《戦力より戦略。》會談には適任が行くべきだよね
「ふん、ここが王城?ちっぽけだな」
「そ、そんなこと言っちゃダメだよー」
「けっこう見晴らしがいいなーここ」
「ちょっと高いから怖いな…」
ライオン、ヒョウ、鷹、熊、4人の獣人種がってくる。
「お客様だぞ!外にいたから連れてきてやった!」
ケインが楽しそうに宣言する。
なんでそんな楽しそうなの…?まさかそいつらも…?
「あ、各種族の姫たちですね」
アミラさんが説明してくれる。
あ、やっぱり!?え、なんで?全員集合?そんなことある?
「おい、チーター族の!お前だけ行くとはどういうことだ!」
「私は代表として來ただけだが?」
「今回の件は我々六種族に平等に責任がある。話を聞かずにいるわけにはいかない」
へー。考え方しっかりしてるな。全員プリンセより年上なじだ。イメージ的には20代前半?
「ちょうど虎族のもそこにいるようだしな」
プリンセを見ながらライオン族っぽいヒトが話す。
「なんでプリンセがここにいるって知ってたんだ?」
「あ?なんだお前。なんでもなにもそいつが痕跡を殘してきたからだろ。虎族の長から娘がいるだろうから気にかけてくれと言われたしな」
なるほど。
「プリンセ、そんなことやってたのか?」
コクリ。
「どこか行くときには、行き先を伝える。大事」
いい子!!
ザッ!
「お目通り葉い栄だ、エルランド王。今回の一件は我々に全ての責任がある。これは後ろに控えている者たちにも共通の認識だ」
後ろのヒョウ、鷹、熊の代表も頭を垂れる。
「我らはどうなってもいいが、是非獣人族全に敵意を向けないでしい」
さて、王様どうする?
「頭を上げよ。わしらにも被害はなく、そちらにも食料などの點で困窮していてやむなくというのはこちらも理解しているところじゃ。そこでじゃが、今回の終戦にあたっての協定草案は見たかの?」
「はい、すばらしい容だったと記憶している」
「それを書いたのがそこの男なのじゃが…」
また?この「こいつが!?」っていう目を向けられるの。けっこう悲しくなるんだけど。どんだけ下に見られてたんだ俺。
「どうじゃ?そやつと共に今回の終戦にあたっての詳細をつめるというのは?」
は?
「あのような考えを持つ方と考えられるというのはこちらとしてはありがたい話なのだが…」
「あぁ、もちろん。そなたたちの一存では決められないであろうから、こちらからドルガバの方に使者団としてそやつを含めて送り出そう。皇帝もえて話をするといい」
「は。重ね重ねご配慮恐れる」
待て待て待て待て!!
「なんで俺の意思なく俺が行くことが決まってるんだ!?俺みたいなのを敵陣のど真ん中に放り込んで大丈夫だと思ってるのか!」
「じゃからキラも一緒に連れてゆくとよい。キラ、やってくれるな?」
「はい、ご命令とあらば」
「いや、でも、もっとふさわしい人がいるだろ!?大臣とか!」
「あの文を送ったのはお主じゃ。なにも知らん大臣では後れをとるかもしれん。お主しかおらんのじゃよ」
「でも…」
「リブレさん、覚悟を決めなさい。今、あなたは王からこの國を託されたのです。最善を盡くせばだれにも文句は言わせません」
マレイユさん…。
「頼みましたよ?」
わかりました!わかりましたからその左手の魔法やめて!実はさっきのレインのミニマム・ボルトでHP4割も削られてるんだから!初期魔法でこんな削られるとかやっぱ弱いな俺って思ってたとこなんだよ!そんなの喰らったらほんとに死んじゃう!
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