《戦力より戦略。》大抵〇〇の子供って親より強いよね

誰かさんの娘で実は姫でした!っていう展開はもうお腹いっぱいなんですけど!?

「わが娘をたぶらかした輩なんぞ極刑でも生ぬるい!限界までいたぶった後に地獄に送ってやるわ!!」

に覚えがございませんよ!?たぶらかしたとか結構な言い様だな!

「ぎゃああぁぁーー!!??」

魔王さんが手をかざしてきたのでどうせ魔がくると見積もって逃げる!

帰宅部にしてリレーに出場していた腳をフル稼働させる!

自分でも思ったけどそういう次元じゃないよなこれ!なんか脳が真面目に考えるの拒否してるわ。

 ギャリリリリッッッ!!

なんかよくわかんないのが地面を焦がしながら真橫を通りすぎていった。

あと一歩間違ったら死ぬ…!

「もう、やめなさい!」

ガツンッ!

「ぐほっ!」

パタリ。

リオンが魔王を後ろから棒みたいなので毆った。

近接得意だろうなと思ってたけど、ハンマー系の使い手か。刀が合わなかった時點でそうだろうなとは思ってたけど。なんか、あれだな。まともに見るとショッキングな映像だ。

めっちゃ痛そう。

「あれ?」

リオンが魔王をつんつんしてるが、ピクリともかない。

返事がない。ただののようだ。

それはそれとして、

「おいリオン!魔王の娘とか重要な報をなぜ言わない!?」

「重要だから言わなかったんだよー」

確かに。

もうただでさえ姫とか供給過多なのにこれ以上増えられてもどうしようもないですよ!?

道理でジャメさんに「お嬢様」とか呼ばれてたわけだよ!自分が仕えてた人の孫ってことだもんな!

「言ってたら構えちゃうでしょ?弟君によそよそしくされるのはいやだからねー」

…さっきはリブレって言ってたのに。

まぁ、構えてたのは間違いないだろうな。周りの姫様方が々特殊だからな。警戒はしてただろう。前例にれず、リオンもヤバかったわけだが。

「で、なんでここに住んでないんだ?」

姫ならあんなとこにいていいもんじゃないだろうに。

「いやー、前に言った獨り立ちの証っていうのも別に噓じゃないよー?」

「なんか疎遠になってたのか?」

「ううん。逆だよー」

逆?

「ちょっとが重すぎるというかー。なにもさせてもらえないというかー」

あぁ、子供に注ぎすぎて束縛するタイプの親だったわけか。

え、てことはだ。

「あのリオンを追ってきてた青年は何者になるわけ?」

「えっとー、所謂馴染ってやつかなー?ここの近くに住んでたんだよー」

やべー。一応向こうはリオンこいつを連れ戻すっていう正當があったんじゃね?

いや、あいつが自分の目的を主張しなかったのが悪い。ただでさえそんな事思い至らないだろうに、こちとら落ちてきたばっかりだったんだからわかるわけない。そういうことにしとこう。言われてたとしても素直に信じてたわけないとは思うけども。むしろ疑いを強めていた説まである。

うん、この話はこれで終わり!あの青年はどうにかなってることを祈ろう!

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