《戦力より戦略。》あだ名のイメージって大切だよね

「むぅ、あやつには追えと命じてはいたが、しっかり追っていたのだな」

あ、魔王起きた。

「なんの音沙汰もないからてっきり諦めたものかと思っていたが…」

うん、相當しつこかったね。あれはストーカー罪でいけるわ。あれだな、失敗してたから言わなかったんだな。

「なんであれに追わせてたんだ?」

「いや、あいつがだな?こいつを連れ戻してくるからそれが葉ったら結婚させてくれとか言って勝手に出て行ったのよ…」

「え」

ってことは半婚約者?なんかすげー悪いことした気分だ。

「パパ、私そんなの聞いてないんだけど?」

リオンさんがキレていらっしゃる…。目が據わってる。やばいな。

「いや、パパも許可したわけじゃなくてね!?あいつが勝手に話進めてね?」

「止めれなかったんだから同罪でしょうが!」

「理不盡!!」

ほんとに。

「そもそもパパが可い娘をよそへやるようなことがあるわけがないだろう!」

を張る魔王。

「バンフリオンちゃんをお嫁に出せるわけないだろう!」

「ねー?これは逃げたくなるでしょー?」

「なる」

「そういえばお前本名バンフリオンって言うの?」

「そうなんだよー、可くなくない?自分から名乗りたいとは思わないんだよねー…」

確かにバンフリオンはあんまり可くないかもな。後ろの3文字とってたのか。 

「だからこれまで通りリオンって呼んでくれると嬉しいかなー」

「そうさせてもらうよ」

バンフリオンなんて呼ぶには長すぎるしな。

「まぁ、俺も反省してだな?しはバンフリオンちゃんに自由をあげようとしてたわけだ。ところがそこに男が來たようなじがして呼び戻したわけだよ」

あ、俺?

「バンフリオンちゃんと朝チュンなんぞさせてたまるものか!」

あー、だから夜になる前に呼び出したわけか。

「しかも稱までつけてしまって…!」

「死ねー!!」

また!?

目の前に迫る電流の前に刀をつき出す。

目の前の電流だけ消えて、左右を電流が通りすぎていく。

この電流はあんまり速くはないんだなーとか意識を手放さないようになんの意味もないことに頭をまわすことしかできない。

「もう、やめてってば!」

「ぐえっ!!」

カクン。

リオンが魔王の後ろ首を引っ張って止めるが、それによって魔王の意識がとぶ。

どんな力で引っ張ったんだよ…。

魔王が意識を取り戻すまでの間、俺たちはどうやってリオンを特定したのかについて話した。

「マグザリスからも聞いてなかったみたいだしー…」

「待て。マグザリスって誰」

「え?あー、馴染のことだよー」

あいつそんな名前だったのか。

「ちなみになんて呼んでたんだ?」

「んー?マグって呼んでたよー」

マグ…。一気にくなるな…。

「うぅ…」 

魔王、再び生還。

「なにがダメなんだバンフリオンちゃん!?」

名前の主張が凄い。

「理不盡に友達を傷つけようとするとこだよ!」

え?それだと理由があればいいってことにならない?

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