそちらの勢力を無でとりあえず退けたいんだよ。協力してくれる?」

「仲間、傷つけない?」

「當たり前だよ。みんな仲良く!」

「わかった! 私も頑張る!」

勝った。

「男の人がを騙してます……」

そんなこと言う!?

「騙すとか人聞きの悪いこと言うなよ! 一応は本心だぞ!?」

「みんな仲良くが?」

「その方が面倒がなくていいだろ?」

「なるほど。それは流石の一言ですねぇ」

だろ?

「じゃあ、とりあえずプリンセも仲間だな?」

力強くプリンセが頷く。

「仲間!」

よっしゃ。

「じゃあとりあえず城に戻ろう。向こうもプリンセが説得してくれれば止まるかもしれない。あ、そ

れはダメか」

脅されて言わされてると思って激昂するかもな。

まぁ、そこはおいおい考えよう。

      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください