《名無しの英雄》8話
俺は外でスライムの生息する場所に向かっていた
「……」
俺は地下室の1件以來人間というものを信用出來なくなっていた
なら、と考えたのは奴隷だった
この世界には奴隷が存在する
奴隷は主人の言うことを命に関わらない限り基本的に言うことを聞く
まぁその奴隷の罪によって制約が変わるんだけどな
例えば借金奴隷なら奴隷が本気で嫌がることは強要できないし、主人が奴隷に手を出した時點で主人との契約が切れるようになっている
これが犯罪奴隷だと嫌がっていても言うことを聞く
殺人などの罪になると命に関わることでも命令できたりする
「やっぱり奴隷は必要か…?」
俺はそう考えていた
何故かというと俺は飯が作れないのだ
作ったとしてもとても食べれるものじゃない…
しかも今はお金が無いので明日をどうにかしなくてはならない
「うーん……」
俺が悩んでいると
カサッと音がした気がした
俺は気になって後ろを振り向くといきなり騎士っぽい人が剣を振り上げていた
「!?」
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俺はとっさに闇屬魔法を使って影の中に隠れた
「ちっ」
なんなんだあいつ!?
だが、闇屬魔法の影の中にる魔法は息をすると魔法が解けてしまう
俺はとっさだったので長く息が続かない
騎士っぽい人はそれが分かっているのか影を見つめていた
俺は観念して影の中を飛び出して素早く気配遮斷を使った
剣がこちらへ迫ってくるが防力に部分強化をしてでけるが流石部分強化、皮を切り裂くこと無く剣を弾く
俺は後退して距離を稼いだ
そして気配遮斷を解く
「なんだお前?いきなり攻撃してきやがって」
「ふん、避けやがってムカつくなぁ。初心者が」
なんだこいつ?どこかの貴族の騎士か?
ん?よく見ると腕に紋章みたいなものがあるな、あれが貴族の紋章かな?探ってみるか…
「お前、貴族の手先だな?」
「……」
決まりだな、貴族の手先だなコイツ
「お前を殺すことは命令なんだ。仕方無いだろう?だから大人しく殺されろ」
「……お前…ナメてんのか……?」
「……は?初心者がなにを」
言い終わる前に騎士の首からが吹き出していた
そして騎士の後ろには黒いマントを深く被った赤い目をした年が立っていた
年の目は全てを拒絶するような冷たさと狂気が滲んでいた
「あーあ、マントが汚れちまったじゃないかよォ」
年の顔には笑顔が浮かんでいた
「さてェ、この騎士は何処の貴族の手先だァ?」
そう年は言って騎士の腕の紋章を剝がす
「これをギルドかなんかに持っていったら手掛かりになりそうだなァ」
そう言って年は首都に戻ろうと目を下に向けたら手首にある金のブレスレットが見えた
「さて、帰ろうか。やらなきゃいけない事も出來たし」
年は飛び切りの笑顔でそう言った
俺は今ギルドにいる
そこら辺にいる冒険者に聞き込みをしている
「ねぇねぇ、おじちゃんこの紋章に見覚えある?」
「んん?なんだ坊主?この紋章か?」
そう言っておじちゃんは紋章を見た
「あー、この紋章はこの王國のライ公爵のモンだが…」
「そっか、ありがとう!おじちゃん!」
そう言って俺はおじちゃんから紋章を返してもらう
次の日の朝王國では事件が発生していた
王國の重鎮であるライ公爵が殺されたのだ
ライ公爵は書斎の機の上でを切り裂かれ死んでいた
ライ公爵の書斎にはこれまでやってきた悪事に関する書類がばら撒かれていたらしい
王國の騎士が死を調べたところ公爵には抵抗した跡が全くなく、綺麗に脈を切られて聲を出すこともなく死んでいた
これまでの悪事が明るみに出たのでライ公爵1家は親族も含め全て斬首の刑に処された
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※書籍化します! 10/1にKラノベブックス様で発売! コミカライズも決定してます! 史上最強の勇者である俺・ユージーン。 魔王を討伐した後、気づけば俺は貴族の息子・ユリウスとして転生していた。 どうやらこの世界の俺は、魔力ゼロの忌み子として、家から見捨てられていたらしい。 優秀な雙子の弟と比べられ、わがまま王女な婚約者を寢取られ、學校や屋敷の人たちからは無能とさげすまれる。散々な日々を送っていたみたいだ。 しかし別人に転生した俺は、それらを全く気にせず、2度目の人生を気ままに過ごすことを決意する。 このときの俺は知らなかった。 ここが勇者のいた時代から2000年後の未來であること。 平和な世界では、魔法も剣術も、すさまじくレベルが低下していたことに。 勇者としての最高の剣術、魔法、回復術、體術を引き継いだ狀態で転生した俺は、衰退した未來の世界で、自覚なく最強の力を振る。 周囲の悪評と常識をことごとく覆し、戀人や家族、そして俺を馬鹿にしていた弟からは嫉妬される。 けれどそんなこと全く気にせず、俺は今日も自由をただ謳歌するのだった。 ※書籍化に合わせてタイトル変更しました 舊「落ちこぼれの兄の方が実は最強〜史上最強の勇者、未來の世界へ転生する。優秀な弟に婚約者を寢取られ、家や學校からも無能と蔑まれてたが、前世の力を引き継ぎ気ままに生きてたらいつの間にか目立ってた」
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